絶景の稜線歩き・鳳凰三山周回(地蔵岳〜観音岳〜薬師岳)
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- GPS
- 10:25
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,813m
- 下り
- 1,803m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上に特に危険箇所はありませんでした。コース上に雪はありませんでしたが日陰は終日霜柱が凍ったままです。 稜線に出ると途端に風が冷たく強くなるので、これからはしっかりした防寒対策が必要と思われます。 復路の中道は、熊笹帯を抜けて最初に林道にぶつかるまでの斜面の巻き道は、落葉が積もって登山道が見分けにくくなっています。道標はありませんが赤テープがあるので見落とさないように注意が必要です。 コース上の鳳凰小屋は営業終了で冬小屋のみでした。薬師岳小屋は薬師岳から人が居るのが見えましたが未確認。 |
写真
感想
前回の仙丈ケ岳に続いて、南アルプスの鳳凰三山を周回してきました。
準備に手間取り、予定より1時間以上出遅れて6:40のスタートでした。最近日没も早いので、また最後はヘッドランプを気にしての下山は嫌なので、最初から飛ばし気味で行きました。
往路のドンドコ沢は、鳳凰小屋を過ぎるまではずっと樹林帯の中なので殆ど展望も無く暫く我慢が必要です。唯一の救いは中盤から立派な滝が幾つか見られる事ですが、先を急いで登山道から少し分かれないと見られない南精進滝や鳳凰ノ滝はパスしました。
気温は結構低かったと思いますが、樹林帯の中はほぼ無風状態で多少の陽射しもありスタートの30分以外は鳳凰小屋までインナー1枚で行けました。
朝一番は天気予報に反して曇りがちの元気の無い陽射しで稜線の眺望を危惧しながらの登りでしたが、地蔵岳の直下で眺望が開け出した頃から天候も回復し、綺麗な青空にオベリスクが屹立するのが見えると一気にテンションUPです!
頂上での眺望を楽しみにして最後のザレ場を踏み跡を探しながら抑え気味に登ります。ここは景観に配慮してからか下から見上げても道標もペンキも無いため一面のザレ場のどこを登るのが正解か少し迷うところですが、登り切って見返すと下りに対してはペンキも踏み跡もハッキリしています。
頂上からの景色は最高でした!甲斐駒、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳...と軒並み雪を冠した山々が青空に映えて目の前に迫ってくる感じです。振り返って八ヶ岳は山頂に少し雲がかかっていますが、麓の甲府の町並みが見渡せ雄大な景色です。ただ富士山だけはこの時点では完全に雲の中でお預けでした。
この絶景に勢いづいて荷物を麓にデポしてオベリスクに登ってみましたが、さすがに最後の一枚岩は登り切る技量と度胸がないので直前で止めておきましたが、上から見る景色もまた最高です!
下山時間が気になるので昼食はもう少し先にしてそのまま観音岳に向かいます。
ここからは岩場の稜線を左右に絶景を望みながらの最高に贅沢なコースです!
この日が南アルプス林道の乗合タクシーの最終日だった様で、夜叉神峠から縦走の方と数組すれ違いましたが、全般的に平日と言うこともあり非常に登山者の少ない静かな山行でした。
薬師岳山頂から中道への降り口は少し判り難く、山頂の2つのピークの間のハイ松の中にあります。このハイ松を抜けたところが眺望が開け風除けにもなるので丁度正面に見え始めた富士山を望みながら遅めの昼食を簡単に済ませました。
その後はひたすら樹林帯の中を高度を下げていきます。比較的足元がしっかりしていたので多少トレラン気味にどんどん下って何とか日没前には青木鉱泉に辿り着けましたが、熊笹帯を過ぎた頃からは足がパンパンでした。
最後の林道歩きでは、麓は晩秋の趣ですがまだまだ綺麗な紅葉を楽しめました。
下山後は青木鉱泉でお風呂に入ってサッパリしてから帰路に着きました。
今日もまた満足の一日でしたが、唯一残念だったのは確認不足でカメラの充電池が完全に空だったため写真撮影は終始スマートフォンで不自由したことです。来シーズンには是非、夜叉神峠から甲斐駒まで縦走してみたいと思いました。
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