新雪たっぷりの荒島岳・・・山頂届かず。
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,215m
- 下り
- 1,215m
コースタイム
07:50 ゲレンデ上部
10:40 もちがかべ
12:30 1415mで敗退 13:25
13:55 しゃくなげ平
14:37 小荒島岳 15:07
15:38 しゃくなげ平
17:18 勝原に下山
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
三ノ峰に登りたい!
でも林道の雪が心配。
ダメもとで深夜、上小池へ雨上がりの林道を走る。
予想通り、徐々に残雪が路肩に現れだし、除雪された雪が迫ってくる。
このまま進んでも鳩ケ湯温泉以上は、おそらく除雪もされていない。
上打波あたりの広いところで早めのUターン。
無理してこれ以上行くとUターンも出来なくなる。
何よりまだラジアルタイヤだし・・・。
三ノ峰は諦めて荒島岳へターゲット変更。
翌朝、薄っすら積雪のゲレンデを登るが、凍った舗装路で滑って転倒。
左腰を強打・・・痛い。
腰の痛みを確認しながら登りゲレンデトップに。
なんとかこのままペースを落とせば行けそう。
くるぶしぐらいの積雪の夏道をツボ足で登る。
白山展望台、快晴に真っ白の白山が美しすぎる。
久々に見る白山の絶景。
雨を含んだ雪がとにかく重い。
トレースもない。
さすがに雪も膝下ぐらいになり、重い雪にツボ足は疲れてきた。
ここでワカンに。
少しは楽になったがズブっと沈み込む。
しゃくなげ平手前からトラバースしたかったが、まだヤブが多く歩きにくそう。
しばらく夏道を登る。
なんとかトラバースできそうなとこを見つけて左方向へ。
夏道に合流し、もちがかべの下まで来た。
この辺りは雪がより一層深い。
ここからの急登が正念場!雪との格闘が始まる。
まだ夏道がハッキリしているので夏道へ。
新雪が深い。
ストックで胸ぐらいまでの雪を切り崩しながら次の足場を作る。
崩しては一歩、また一歩・・・全く進まない。
11月にここまで雪と格闘することになるとは思っても見なかった。
新雪なので重い雪からは開放されたが、全身でのラッセルは疲れる。
このまま単独ラッセルでは山頂は厳しい。
誰か救援者はいないかと下を見るが誰も来なさそう。
ひたすら急登を汗を流しながらラッセル。
時折り景色が開放的に見え、真っ白な白山に元気をもらう。
切り崩してもまた現れる急登にもううんざり。
左腰は痛く、蹴り出して体を引き上げられない。
・・・まだまだ道のりは長いはず。
壁のような雪を崩して出たところが前荒島岳あたり。
ドカーンと白山・別山、乗鞍岳、御嶽山が見えるビュースポット。
ここでやっと山頂が見えた。
・・・が、まだまだ先。
夏ならおそらく30分かからない距離。
でも、この調子だと1時間以上は必要。
体力も限界に近いし、時間も12時半なので今日はここまで。
ここでゆっくり景色を眺めながら昼食とする。
久々の青空の絶景に嬉しい限り。
今年はこれまで天気が全くダメだったので、やっとという感じ。
昼食中に一人登山者がツボ足で登ってきた。
この登山者もここで引き返すと。
トレースを辿って何とかここまで来れた様子。
下りはトレースがあるのでサクサクと早い。
苦労して登ったもちがかべもあっという間に下り、しゃくなげ平。
時間もあるし、頂に立ちたいと思い、小荒島岳に寄り道。
しかし、気温も上がり雪はさらに重くなり歩きにくい。
倒木も多くすんなりとは進めず、山頂まで40分かかった。
やっぱり低くても頂は気持ちがいい。
雪を溶かしたアイスコーヒーを飲み休憩。
下りは夕暮れに染まる白山を眺めながらザクザクと。
急ぐことなく確実に一歩一歩を慎重に。
暗くなる前に駐車場に到着。
静かで厳しい雪山を11月に楽しめて満足な荒島岳でした。
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