上州のマッターホルン大岩と南牧三名瀑の1つ三段ノ滝
- GPS
- 04:10
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 726m
- 下り
- 726m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三段ノ滝までは整備されたハイキングルート。 三段ノ滝から先はところどころ踏み跡が薄かったり、変な踏み跡があったりもしますが、目印のテープは等間隔にあります。 碧岩手前の岩場はほぼ垂直なうえ、長いので注意です。 トイレは登山口駐車場にあり(紙あり) 水場は無し。駐車場に蛇口がありますが、飲用できるかは不明。 |
写真
感想
前日の表妙義縦走を終えて、そのまま道の駅にて車中泊。
4時頃起きて外を見ると、月も星も見えていた。これなら裏妙義にでも行けるかな?
再びウトウトして5時頃外を見ると、あらら…雲が広がってきた。やっぱりムリか〜
そのうちに白雲山の上部にはガスもかかってきて、裏妙義行きは完全にヤメ。
結局当初の予定通り、午前中にどこかサクッと登って、雨が降る前に帰ることに決めた。
幸いこの西上州には、変化に富んでいながらCTの長くない低山が結構ある。
今回はそんな中で以前から気になっていたうちの1つである、上州のマッターホルンの異名を誇る大岩に行くことにした。
道の駅みょうぎから約1時間で登山口の駐車場に到着。車が1台止まっているのを見て何となくホッとする。
駐車場には場違いなほど立派なトイレ。途中の三段ノ滝まではハイキングコースで、しかも三段ノ滝は南牧三名瀑の1つに数えられているので、南牧村にとっては重要な観光地であるが故でしょう。
実際その三段ノ滝までは殆んど高低差もなく、道も良く整備されている。居合沢に沿って途中何度も渡り返しながら歩いて行く。この居合沢も派手さはないが、苔むした岩と沢の流れが何とも良い感じです。
やがて小滝の右に架かるハシゴを登ると、少し先に三段ノ滝が見えてきた。内心あんまり期待していなかったが、思った以上に落差もあって良い滝だ♪ これならここまででも来る価値はありそう。
三段の滝と書かれた標識の先で対岸に渡って、そのまま斜面を登って行く。すぐ先のロープのある岩場の登りは、冬は凍結しそうで少し厄介かも。
滝を左に見ながら登って行くと右に大きな岩。こちらの方にも踏み跡があったので初めはそっちへ行ってしまったが、すぐにおかしいと引き返し、滝方向に赤テープを見つけた。こんな感じで、この先では変な踏み跡が所々ありました。
滝の最上部の左岸を行き、何度か渡り返すと標識があります。ここが二子岩との分岐で、右に居合沢、左に碧岩沢と2つ沢の出合でもある。
標識に従って左へ。斜面を乗り越すと碧岩沢に下り立ち、こちらも何度か渡り返しながら沢沿いを歩いて行く。
やがて白い標識があり、ここで沢は二手に分かれるのでテープに従って左の沢へと進む。
するとすぐ先で右岸の上の斜面にテープが見えた。ルートはこっちかと登り始めたが、ふと左岸を見るとそっちにもテープが見えた。
どちらからでも行けるのかな? 道を見比べると右岸の道は急な登り。一方、左岸の道は沢沿いのなだらかな道。ということで、悩むこともなくラクな方へ(笑)
ただ初めこそ緩やかでしたが、沢を離れると徐々に傾斜は増し、おまけにザレてたり粘土状で滑りやすかったりと大変でした(汗)
稜線へ出て1つコブを越すと標識があり、ここが碧岩との分岐。まずは碧岩へと向かう。
数分で大きな岩にぶつかり、ここを右から巻いて行き、テープに従って岩溝から反対側に出るとロープが下がった岩場が現れる。
ここを越えると今度はほぼ垂直の長い岩場。もちろんロープは下がっていますが、スタンス等はしっかりとあるのでフリーでもいけました。
ここを登ってしまえば、すぐ先が碧岩の頂上。頂上にはザックが放置されていましたが人の姿がない。と思ったら、一段下の斜面に持ち主の男性がいました。
この方が駐車場に止まっていた車の方で、聞けば昨日もここに来たが稜線に出る直前で同行していた奥さんの具合が良くなかったので撤退して帰宅。
