牧之原台地（丹野池〜横地城跡）

2020年07月24日(金) [日帰り]

• GPS: 04:20
• 距離: 32.1km
• 登り: 433m
• 下り: 432m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:20

5:39 スタート地点
9:59 ゴール地点

天候

くもり

コース状況／危険箇所等

ほぼ舗装路

写真

7/24 5:37

丹野池、初めてきたが、予想外の「丹野池ブルー」

7/24 5:43

丹野池は周回の散歩コースあり、マスコットが距離を教えてくれる

7/24 5:47

新しめの木道、にしても青い

7/24 6:05

茶畑とソーラーパネル

7/24 6:08

地名：菊川市牧之原

7/24 6:16

丸尾原神社
付近には〇〇原の地名が多い

7/24 6:24

最近見なくなったやつ

7/24 6:42

ここを右折
相良油田行ったときは、ここの左から出てきて南へ進んだ

7/24 6:48

小笠山かな

7/24 6:53

台地から下りきらないで尾根道を進む、展望は少なめ、日陰の道

7/24 6:55

今川義忠の墓、氏真の曽祖父
この時点では気付かなかったが、あとで行く横地城のフリ

7/24 6:57

受水槽、牧之原台地では水は貴重、調整池とともに各地に受水槽もたくさんある

7/24 6:59

塩の道にのっかていた、がすぐに外れる

7/24 7:07

正面にこんもりとしたものが…

7/24 7:09

…舟久保古墳
5世紀頃に造られたとみられる前方後円墳、前方部分は開発により削られており後円部分のみ残っている

7/24 7:08

北方面の眺めが良い

7/24 7:08

自信はないがあの山容は大無間かな…
冬で天気がよければ南アルプスや深南部までよく見えそう

7/24 7:19

寺ノ谷横穴群（五丁横穴）、古墳時代の横穴墓
草が生い茂っていてあまり見えない

7/24 7:28

赤土の八幡神社
地図を見ていて気になったので行ってみた、地名も釜太夫原と気になる感じ
後で調べたら境内に円墳があったり、付近に釜太夫横穴群というのもあったりする

7/24 7:31

赤土新池

7/24 7:45

朝日神社古墳、地形的には牛渕川の自然堤防上に位置しており、選ばれるべくして選ばれた場所、ちなみに菊川市内で沖積地に現存する唯一の前方後円墳

7/24 7:46

古墳と一緒にある朝日神社

7/24 7:53

黒田家住宅、四千石の徳川家旗本
現在も人が住んでいるようで表札あり、家の周囲を堀が囲んでおり、一目見て立派な家だとわかる、地図上もしっかり堀がある

7/24 8:00

おがさセントラルパーク

7/24 8:02

広い芝生広場

7/24 8:13

堤城跡、今川家臣・松井左衛門尉信薫が築城

7/24 8:15

進んでみたが墓地の中に入ってしまい行き止まり
正面は三角点があると思われる山、あそこかな〜

7/24 8:17

春日神社、ちなみにこの辺りも塩の道

7/24 8:20

堤城跡から奥の谷を抜け横地方面へ行こうと進んでいたら、水田沿いに気になるもの発見、土管を半分に割ったような水路、田んぼに水を運ぶならわざわざこんな形にしないのになんでだろうなと思いながら進むと…

7/24 8:21

…水路が途切れている！？が先にも水がある！？
少し考えたら、これは逆サイフォンか…調べると水路工事における工法で「伏せ越し」というものらしい…

7/24 8:28

…こんな大きな道も水路は渡る、でもなんで土管を割ったような水路かなと思っていると…

7/24 8:28

…いつの間にか水路は奥の谷方面に登っている、道路は登っているのに水路は緩やかに下っている
やはり牧之原台地付近では水が貴重であり限られた平地を有効に活用するための知恵であろう

