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Yamareco

記録ID: 2386497
全員に公開
ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

黒姫山 / 黒姫のルートはひとつじゃない!

2020年06月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:16
距離
15.6km
登り
1,014m
下り
1,002m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:46
休憩
1:29
合計
8:15
7:00
4
7:04
7:04
10
7:14
7:14
6
7:20
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8:20
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7
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11:10
32
11:42
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14
11:56
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12
12:27
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12:47
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11
12:58
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27
13:25
14:09
19
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14:29
20
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14:50
25
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大橋登山口付近に駐車スペースあり
コース状況/
危険箇所等
特に危険個所はなし
黒姫野尻湖PAに安置されているナウマン象の像。
2020年06月07日 05:58撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 5:58
黒姫野尻湖PAに安置されているナウマン象の像。
あれは妙高だろうか。かっけえな。
2020年06月07日 06:13撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
2
6/7 6:13
あれは妙高だろうか。かっけえな。
信濃町から望む黒姫山。信濃富士と称されるだけあって端正な美しい姿。
2020年06月07日 06:22撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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6/7 6:22
信濃町から望む黒姫山。信濃富士と称されるだけあって端正な美しい姿。
大橋登山口の水門。牧歌的な風景という他なし。
2020年06月07日 06:59撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 6:59
大橋登山口の水門。牧歌的な風景という他なし。
登山届を提出してスタート。
2020年06月07日 07:04撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 7:04
登山届を提出してスタート。
水が抜かれた古池。
2020年06月07日 07:23撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 7:23
水が抜かれた古池。
幽玄な沢の清らかな流れ。
2020年06月07日 07:39撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 7:39
幽玄な沢の清らかな流れ。
丸木橋で沢を渡る。
2020年06月07日 07:40撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 7:40
丸木橋で沢を渡る。
倒木の間をくぐり抜けていく。
2020年06月07日 07:42撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 7:42
倒木の間をくぐり抜けていく。
「タケノコ掘るな、見つけたら没収するよ」の看板。
2020年06月07日 08:11撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 8:11
「タケノコ掘るな、見つけたら没収するよ」の看板。
新道分岐。ここは大ダルミ方面へ向かいます。
2020年06月07日 08:20撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 8:20
新道分岐。ここは大ダルミ方面へ向かいます。
大ダルミの湿原。
2020年06月07日 08:47撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 8:47
大ダルミの湿原。
残念ながらミズバショウはほとんど終わっていた。
2020年06月07日 08:49撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 8:49
残念ながらミズバショウはほとんど終わっていた。
巨岩の間をすり抜けたりよじ登ったりして突破していく。
2020年06月07日 09:35撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 9:35
巨岩の間をすり抜けたりよじ登ったりして突破していく。
巨岩帯の上部には「天狗岩」との標識が。
2020年06月07日 09:38撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 9:38
巨岩帯の上部には「天狗岩」との標識が。
1,800mを過ぎると残雪が出てきた。
2020年06月07日 10:39撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 10:39
1,800mを過ぎると残雪が出てきた。
火口湖の峰ノ大池より小黒姫。
2020年06月07日 10:52撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 10:52
火口湖の峰ノ大池より小黒姫。
絵ハガキみたいな風景。
2020年06月07日 10:55撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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6/7 10:55
絵ハガキみたいな風景。
七ツ池の池塘群。小鳥が鳴いてのどかなことこの上なし。
2020年06月07日 11:02撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 11:02
七ツ池の池塘群。小鳥が鳴いてのどかなことこの上なし。
外輪山へ向かって登っていきます。
2020年06月07日 11:46撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 11:46
外輪山へ向かって登っていきます。
2,000m付近になるとハイマツが現れる。
2020年06月07日 11:51撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 11:51
2,000m付近になるとハイマツが現れる。
山頂直下の岩場の登り。
2020年06月07日 11:56撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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6/7 11:56
山頂直下の岩場の登り。
黒姫山(2,053m)登頂です。
2020年06月07日 12:01撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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6/7 12:01
黒姫山(2,053m)登頂です。
雲海がなければ野尻湖がキレイに見えるはずなのだが・・・。
2020年06月07日 12:31撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 12:31
雲海がなければ野尻湖がキレイに見えるはずなのだが・・・。
向こうに見えるのは後立山連峰だろうか?こんなに近くはないか。雲に覆われて輪郭がわからない。
2020年06月07日 12:44撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 12:44
向こうに見えるのは後立山連峰だろうか?こんなに近くはないか。雲に覆われて輪郭がわからない。
しらたま平。戸隠や高妻がよく見えるはずなのだが。
2020年06月07日 12:48撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 12:48
しらたま平。戸隠や高妻がよく見えるはずなのだが。
しなの木まで降りてきた。ここで遅めの昼食。
2020年06月07日 13:25撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 13:25
しなの木まで降りてきた。ここで遅めの昼食。
しなの木からは歩きやすい下りで割と早くに林道に着く。
2020年06月07日 14:51撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 14:51
しなの木からは歩きやすい下りで割と早くに林道に着く。
林道のゲート。やれやれ、戻ってきたよ。
2020年06月07日 15:16撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 15:16
林道のゲート。やれやれ、戻ってきたよ。
戸隠牧場のソフトクリーム。濃厚でめっさ美味い!!
2020年06月07日 15:44撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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6/7 15:44
戸隠牧場のソフトクリーム。濃厚でめっさ美味い!!
戸隠流忍法資料館。からくり屋敷とか超楽しい。
2020年06月07日 16:01撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/7 16:01
戸隠流忍法資料館。からくり屋敷とか超楽しい。
お待ちかねの戸隠蕎麦。絶品です。
2020年06月07日 19:48撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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6/7 19:48
お待ちかねの戸隠蕎麦。絶品です。
前回の戸隠山に引き続き今回もお世話になった武井旅館さん。久しぶりの宿泊客だったらしい。
2020年06月08日 09:15撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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6/8 9:15
前回の戸隠山に引き続き今回もお世話になった武井旅館さん。久しぶりの宿泊客だったらしい。
270年の歴史を誇る母屋。
2020年06月08日 09:16撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6/8 9:16
270年の歴史を誇る母屋。
翌日は鏡池に戸隠山を見に行く。絶景!!
2020年06月08日 09:36撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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6/8 9:36
翌日は鏡池に戸隠山を見に行く。絶景!!

