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Yamareco

記録ID: 2464667
全員に公開
ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

戸隠山 蟻の塔渡り・剣の刃渡りの先にブロッケン

2020年08月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:39
距離
11.4km
登り
921m
下り
917m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:56
休憩
0:43
合計
6:39
6:00
6:00
8
6:25
6:25
14
6:39
6:46
56
7:42
7:43
40
8:38
8:46
15
9:01
9:01
38
9:39
9:41
48
10:29
10:38
12
10:50
10:50
6
10:56
10:57
44
11:41
11:41
5
11:46
11:47
12
11:59
12:00
5
12:05
12:09
3
12:13
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ から ガスの中、下山途中で雨、戸隠牧場で雨あがる
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸隠キャンプ場入口にある高妻山登山者無料駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
思ったよりもコースは整備されていた。危険個所もステップが切ってあったり、登山道の刈り払いもされていた。
但し、蟻の塔渡り、剣の刃渡りは怖かった。捕まるところがなく、コースは平らではなく、ゴツゴツとした岩だらけで、立ち上がって歩こうと思っても、岩に足を引っかけたらそのまま滑落しそうです。
戸隠牧場への下りも足を滑らせたら滑落しそうな場所もあるが、鎖が整備されているので大丈夫。それよりも大雨が降ったら、川の中を歩くようなルートなので、滑ったり、川が増水したりといった危険性も心配なところです。
本日は朝は曇り、その後に晴れるとの予報を信じて、登山者無料駐車場に到着。でも、新潟県境付近は大雨洪水警報で、土砂降りだった。長野県内に入ると路面は濡れていなかった。
本日は朝は曇り、その後に晴れるとの予報を信じて、登山者無料駐車場に到着。でも、新潟県境付近は大雨洪水警報で、土砂降りだった。長野県内に入ると路面は濡れていなかった。
トイレ横のさかさ川歩道入口からスタート
トイレ横のさかさ川歩道入口からスタート
いくつか分岐はあるが、奥社方向に行けば問題ない。
いくつか分岐はあるが、奥社方向に行けば問題ない。
奥社参道入口に到着。1年ぶりに歩く。
奥社参道入口に到着。1年ぶりに歩く。
随神門に到着。
この先から大木の杉並木が始まる
この先から大木の杉並木が始まる
いつ見ても素晴らしい参道です。
朝なのでほとんど人がおらず、静かです。
いつ見ても素晴らしい参道です。
朝なのでほとんど人がおらず、静かです。
少しずつ急になってゆく。
この辺りで修験者の一行を追い越す。
少しずつ急になってゆく。
この辺りで修験者の一行を追い越す。
奥社に到着。お参りして無事の登頂を祈願する。
奥社に到着。お参りして無事の登頂を祈願する。
奥社から少し下ったところに登山口がある。
登山届を提出。
奥社から少し下ったところに登山口がある。
登山届を提出。
危険個所多数!
核心部のルート図
核心部のルート図
いよいよ本格登山開始。
修験者のホラ貝が響き渡り、懺悔懺悔、六根清浄の祈り声が朝もやの中で聞こえる。
厳粛な雰囲気である。大峯奥崖道を縦走した時もこんな感覚だった。
いよいよ本格登山開始。
修験者のホラ貝が響き渡り、懺悔懺悔、六根清浄の祈り声が朝もやの中で聞こえる。
厳粛な雰囲気である。大峯奥崖道を縦走した時もこんな感覚だった。
いきなり急登が始まる。ゆっくり上っていく。
いきなり急登が始まる。ゆっくり上っていく。
いよいよ岩が出てきた
いよいよ岩が出てきた
どれもこれも垂直です。
