記録ID: 2448586
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科
飯盛山〜平沢山〜JR鉄道最高地点
2020年07月23日(木) [日帰り]
ardisia
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:20
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 611m
- 下り
- 530m
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| 天候 | 小雨→激しい雨→小雨→曇り→小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
小海線の清里駅から徒歩。 ■帰り 小海線の野辺山駅まで徒歩。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
飯盛山・平沢山の周辺の登山道は、雨が降ると酷い泥濘や大きな水たまりになる箇所がとても多いので、ハイカットの登山靴を履いた方が安心だと思います。 |
| その他周辺情報 | 南牧村農村情報交流館の隣にある「ベジタボール・ウィズ」では、レストランで軽食を食べられるほか、売店で飯盛山の山バッジも買えます。 JR鉄道最高地点近くには数件の土産物屋があり、「鉄道最高地点神社」のグッズを買えます。 |
写真
今日から長野へ遠征なので、信州そば茶を飲んで気分を高めていきます。
清里駅に到着。今日はここからスタートして飯盛山を目指します。
清里は別荘地なので、駅前は土産物屋などが並んでいましたが、10時を過ぎてもシャッターが閉まったままの店が大半でした...
コアカソのように思えますが、イラクサ科の分類は苦手なので間違っているかもしれません。
大門川を渡る橋のたもとから入れるルートは、千ヶ滝経由のルートになるようです。
大門川。増水している時の水辺は危ないので、千ヶ滝には立ち寄りませんでした。
タケニグサ。背が高い草なので、こうやって斜めに生えていると撮りやすいですね(笑)
ノリウツギ。昔は和紙を作る際に、ノリウツギの樹液を糊として使ったそうです。
もう少しで咲きそうなヒヨドリバナ。南関東の低地と比べるとかなり涼しいので、それで花期がずれているのだと思います
ただの交差点...と思いきや、ここが飯盛山への登山口らしいです。
先程の牛が居た場所のすぐ近くから、飯盛山の山頂まで山道となります。
ミズナラ。この辺りの落葉広葉樹林では、ミズナラ＋カエデ類＋シデ類が高木層の主要構成種となっているようです。
三行脈の木...バイカウツギっぽいですが、ちょっと自信がないです。
ヤマアジサイ。標高が上がるにつれて、状態の良い花が増えてくる感じでした。。
緩やかな道が続いていて歩きやすいはずなのですが、傾斜の緩さが仇となって巨大な水たまりがあちこちに出来ていました。
雨の日には有難いあずまや。山道の開始地点と山頂の中間付近にあるので、晴れている日でも休憩ポイントとして最適だと思います。
綺麗なシモツケですが、雨に濡れてしょんぼりしている感じです。
あずまやの隣にはシカ柵がありましたが、扉が無い代わりに真っすぐ通り抜けられない（※S字状に通り抜ける）変わったタイプの柵でした。
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7/23 11:17
あずまやの隣にはシカ柵がありましたが、扉が無い代わりに真っすぐ通り抜けられない（※S字状に通り抜ける）変わったタイプの柵でした。
ウツボグサ。状態の良い花がなかなか見つからずに苦労しました。
ニガイチゴ。ヤマハンノキと同様に明るい場所に生えていました。
カワラナデシコ。まだ河原に生えているのを見たことはありません(笑)
この花は山頂近くのあちこちで見られましたが、花序がほとんど枝分かれしていないのでアカショウマかもしれません。
ウツギ。平地だと5月頃に咲く花を見られるとは思いませんでした。
飯盛山の山頂は狭いので、晴れている時は山頂直下にあるこの緩斜面で休憩するのも良さそうです。
今日は平沢峠（※しし岩方面）に下山しますが、平盛山という展望台のある"三沢"方面にちょっと寄り道してみます。
ニッコウキスゲは群生...というよりも散生という感じでしたが、雨の中登ってきた甲斐がありました！
イブキトラノオ。かなり強く雨が降っていましたが、働き者のハチが飛来していました。
ノハナショウブ。小群状のノハナショウブがあちこちに見られました。
展望台（平盛山）の周りには、ニッコウキスゲ・イブキトラノオ・ノハナショウブなどが生えていました。
巨大な水たまり。水たまりの縁を上手く歩けば、ある程度は靴の水没を回避出来ます。
ここで巻き道を使ってショートカットせずに、平沢山へと向かいます
ここまで緩い傾斜の道ばかりだったので、平沢山への道はかなりの急坂に感じられます(笑)
平沢山の山頂は開けているので展望が良さそうですが、この日は残念ながら...（以下略）
平沢山から"しし岩"へと下る道は、巻き道と合流するまで濃いササ藪の道でした。
巻き道との合流点。ここから先は、再び水たまりや泥濘との勝負になりました。
ガスでちょっと幻想的な雰囲気ですが、雨具を着ていると蒸し暑くてたまりません。
"宮司の滝"方面に下ると清里駅へと戻ってしまうので、"しし岩"経由で野辺山駅へと向かいます。
なんと野辺山駅から平沢峠までバスで来られるんですね。しかも運賃は無料だそうです。