感想

夫婦で連休が取れることになり、せっかくなので泊まりでどこかに登りに行こうという話に。以前戸隠山に登った後に食べた戸隠蕎麦が絶品だったのでまた食べたい、しかしもう戸隠山は勘弁というひるねの意見から戸隠近辺の山をいくつか候補に挙げた結果、二百名山であり北信五岳のひとつ、黒姫山(2,053m)に行くことと決まった。
この山には黒姫伝説という民話が伝えられている。室町末期、日野城主高梨政盛には黒姫という美しい娘がいたが、近くにある池の主である竜に見初められ、若者に姿を変えた竜から求婚を受けることになる。人間でない者に嫁がせるなどもっての外と政盛は竜を迫害する。これに怒った竜は付近一帯に大洪水を引き起こし、許しを乞うた黒姫とともに山に消え、その山を人々は黒姫山と呼ぶようになったのじゃそうな。伝承によっては姫が竜を剣で退治したり、逆に恋仲になったりと多少の内容の変化はあるものの、大筋においてはだいたい上記のようなものらしい。

さて黒姫山の位置する場所は、すぐそこに新潟があるという長野県の北の端である。堺を前夜10時半に出発し、休憩や仮眠をはさみながら名神→中央道→長野道と夜通しかけて爆走、黒姫野尻湖PAに到着。このPAには野尻湖から化石が発掘されたナウマン象のブロンズ像(象の像というやつだ)が安置されていたりする。信濃町ICを下りると信濃富士とも称される黒姫山の円錐形がドドーンと大迫力で出迎えてくれる。さらに北の方に見えるゴツゴツした山は妙高山であろうか。か、かっけえ!いつかあの山にも登りに行こう。
高速を下りると20分ちょいで戸隠牧場の近くにある大橋に着く。黒姫山の登山ルートは他にもいくつかあり、黒姫温泉へ戻ってくるルートなども候補に挙がっていたのだが、下山後に前回の戸隠登山の際にありつけなかった戸隠牧場のソフトクリームを食べたい&時間があれば戸隠流忍法資料館にも行きたいというひるねの希望により大橋登山口から登ることにした。さらに、先人の記録を読むと西登山道は下りではオススメしない的なレコがあったので、古池から逆8の字を描いての周回ルートを取ることにした。