それでもやっぱり気になって、今日再訪したとのこと。ただ近くに住んでいるならまだしも、東京西部からなんて何という根性でしょう(笑)
少し談笑した後、大岩へ向かうことに(ちなみにこの男性は先に大岩に寄ってから碧岩に来たそうです。)
先ほどの分岐まで戻って、今度は左の大岩方向へ。こちらもテープを追って雑木の道を進んで行くと、やがて岩稜にぶつかります。
ここは巻いて頂上まで行けるみたいですが、それではつまらないのでそのまま登って行く。ただし、この頃にはすっかりガスってしまって高度感がほとんど得られなかったのが残念。
大岩の頂上ではガイドブックで見た天を突き刺すような碧岩の姿を一目でも見たく、暫く粘ってみたがその願いは叶わず…
その間に3人組の人たちがやってきて、この方たちは最後の沢から右岸の道を登って来たとのことで、そっちの方が少しですが近道だそうです。
30分ほど頂上で粘ってみたがガスが完全に切れる気配はなく、仕方ないのでまたの再訪を誓って下山。
碧岩分岐の手前で人の話し声が聞こえたが行き違わなかったということは、初めに碧岩へと向かったのでしょう。
二子岩分岐の手前では若い単独男性とすれ違った。結局駐車場に戻るまでに出会った人は5人だけでした。天気がイマイチなこともありますが、表妙義に比べるとやっぱり地味ですからね(笑)
それにしても高曇りくらいを期待していましたが、上の方ではガスってしまって高度感がそんなに得られずやや不満が残った。
それでも短い行程の間に沢、滝、岩となかなか変化に富んでいて、歩き自体は楽しかった。
ここは再訪リストに付け加えなくては!
そして思ったことは、西上州の山はやっぱり面白い♪
コメント
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おはようございます。
午前中でサクッと回られましたね
登山を始める前は「日本の滝100選」を巡っていましたので
興味深く拝見しました。
「日本の滝100選」は70弱で停滞したままですが、、、
眺望なく残念ではありましたが・・・
西上州の山 、魅力を感じますね
navecatさん、こんばんは!
そういえば、山を始める前は滝巡りをしていったって言ってましたね
最近停滞気味とはいえ、100のうち既に70ですか
私も滝は大好きです
滝以外にも沢や渓谷など水の流れる音や風景って癒されて、いつまでもその場にいたくなります
今回歩いた南牧村には結構滝があるようですね!
http://www.nanmoku.ne.jp/modules/kanko/index.php?content_id=5
それにしても今日は肌寒いですね〜。
今ストーブをつけているんですが、その前でうちの子が体をのばして気持ち良さそうに寝ていま〜す
おじゃまいたします....。
滝に沢に渓谷、わたしも大好きです
沢の流る音って心地良いですよね とっても癒されます。
13/44黄葉と滝の景色も良いですね
丹沢では、どうやら雪がちらついているようです
いらっしゃいませ(笑)
今日は雨でくすぶっております
meichanさんも水音好きなんですね
そうそう、沢の音はホントに癒されます
水量が多い時の豪快な水音も、水量が少ない時の涼やかな水音もそれぞれ良いですね!
また季節によって紅葉や新緑が映えますね
それから沢ではありませんが、砂浜に打ち寄せる波の音も好きです。
丹沢は雪がちらついてきましたか
今日は下界も寒いですからね〜
早く雨止んでくれないかな…
大岩って名前の山があるのね〜知らなかった。
滝やロープや岩や…変化に富んでいて、楽しそう!
西上州の山ってほとんど知らない私(^^;)
表妙義と裏妙義は全然別なんだね〜
知ってたら逆にどんだけ〜って感じだよ(^^;
でも貪欲こまちには、これから知ってほしい山域だな
西上州には、こんな感じの魅力溢れる山や岩がいっぱいだよ〜
この手のトコが好きな人なら、ハマること必至!
さて、こまちさんはいかに?
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