平沢峠のトイレに入ると、山バッジのポスターが貼られていました。
山バッジをゲットするため、平沢峠からベジタボールウィズへと向かいます。
この看板の所で写真奥へと延びる道に進むと、JR鉄道最高地点まで直接行けるようです。
巨大なキャベツ畑。キャベツ以外にも、レタスやハクサイなどの畑もありました。
キャベツ畑の向こうには、国立天文台の巨大なパラボラアンテナ（電波望遠鏡）が見えます。
ここで野辺山どら猫を発見！3匹居ましたが、2匹は逃げてしまいました(笑)
1つ1つの畑がサッカー場になりそうなほど大きいので、トラクターなどの農業機械も大きなものを使っているそうです（※ベジタボールウィズの職員の方の話）
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7/23 13:24
1つ1つの畑がサッカー場になりそうなほど大きいので、トラクターなどの農業機械も大きなものを使っているそうです（※ベジタボールウィズの職員の方の話）
綺麗に整備された芝生の中に現れた建物がベジタボールウィズです。ここ南牧村は「村」ですが、かなりリッチな自治体なのかもしれません。
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7/23 13:30
綺麗に整備された芝生の中に現れた建物がベジタボールウィズです。ここ南牧村は「村」ですが、かなりリッチな自治体なのかもしれません。
ベジタボールウィズの食堂に入って、まずは信州大学のリンゴジュース（400円）で一服。
続いては山菜そば（650円）。かなり空腹だったので、あっと言う間に食べちゃいました。
筑波大学の川上演習林の脇を通って、北の野辺山駅に向かいます。
広大な畑が広がっていますが、防風林はそれほど多くなかったのが意外でした。
雨の中をひたすら歩き続ける時は、いつも以上に路傍の草花に癒されます。
小海線の踏切を渡ると野辺山駅は目の前ですが、次の列車までかなり時間があるので、JRの鉄道最高地点に立ち寄ることにしました。
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7/23 14:19
小海線の踏切を渡ると野辺山駅は目の前ですが、次の列車までかなり時間があるので、JRの鉄道最高地点に立ち寄ることにしました。
キリンソウ。漢字で書くと「麒麟草」かと思っていましたが、「黄輪草」と書くそうです(汗)
ソバの花。近くにソバ畑は見当たりませんでしたが、以前この近くで栽培していたソバが逸出したものと思われます。
踏切の前には、機関車の車輪が祀られた「鉄道最高地点神社」がありました。
野辺山駅前の銀河公園には、C56という蒸気機関車が保存されていました。
可愛らしい駅舎の野辺山駅にゴールイン。標高差の少ない「ゆるハイク」でしたが、大雨に見舞われて予想以上に疲れました。
野辺山駅から上り列車に乗って、小淵沢駅経由で松本駅を目指します。
松本駅に到着。夜の外食はお酒が入って特に危険なので、夕飯を買ってから宿へと向かいます。
装備
| 個人装備 |
ソフトシェル
フリース
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
日よけ帽子
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図（地形図）
GPS
筆記用具
笛
計画書
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
日焼け止め
ナイフ
ウェットティッシュ
保険証
携帯電話
予備乾電池
モバイルバッテリー
時計
小銭入れ
タオル
ストック
カメラ
クマ鈴
|
|---|
感想
[ルート]
計画段階では「清里駅から飯盛山に登って野辺山駅へ下りる」という、ガイド本にも載っているオーソドックスなルートでした。
当日は朝から雨続きでしたが、実際に歩いてみて時間と体力にかなり余裕があったので、後半にJR鉄道最高地点に立ち寄って鉄分を補給しました。
さらに短時間で登りたい時は、平沢峠まで車もしくは南牧村のバスで行けば、標高1450mからスタートしてサクッと登れるはずです。
また、現地に行ってから驚いたのですが、山頂付近はニッコウキスゲをはじめとした草花が沢山見られるので、天気が良ければ大展望と草原の草花を一度に楽しめると思います。
[展望・景色]
・飯盛山：山頂の周囲は完全に開けていたものの、あいにくの天気で展望はゼロでした。
・平沢山：山頂の周囲が開けていましたが、雨天で展望はありませんでした。
・しし岩：大きな露岩でしたが、遠目にはどこが獅子なのか分かりませんでした。
[動植物]
飯盛山の山頂近くでは、ニッコウキスゲ・ノハナショウブ・シモツケ・カワラナデシコ・ウツボグサ・イブキトラノオなど、様々な花を見ることが出来ました。
しし岩（平沢峠）近くではニッコウキスゲ・シモツケ・ヤマアジサイ・オオバギボウシ・オオマツヨイグサ・クサフジなどの花が見られました。
[飲食・お土産]
南牧村のベジタボール・ウィズで飯盛山の山バッジなどを買ったあと、レストランで山菜そば（650円）とリンゴジュース（400円）を頂きました。
[その他]
飯盛山の山バッジは、ベジタボール・ウィズとレストラン最高地点（JR鉄道最高地点に隣接する店）の2箇所で販売していました。
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