7時に大橋を出発。水門の向こうに見えるのは妙高だろうか、なんとも牧歌的な風景で心なごむ。5分ほど車道を歩いて登山口に到着、登山届を提出して登山開始。20分ほどで古池に到着。中部電力が管理しているらしく、普段なら水面に映る黒姫が美しいらしいが、現在は何か水を抜いているようで、荒涼たる大地が広がっているだけで残念。
裾野が広くなだらかに広がっているのは火山ならではの特徴なのだろうか。徐々に登りが急になってきて、沢を丸木橋で渡渉したり、倒木と倒木の間をザックを引っ掛けながらくぐり抜けたりとそれなりに苦労しながら進み、8:20に新道分岐に到着。尾根のほうへは行かず、沢筋の道を進む。この近辺は戸隠竹細工の森に設定されているのだそうで、タケノコ掘るなという看板がそこかしこにある。一度作業服の3人とすれ違ったときに「登山ですか」と声をかけられたが、この格好で登山以外の何と思ったのだろう。もしかしてザックの中にタケノコでも持っていると思われたのだろうか。
分岐から30分弱で大ダルミに到着。一面は湿地帯になっており、もう少しし早ければミズバショウの花が咲き乱れている光景を目にできたようだ。残ってないか探してみたが、花が落ちかけのものが2、3残っているくらいだった。
ここからしばらくはほとんどアップダウンもないなだらか道を進むことになる。西登山口をすぎて10分ほど歩くといよいよ本格的な登りとなる。

小黒姫に向けてどんどん高度を上げていくと、後ろにはまだ雲海の上に雪の残る峰々が見えてきて思わずその美しさに歓声を上げる。あれはどこの山だろうか。雨飾あたりだろうか。
しばらく登ると巨岩がゴロゴロした一帯を通過することになる。岩と岩の隙間をすり抜けたり、大岩の上によじ登ったりとアスレチックに突破していく。今回は登りだったのでそれほど苦労なく通過できたが、なるほどここは下るのは多少めんどくさそうだ。巨岩群の一番上のあたりには「天狗岩」と書かれた標識があった。
巨岩帯を抜けると、右手に黒姫、左手に小黒姫を眺めながらの林の中の道となり、傾斜もやや緩やかになる。ある程度進むと今度は道は下りに転じ、急に残雪が登山道を覆い始める。この辺は日照が少ないのだろうか。ザクザクと雪を踏んで、時々ズボッと踏み抜きそうになりながら歩くのは楽しい。
やがて火口湖の峰ノ大池が現れる。そのままポストカードにしたいような美しさ。雪解け水だったらさぞ冷たいだろうと手をつっこんでみたら意外とぬるかったwww
さらに分岐をスルーして進むと七ツ池の池塘群が見えてくる。鳥がホーホケキョと鳴きのどかなことこの上なし。なんだここ。桃源郷か。
分岐まで戻って外輪山に登る。稜線に出たら山頂までは15分ほど。

12時前に黒姫山(2,053m)到着。
上空はよく晴れているのだが下界は雲海となっていて、本来なら野尻湖がよく見えるはずなのだが全く見えない。木々の間からは妙高が顔をのぞかせているがそちらもガスに覆われはじめている。ここで昼食にしようか迷ったが、日差しを遮る場所がないし天気も回復しそうにないので下山を開始することに。戸隠や高妻がよく見えるというしらたま平も同様の理由でスルー。
稜線を後にして急坂を降りていくこと約40分ほどで丸木のベンチがあるしなの木に到着。ここで昼食にする。ラーメンを食ったりコーヒーを飲んだりしてるうちになんか晴れてきてるっぽい。戸隠方面の雲が取れてる。おや?
しなの木からは傾斜も緩やかになり歩きやすい下り坂となる。20分ほどで新道分岐に戻ってくる。そこから今度は大橋林道に向けてしばらく下って行くと割とすぐに林道に合流する。
15:15に大橋登山口に戻ってくる。行動時間8時間か。いやーよう歩いた。

早速戸隠牧場へ。3年前に戸隠山からヘトヘトで降りてきた時には閉まっていてありつけなかったソフトクリーム、今回は無事やっていた。濃厚でめっさ美味い!
宿のチェックインまではまだ時間があるので、これまた前回時間がなくて行けなかった戸隠忍法資料館を見学に行く。展示の数々も興味深かったし、からくり屋敷も楽しかった。
晩は前回もお世話になった武井旅館に宿泊。信州サーモンに信州牛が美味い。そしてお待ちかねの戸隠蕎麦。これが絶品。コロナの影響で久しぶりの宿泊客だったらしく、しばらく蕎麦を打っていないので腕が落ちたとおっしゃっていたが、腕が落ちてこの美味さなら全盛時はどんだけ美味いんだ。
夜は夜通しの運転&長時間山行の疲れもあってか泥のように眠る。
翌日は朝から快晴。せっかくなので鏡池に戸隠山を見に行く。こりゃ美しい。絶景です。旅の最後にいい思い出となった。

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