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記録ID: 238828
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雪山ハイキング
四国

自分史上最悪の山行;冬の銅山越(1986)

1986年01月26日(日) [日帰り]
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GPS
07:50
距離
20.6km
登り
760m
下り
1,828m

コースタイム

10:40 東平(とうなる)手前ー12:30角石原ー13:30-14:10銅山越ー15:10東平ー16:30端出場(はでば)
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
県道47号から東平までの道は、途中から雪が出てきて、チェーンがないと行けない状態だった。
コース状況/
危険箇所等
東平(とうなる)から角石原までは雪も少なく、アイゼンは不要だった。角石原から上は積雪20〜30cm、トレースなし、アイゼンを使用。
雪の銅山越 手前中央は西山、その向こう、左に笹ヶ峰、右には黒森山のシルエット
2012年09月30日 11:05撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1
9/30 11:05
雪の銅山越 手前中央は西山、その向こう、左に笹ヶ峰、右には黒森山のシルエット
銅山越から新居浜市内を見下ろす。眺望がよく、瀬戸内海もよく見えた
2012年09月30日 11:05撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:05
銅山越から新居浜市内を見下ろす。眺望がよく、瀬戸内海もよく見えた
銅山越の手前から雪をかぶった西赤石あたりを望む
2012年09月30日 11:05撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:05
銅山越の手前から雪をかぶった西赤石あたりを望む

感想

【山行No 89】

※ 当初、この日は赤星山へ登ろうと考えて、土居町まで行くが、登山口が一向にわからない。
  うろうろしたが時間が過ぎるばかりなので、方針転換して、西赤石山に行くことにした。

 ・西赤石への通常の登山口は(この当時は)鹿森ダムからだが、時間も遅くなっているので、
  東平(とうなる)から登ることにし、東平への林道を進む。
  しかし、はじめは雪の影もなくすいすいと進んでいたものの、
  東平が近づくにつれ、道には雪が凍って、タイヤが滑り始めた。
  タイヤチェーンも持っていないし、バックで後ろに戻ろうとしても
  スリップして方向が定まらず、これでは命がいくつあっても足りない状態だ!
 ・しかたないので、思案の末、車を道脇に置き去りにすることにし、なんとか道の少し広くなった場所に車を止める。
  でもこのまま下山するのもしゃくなので、車はそのままにして、行けるところまで山を登ることにした。

10:10-10:40 東平手前
 ・東平、第三通洞を経由し、銅山越への道を向かう。気温はマイナス2℃と低い。
  第三通洞からは柳谷ルートで登る。この道は雪も少なく、天気もだんだんと回復して青空も見えてきた。
12:30-50 角石原(銅山峰ヒュッテ)
 ・ここから直登ルートで峠を目指す。雪は急に増えて20〜30cmの量。
  トレースもない。滑りやすいのでアイゼンを着けて登る。

13:30-14:10 銅山越(標高=1300m、気温=マイナス2℃)
 ・ようやく峠に着いた。
  できれば西赤石へ行こうと思っていたが時刻も遅くなってきたので、
  ここで今日は終わりとし、コンロでお湯を沸かしてカレーうどんの昼食とした。
  天気はだいぶ良くなり、笹ヶ峰、黒森山などを望むことができた。

 ・下りは第三通洞までアイゼンをつけたまま下る。快調な下り。
15:10 第三通洞
 ・車は置き去りにするしかないので、自分は麓までそのまま歩いて下山するしかない。
  鹿森ダムへの下山路を進む。
16:10 鹿森ダム

16:30 端出場(はでば)バス停
 ・バスで帰宅する。


※ 後日談
 ・この一週間後(2月1日)、車の救出のため、タイヤチェーンを購入してザックに詰め込み、
  鹿森ダムから登って車のところへ向かう。
 ・車をデポしたところにたどり着き、初めてのタイヤチェーンを装着する。
  エンジンも無事かかり、車で下り始める。
 ・これで一安心、無事下山かと思いきや、県道まであと1kmのところで
  なんと! 林道ががけ崩れで通行できなくなっているではないか!
  なんとも不運なことにガックリきたが、すでに17時を過ぎて日は暮れてきている。
  がけ崩れ地点に再度車を乗り捨てて、徒歩で下山する。
  夜になって暗くなった県道を、ヘッドランプ便りにとぼとぼと歩くのも、また侘しすぎる。
 ・2時間ほど歩き、19時過ぎにようやく麓に出て、バスで帰宅。


※ さらにその後日談
 ・さらにその一週間後、市役所から電話で、「がけ崩れ箇所を修復した」との連絡があった。
  車は中古車だし、そのままあきらめようかとも思っていたが、
  電話を受けて2回目の救出作戦に向かうことにし、友人の車に乗せてもらい、車を回収に行った。
  車のところに到着するとバッテリーもあがっていて弱ったが、
  友人の車の電気でなんとかエンジンを始動し、ようやく車で自宅へと帰着することができた。

 ・自分史上最悪、3週間がかり、計3回の、なんとも大変な山行きだった。
  チェーンなど装備の重要さを再認識させられた。 
  

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