静かな朝の高尾山〜小仏城山/紅葉と富士山、江ノ島を愛でる


- GPS
- 04:18
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 612m
- 下り
- 510m
コースタイム
0849一丁平0903→0919小仏城山1009→1030小仏峠→1049小仏→1101小仏BS
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路/京王バス・小仏BS (下山時のバスは繁忙時間帯のためか随時運行ダイヤでした) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 極めてよく整備された散策路です。ただし; ・雨の後、霜柱が融けた後は、若干の泥濘ができます。 ・もみじ台から一丁平までの下りは粘土質で若干滑りやすい場所があります。 |
写真
感想
紅葉と富士を求めて高尾山へ。同行者の誕生日イブのディナーを予定していることもあり、余裕をもたせた。
天気の回復、コースの手軽さを勘案して、昨秋に買ったまま登板の機会がなかった靴の履き慣らしも兼ねる。
午前6時半すぎ、高尾山の麓にあるケーブルカー駅前は待ち合わせと見られる人々で既に賑わい始めていた。
快晴。さほど寒くはないが、冷え症になってしまった私にとって素手は辛い。グラブをつけて稲荷山コースへ。
稜線に上がると陽光が降り注ぎ、木々に残っている葉を明るく照らす。瑞々しい新緑とは異なる乾いた緑だ。
運動不足が祟り、妻も私もペースが上がらない。代わりに汗が出る。早めに上着を脱ぎ、体温調節に努める。
稲荷山コースにしたのは、好天で山並みが美しそうだから。2年前に新調されたデッキに風格が漂っている。
と、そのデッキを7段降りたところで左前方の樹間に富士山が見えた。本日の初富士山。この場所を覚えた。
きょうは富士山を撮ろう、と決める。高尾山の山頂に至る前で、もう1回。山頂の展望は素晴らしいの一語。
遥か西方に南アルプス、正面に富士山。さらに南には丹沢山塊、そして銀色に光っているのは相模湾だろう。
山頂付近の紅葉は総じて終わりに近い様子だが、展望デッキ横のモミジは、青空を背に鮮やかな赤色を放つ。
この先、小仏城山への道が楽しみになり、すでに雑踏化が始まりつつある高尾山頂を早々に後にすることに。
ほどなく「奥高尾」の大きな標柱をすぎ、もみじ台へ。文字通り茶屋の横にはモミジがあるが、紅葉は終盤。
その分、富士山の眺めが素晴らしい。一丁平からは相模湾も見えやすい。空気が澄んでいるうちにと先を急ぐ。
ただし、散策路とはいえども油断は禁物。だらだら続く下り坂は思いのほか滑りやすく、バランスを崩す人も。
新しい靴は快調だったが、下りになって右足首に圧迫感を覚えるようになった。左は全く問題がないのだが。
履きやすい靴だ。多少の泥濘がつくのは気にならない。私にしては極めて珍しい現象だと自分でも不思議だ。
一丁平園地は正月に絶景を味わった場所。今回も、期待に違わず、江ノ島を確認できた。背景の房総半島も。
ここに10分以上も滞在した。双眼鏡を取り出し、妻と交代で、南アルプスから反時計周りに景色を堪能した。
それでも人間、欲は尽きないものだ。城山茶屋のベンチで、なめこ汁を啜りながら富士山が見たい、と思う。
今度は小仏城山へと急ぐ。この茶屋も繰り上げ開店なのだろう。9時すぎだというのに、フル操業の状態だ。
今度は50分も座り込んでしまった。妻が「雪が積もっている富士山は大きく見えるわ」と言う。なるほど。
kannosuke氏から年始挨拶にいただいた虎屋の羊羹の賞味期限が11月末なので、それをいただくことにした。
体が冷えてきた。夕方の予定もあり、重い腰を上げる。茶屋の脇を通った時、薪が燃える匂いが心に滲みた。
小仏峠へと下る途中、使われていない茶屋の跡から本日の富士山を見納めた。その手前には相模湖と中央道。
数時間後には大渋滞を引き起こすのだろう、と思いながら歩を進める。小仏BS付近の紅葉が実に鮮やかだった。
やはり高尾山はすばらしい。帰宅は午後1時前。風呂に入って、ヤマレコを書き上げ、夕食に出かけられる。
写真うまいですね〜 凄く感動です。
私も上手にとれるように頑張ります。
yamashaさん、
過分なお言葉ありがとうございます。
コンデジを携えて、ゆるく歩いています。
富士山の雄姿を眺めたり、樹上の野鳥を見つけると、
望遠が利く一眼レフがほしくなるのですが……。
安全で充実した山行を楽しまれますように。
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