どれもこれも垂直です。
ようやく最初の目的地である百間長屋に到着。
一休みして、これからの急登に備え、ヘルメット着用します。
ようやく最初の目的地である百間長屋に到着。
一休みして、これからの急登に備え、ヘルメット着用します。
ここの岩壁も垂直です。
ここの岩壁も垂直です。
西窟手前にある祠。鎖が無ければ登ることすらできない。どうやって作ったのだろう。
西窟手前にある祠。鎖が無ければ登ることすらできない。どうやって作ったのだろう。
いよいよ鎖場の連続です。
いよいよ鎖場の連続です。
湿った岩場を慎重に登り、
湿った岩場を慎重に登り、
右にトラバースして更に登る。
右にトラバースして更に登る。
下界はガスの中。全く視界なし。
下界はガスの中。全く視界なし。
次々に鎖がでてくる。
次々に鎖がでてくる。
鎖をつかみながら横移動。
鎖をつかみながら横移動。
胸突岩をよじ登る
胸突岩をよじ登る
出ました。本日のメインディッシュ。
出ました。本日のメインディッシュ。
さて、どんな様子なのか、恐る恐る岩を越えると、
さて、どんな様子なのか、恐る恐る岩を越えると、
ガスに包まれた蟻の塔渡りが見えた。
ガスにより下が見えないのが幸いだが、不気味さは半端ない。
2
ガスに包まれた蟻の塔渡りが見えた。
ガスにより下が見えないのが幸いだが、不気味さは半端ない。
近くに寄ってみるとエスケープルートの下りが見えた。下るのも大変。ここは一生の思い出に蟻の塔渡りに突入。
近くに寄ってみるとエスケープルートの下りが見えた。下るのも大変。ここは一生の思い出に蟻の塔渡りに突入。
幅50cm、長さ20m。
思った以上にゴツゴツしていて、平らなところはほとんどない。
場所によっては50cmもないぞ!
2
幅50cm、長さ20m。
思った以上にゴツゴツしていて、平らなところはほとんどない。
場所によっては50cmもないぞ!
む・・・無理。立てない。
いくら下がガスって高度感が感じられないといっても、このピークは立って渡れない。四つん這いで越える。
1
む・・・無理。立てない。
いくら下がガスって高度感が感じられないといっても、このピークは立って渡れない。四つん這いで越える。
写真で見ると広い道のように見えるが、岩に足を引っかけたら滑落しそうで怖い。ここでは一応立ち上がってみた。
写真で見ると広い道のように見えるが、岩に足を引っかけたら滑落しそうで怖い。ここでは一応立ち上がってみた。
でも横は果てしなく崖
でも横は果てしなく崖
その先も試練は続く。
その先も試練は続く。
狭い!怖い!
すごいルートだと痛感。何とか20mを通過。
すごいルートだと痛感。何とか20mを通過。
最後の難関。剣の刃渡り。
2
最後の難関。剣の刃渡り。
このわずかな区間が異様に狭い。立ってなんて歩けるわけない!
体を左側の崖に回して、剣の刃先を持って横移動した。
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このわずかな区間が異様に狭い。立ってなんて歩けるわけない!
体を左側の崖に回して、剣の刃先を持って横移動した。
振り返ると。狭い!
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振り返ると。狭い!
霧の中に浮かぶ蟻の塔渡りが不気味。
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霧の中に浮かぶ蟻の塔渡りが不気味。
ようやく危険地帯を脱出。
いい経験した。
ようやく危険地帯を脱出。
いい経験した。
最後の鎖場を上ると
最後の鎖場を上ると
八方睨に到着。やっと青空に出会えた!!
八方睨に到着。やっと青空に出会えた!!
この先はもっと危険な西岳登山道なので、行きません。
ガスがあるけど、やっぱり青空がいい。
この先はもっと危険な西岳登山道なので、行きません。
ガスがあるけど、やっぱり青空がいい。
百名山の高妻山がこんにちは。
あの最後の急登は辛かったな〜。いつかは乙妻山までチャレンジ。
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百名山の高妻山がこんにちは。
あの最後の急登は辛かったな〜。いつかは乙妻山までチャレンジ。
