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Yamareco

記録ID: 240646
全員に公開
ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

信越トレイル

2012年10月27日(土) 〜 2012年10月28日(日)
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yamaboke その他10人

コースタイム

27日 10:40平丸峠―13:05〜20仏ヶ峰―13:40〜14:00小沢峠ー15:20とん平
28日 7:15茶屋池―8:10黒倉山―8:35鍋倉山―10:10小沢峠ー11:30とん平
天候 27日快晴、28日曇
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
1.信越トレイルは公共の交通機関がないので、事前に宿などに送迎を依頼しておくことが必要。小1時間程度を覚悟するならば、とん平からなら戸狩温泉街へ歩いて下れます。
2.鍋倉山と小澤峠の間は獣の匂いがしました。とん平スキー場のゲレンデで親子4頭の熊が遊んでいるのを仲間が見ました。そばの道路には熊の糞もありました。熊にご注意ください。

感想

10月27日
9時に長野駅集合。戸狩温泉の民宿岸田屋さんのマイクロバスに乗り込む。1時間20分ほどで信越トレイル平丸峠(桂池)へ到着。陽がさんさんとさす絶好の秋日和。トレイルランの恰好をした7,8人の若者が軽々とコースに先行していった。明日、レースがあるとのこと。
10:40、出発(標高800m)。中古池の左岸を進み、北古池湿原の林道を行くと、信越トレイルの看板があった。杉林の中の路が続く。向かいの山肌に陽が当たって、黄色に輝く。早々に、歓声が上がり、写真を撮りまくる。コースは下り気味で、いくつかの沢を渡り、標高を80m位下げる。登り返して戸狩スキー場の上部ゲレンデにポッと出ると飯山盆地が広がり、千曲川がうねっていた。12:10〜12:35、スキー場を抜けた先でランチを取る。
出発するとすぐ仏ヶ峰登山口(830m)があり、コースを直角に北に取る。まっすぐ行けばとん平(たいら)に下る。仏ケ峰へ道はハイキングコースらしからぬ急なジグザグから始まる。ハイキングコースと甘く思っていると、300mの登りは意外と登り甲斐がある。
12:55、スキー場の上部に出た。閉鎖されたスキー場らしい。 仏ケ峰への尾根道は、日盛りの日差しを浴びて、紅葉がひときわ輝いていた。
13:05、仏ケ峰山頂(らしい)着(1140m)。道標もなく、良くわからないが、3等三角点があったので、山頂なのだろう。
13:40、山頂から小沢峠までの道は、登りの長さに比べるとあっけなく、20分位で到着した。14:00、出発。紅葉に囲まれて、とん平へゆっくりと下った。
15:00、とん平スキー場の、ゲレンデ上部に着いた。展望が開けている。携帯が通じず、レストハウス周辺(700m)に下って携帯で宿に迎えを依頼するが、11名中8名は歩いて帰ることにする。残った3名は、バスを待つ間、ゲレンデを走り回る黒い動物を見たが、それはなんと、3頭の子熊と1頭の母熊だったそうだ。私たちはアスファルト道路を下る。前方には、千曲川をはさんで、野澤スキー場、毛無山、志賀高原(岩菅山が目立っていた)の広大な光景が広がっている。道路にクマのどす黒い置き土産を2個発見。道路わきに“百体観音”という案内のある山道があったので、そちらに入った。道脇に点々と1体ずつ、100体の小さな石仏が鎮座されていた。山道の出口に神社があって、急な石段の奥に大岩が祭られていた。
16時過ぎ、岸田屋に帰着。
10月28日
天候は9時頃から崩れるとのことで、早めに勝負と、6時半、宿のマイクロバスで茶屋池に送ってもらう。高度が上がるにしたがい、暴風のよう風が吹いていて、木立が激しく揺れていた。茶屋池には休憩所とトイレがあった。池の湖畔には、2、3の人がカメラを三脚に据えて、シャッターチャンスをうかがっていた。
7:15、茶屋池(1080m)発。 小雨まじりの風が強く、道路面には一面落ち葉が散らばっていた。湖畔の樹林の中に入ると風が避けられるが、どこまで行けるのやら。関田峠を経由するルートを右に分け、湖畔のルートを詰めると、休憩所のほぼ対面の場所に筒方峠へ行く道があった。そこを進むと、あっけないほど早く尾根に出て、あっさりと北側の新潟側が見渡せた。背後から風の音が狂おしくとどろき、風にあおられて落ち葉が空に舞を乱舞する。黒倉山までは、背の低いブナ林の尾根道を登る。標高差は100m程度、急ではない。
8:10、黒倉山(1242m)山頂着。新潟側の展望が良い。黒倉山から鍋倉山までは、水平距離で600m、一登りだった。
8:30、鍋倉山(1289m)着。関田山脈の最高峰。北側の木立の間から、妙高と火打山が、一部雲がかかっていたが、見えた。早々に小沢峠へゴー!8:45、出発。鍋倉山からの下りは100m程度あって、結構急だ。それから痩せ尾根になる。
高曇りの空の下、紅葉が赤に、黄に、鮮やかだ。左手は急斜面で、飯山盆地、野沢スキー場の景観が雄大。右側はなだらかな新潟側が望める。空に怪しく黒い雲が層状にかかっている。強風はいつしかやんでいた。
ところどころで、濃密にけだものの匂いが立ちこめていた。わざとにぎやかに騒ぐ。この日、すれ違った登山者は男性一人だった。小沢峠から南はトレイルランのレースが行われていたので、熊がうるさくて逃げてきたのか。天気予報が悪かったせいもあるが、紅葉の盛りの時期に、人気の信越トレイルということで人出を心配していたが、まあ、こんなものだ。動物も油断して出歩いていたのかもしれない。
9:30、振り返ると鍋倉山のピークが三角錐にきれいに見える。ブナ林の中で一休み。一時、パラパラと雨が降ったが、傘を出すまでもなくやんだ。両側に大きなブナが並んだきれいな林を進むと間もなく小沢峠だった。
10:10、小沢峠着。鍋倉山から1時間ちょっと。こんなに近かったの・・・。とん平へ下る。時間と陽射しが異なり、湿度を帯びた紅葉で彩られた道は、新しい路を歩いているようだった。熊がかじった道標もみる。熊は新しいペンキの匂いが好きだそうだ。
11:30、とん平スキー場着。今日は、高原寺という案内にしたがって右へ行くと、戸狩スキー場のゲレンデに出た。おりしも、トレイルランの表彰式をするところだった。樽酒を私達にまでふるまってくれたのだった。

詳しい記録は山ボケ猫のブログに載っていますのでご覧ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/yamabokesya/diary/201210270000/
http://plaza.rakuten.co.jp/yamabokesya/diary/201210280000/
(28日の記録は11月3日アップ予定)

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