7/24 8:31

水路はここに流れ込んでいる…

7/24 8:31

…登ってきた水路が、再び下って流れていく、すごい自然勾配の技術

7/24 8:55

工業団地内を抜け県道245を進むと、全国横地氏発祥の地、伝横地太郎家永の墓とあり気になったので寄ってみる

7/24 8:59

横地城跡への入り口、舗装路で車も通れる道

7/24 9:04

どうやら横地氏は今川義忠に滅ぼされたらしい、ちなみに義忠は帰り道に横地氏の残党に襲われ討死、それが先ほどの場所
横地氏は勝間田氏とともに斯波氏側について滅ぼされたらしい

7/24 9:04

城跡と言えば大事なのは井戸、完全に隠れている
にしても本丸からはかなり離れており、かなり大規模な城郭であったであろう

7/24 9:07

応仁の乱、西軍の雄、斯波義廉邸宅跡
大物の館があったよう、それだけ横地氏のこの地域での立場もわかる

7/24 9:10

横地城跡、見どころ満載

7/24 9:11

一騎掛駆、切り立った絶壁とあるが草木が生い茂り感じれない、それでも尾根というが土橋というかは不明だが、細い道であり地形を活かした守りの要であることは分かる

7/24 9:13

金玉落としの谷、訓練のため金の玉を落とし山に駆け上がって登り賞を渡していたらしい

7/24 9:13

ところどころユリがたくさん咲いている

7/24 9:14

二の丸にある横地神社、雰囲気のよい神社
静岡市の麻機の寺と縁があるよう

7/24 9:16

二の丸は展望はないが広い広場になっている

7/24 9:17

中城跡、横地城跡は尾根沿いに幅広く遺構が続いており、しかも解説版も丁寧にたくさんある、なかなかいい場所

7/24 9:20

横地城本丸（金寿城）、ここでも「金」

7/24 9:20

本丸からの景色、そこそこ展望あり

7/24 9:21

本丸付近はササが生い茂り、ユリがたくさん咲いていた

7/24 9:22

キレイ

7/24 9:34

横地城跡から地図上は尾根沿いの道が続いていそうであったが、草で生い茂っていたため一旦下る、途中丹野池の看板があった、横地城跡と丹野池を繋いでのハイキングもよさそう

7/24 9:59

丹野池に戻ってきて、コバルトブルー

7/24 10:00

丹野池は調整池、ここから水が流れ下流地域を潤している

7/24 10:00

にしても、この色は付近の調整池とは全く違う…

7/24 10:01

…調べてみると、どうやらアルミニウムの色らしい、北海道の有名な「青い池」と一緒か

7/24 10:02

撮影機器：

RICOH WG-5 GPS リコー

感想

mankanbou

先日の新野地区に行った時に、舟久保古墳に行けなかったので、それを絡めながらの牧之原台地散策続き。

丹野池をSTARTするが、池の色がコバルトブルーすぎて衝撃、いきなり予想外。これなら一眼持ってくればよかった…。季節を選んでくれば、なかなかステキな場所ではないだろうか。

軽く舗装路を登り、台地の上へ、そして地名もまさに牧之原。そのまま県道を南に下り、赤線を繋ぎながら、舟久保古墳方面へ。新野地区は城跡が多かったが、この辺りは古墳関係が多い。平地もそれなりにあり古代から人が住んでいた地域なのであろう。
平地部は旧小笠町の中心地であったであろう、多くの店や住宅がある。黒田家住宅なども見ごたえあり。そしてこの辺りでなにより見ごたえがあったのが、土管を割ったような水路、これは今まであまり見たことなかったし、地形をうまく利用しており凄い。

本日後半の楽しみは横地城跡、菊川城館遺跡群の一部として国の史跡として指定されており、その名に恥じない立派な城跡であった。ちなみに菊川城館遺跡群は他に高田大屋敷遺跡があるらしい…ここも行かなくては。

今日は4時間の予定であったが、事前の距離計測含めだいぶ甘かったようで、それなりのペースで進んだのに距離が長く時間オーバー、最後の丹野池へ戻る直前の丹野地区内で疲れたため自販機（伊藤園）でジュースを買ってしまった。