荒島岳（帰りがけに深田久弥山の文化館へ）

2012年11月10日(土) [日帰り]

• GPS: 04:09
• 距離: 9.4km
• 登り: 1,268m
• 下り: 1,262m

コースタイム

【往路】
9:55勝原スキー場駐車場 - 10:45トトロの木 - 10:55白山ベンチ - 11:00深谷の頭 - 11:25シャクナゲ平 - 11:50前荒島 - 12:05荒島岳山頂（昼食）

【復路】
12:20荒島岳山頂 - 12:35前荒島 - 12:55シャクナゲ平 - 13:15深谷の頭 - 13:20白山ベンチ - 13:30トトロの木 - 14:00勝原スキー場駐車場

天候

曇時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

福井方面から勝山、大野経由で勝原スキー場（登山口）まで。
駐車場はかなりの台数が停められる。
この日は30台程度停まっていた。
トイレあり。

コース状況／危険箇所等

危険個所なし。
山頂でもドコモの携帯は通じる。
下山後にアンケートを書くとバッジがもらえるらしい。

写真

11/10 9:53

勝原スキー場の駐車場はこんな感じ。

11/10 9:55

アンケートを書いて応募するとバッジがもらえるらしい。

11/10 10:00

スキー場の坂をズンズン登っていきます。

11/10 10:12

ススキの原っぱがなかなか壮観でした。

11/10 10:41

下の方は紅葉がきれいでした。

11/10 10:43

なかなかいい色。

11/10 10:44

トトロの木到着。

11/10 10:55

行きの白山ベンチ。白山は見えず。

11/10 11:45

木々の背が低くなってきたものの、ガスで展望はなし。

11/10 11:54

下に見える紅葉は美しい。

11/10 11:54

そろそろ山頂か。

11/10 12:06

荒島岳山頂到着。神社があります。

11/10 12:16

しかし山頂はガスガス・・・

11/10 12:27

うっすらと下界が。

11/10 12:37

勝山方面がピンポイントで見えます。

11/10 12:37

山全体が紅葉。雲の影のコントラストもすばらしい。

11/10 12:38

こちらは大野市街地方面。

11/10 12:54

朝よりいいが、白山は見えず。

11/10 12:54

雪と紅葉の組み合わせがすばらしい。

11/10 13:43

絵具で塗ったようなカラフルな紅葉。

11/10 13:54

ススキと紅葉。

11/10 15:31

帰りがけに石川県加賀市にある深田久弥山の文化館に立ち寄りました。

11/10 15:40

建物はかなり風情がある。

11/10 15:42

あの「日本百名山」の槍ヶ岳の直筆原稿です！

11/10 15:42

こちらは雨飾山の直筆原稿。

11/10 15:44

知らなかったけど、「世界百名山」も執筆中だったらしい。

11/10 15:46

深田久弥が亡くなった茅ヶ岳の写真も展示されていました。

11/10 15:57

銀杏の紅葉と建物がすばらしくマッチしていた。

11/10 16:07

こちらは深田久弥生誕の地。同じく加賀市にあります。

撮影機器：

PowerShot G12 CANON

感想

がんちゃん

週末はあまり天気が良くないということで、トレーニングと割り切って荒島岳に登ることにした。

夜勤で朝まで仕事だったので、終わったその足で石川から福井の勝原スキー場を目指す。
朝まで仕事とはいえ、徹夜しているわけではないので体調は特に問題ない。
実は隣県にも関わらず、大野に足を運ぶのは今回が初めてだった。
大野市はどこかに行く時の通り道となるわけでもなかったので、これまで訪れる機会がなかった。
勝原スキー場は意外と遠く、石川（金沢）から2時間を要した。

駐車場に到着したのは10時近く。
もう他の人は既に登り始めており、駐車場には誰もいなかった。
今回の目的はトレーニングということなので、いつもより軽めの荷物で、いつもよりハイペースで登ることにしている。

早速登山開始。
前回2回連続で雪山だったこともあり、アイゼンがないだけでもかなり脚は軽く感じる。
目標は2時間で登頂、ということだったが、若干オーバーしてしまった。
山頂に着くいたものの辺りはガスガスで眺望はなし。
仕方なく15分程度でおにぎりを食べると下山を開始した。

想像はしていたが、この山は人気が高い。
アプローチが楽な上に、標高が低いため気温もそれほど低くならない。
通常はシーズンオフのはずだが、この山に限ってはかなりの人がいた。

下山すると14時過ぎ。
せっかく福井まで来たのだから、帰りがけに石川県加賀市にある「深田久弥　山の文化館」に寄ることにした。
日本百名山の著者である深田久弥が石川県生まれであることは前から知っていたが、その生まれ故郷にある文化館にはこれまで行ったことがなかった。

文化館に着くと、人はほとんどいなかった。
300円の入館料を支払うと、おじさんが出てきて10分程度深田久弥についてマンツーマンで解説してくれた。
文化館の建物はかなり古い建物で昔は織物の工場だったそうだ。
入り口には大きな銀杏の木が2本あり、丁度紅葉の見ごろを迎えている。
こういう雰囲気の場所はとても好きだ。
コーヒーを飲みながらゆっくりしたいところではあるが、夕方の遅い時間だったので今回は見学に専念することにした。
特に目についたのは「日本百名山」の直筆原稿だ。
しかも槍ヶ岳のそれが展示されていた。
本で読んだ文面が修正されながらも原稿用紙に生々しく綴られている。
これだけでも来た甲斐があった。
その他にも、詩人としての深田、登山者としての深田、といったこれまで触れることがなかった面を知ることができた。

また少し、山の世界の懐に入れたような気がした。

今度はゆっくりコーヒーを飲みに行くとしよう。