西岳方向のガスを見ていると、もしかしたら出会えるのではないかな・・・との予感。
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西岳方向のガスを見ていると、もしかしたら出会えるのではないかな・・・との予感。
待つこと5分。
出たー。ブロッケン現象!
1
待つこと5分。
出たー。ブロッケン現象!
数年ぶりに出会いました。
ガスで視界が得られなかったけど、大満足。
2
数年ぶりに出会いました。
ガスで視界が得られなかったけど、大満足。
さて稜線を先に進んで、戸隠山山頂に到着。
さて稜線を先に進んで、戸隠山山頂に到着。
九頭竜山を通過。
この稜線、上がったり下がったり似たような景色が延々と続いて、ガスで視界が効かないので単調なコースで飽きた。
九頭竜山を通過。
この稜線、上がったり下がったり似たような景色が延々と続いて、ガスで視界が効かないので単調なコースで飽きた。
一不動避難小屋に到着。
ここで休憩。まだ、陽射しもあり、この後天候が崩れることなど予想もしていなかった。
一不動避難小屋に到着。
ここで休憩。まだ、陽射しもあり、この後天候が崩れることなど予想もしていなかった。
戸隠牧場への下りにある氷清水。前回立ち寄った際に冷たくて美味し水であったことから、楽しみにしていた。冷たい水でした。
でも、雨が降ってきたので、雨装備に変更。
戸隠牧場への下りにある氷清水。前回立ち寄った際に冷たくて美味し水であったことから、楽しみにしていた。冷たい水でした。
でも、雨が降ってきたので、雨装備に変更。
帯岩のトラバース。濡れた岩場で滑らないように注意。
帯岩のトラバース。濡れた岩場で滑らないように注意。
氷清水から下の流れが集まって流れ落ちる不動滝。
流れ落ちるまで登山道なので、川の中の登山道といった感じ。
氷清水から下の流れが集まって流れ落ちる不動滝。
流れ落ちるまで登山道なので、川の中の登山道といった感じ。
下るとどんどん川が集まり、水量が増える。
川の端に登山道。
下るとどんどん川が集まり、水量が増える。
川の端に登山道。
滑滝。横の鎖を持って下る。
滑滝。横の鎖を持って下る。
滑らないように
川を何度も越えながら道を下る
川を何度も越えながら道を下る
相変わらず川の中に登山道が続く。
川の水量が増えたら大変。
相変わらず川の中に登山道が続く。
川の水量が増えたら大変。
やっとここまで降りてきた。
やっとここまで降りてきた。
牧場のゲートが見えた。ほっとする。
牧場のゲートが見えた。ほっとする。
あとは景色を楽しむ。雨も止んできた。
あとは景色を楽しむ。雨も止んできた。
馬やヤギなどが放牧。
馬やヤギなどが放牧。
バカでかいキャンプ場はガラガラ。
でも首都圏ナンバーの人達が結構いました。
バカでかいキャンプ場はガラガラ。
でも首都圏ナンバーの人達が結構いました。
売店で山バッジを購入し、無事駐車場に到着。
この頃になって晴れてきやがった(怒)
売店で山バッジを購入し、無事駐車場に到着。
この頃になって晴れてきやがった(怒)

感想

新潟県境が大雨だったので、天気予報に騙されたと思って登山口に着いてみると、予報通り曇り・晴れといった天気でビックリ。
でも、やっぱり天気予報に騙されて下山時には雨になった。
「tenki」と「天気と暮らす」のどちらも絶好の登山日和だったのに。

今までビビッて登頂していなかった戸隠山に登れたことは、ホッとしています。
事前調査通り、蟻の塔渡り・剣の刃渡りはスリル一杯でした。ここで天候が悪化しなくて本当に良かったと思います。
天候には苦労しましたが、おかげで久しぶりにブロッケン現象を見ることができました。まるで、無事に危険地帯を突破できたことのご褒美のようです。

頂上稜線はガスで視界が無い中の退屈なアップダウン、戸隠牧場までの下りが雨の中、川と一緒の登山道などに閉口しましたが、牧場に下りてしまえば1日の充実感でいっぱいでした。

さて、夏休み恒例の長距離縦走はどんなことになるのだろう。

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技術レベル
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