また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 2478708
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

カシャ猫の棲む森 志津倉山

2020年08月03日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:12
距離
5.3km
登り
580m
下り
577m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:55
休憩
0:13
合計
4:08
10:44
151
13:15
13:28
84
14:52
志津倉山登山口
天候 晴れ時々くもり
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口までの道は舗装はされていますが細い山道です。
駐車場は5〜6台くらいは駐車可能でしょうか。トイレはありません。
駐車場の片隅に山グッズの無人販売所が設置されていました。
コース状況/
危険箇所等
駐車場周りがキレイに刈払されたばかりだったので良く整備された登山道を期待したのですが大沢沿いの登山道は日向の部分が猛烈なヤブに覆われていて難儀しました。完全に登る時期を間違った感じ。
また鎖やロープに頼って進む場所も多くあり、油断ならない登山道です。
その他周辺情報 会津宮下や柳津の温泉が近いはずですが通り過ぎてしまったため、会津坂下町の「津尻温泉 滝の湯」を利用させてもらいました。浴室は小さいですが窓の外に滝が3つも見える風情ある温泉でした。400円/一人。公式サイトは無いみたい。
https://onsen.nifty.com/kitakata-onsen/onsen010800/
路肩を広げたという風情の駐車場。写真左側は道路です。
路肩を広げたという風情の駐車場。写真左側は道路です。
駐車場の一角には無人販売所。
「カシャ猫の笛」というお守りを売っていました。
1
駐車場の一角には無人販売所。
「カシャ猫の笛」というお守りを売っていました。
子供や女性のお守りとのことでツートンが一つ購入してみました。
1
子供や女性のお守りとのことでツートンが一つ購入してみました。
登山道の入口には簡単な案内図と道標。
登山道の入口には簡単な案内図と道標。
そして登山届ポストと志津倉の鐘が設置されています。
熊よけと魔除けを兼ねて思いっきり鳴らしておきます。
そして登山届ポストと志津倉の鐘が設置されています。
熊よけと魔除けを兼ねて思いっきり鳴らしておきます。
すぐに分岐が現れますが、ここは直進して大沢に沿って進みます。
すぐに分岐が現れますが、ここは直進して大沢に沿って進みます。
美しい渓流を眺めながら。
美しい渓流を眺めながら。
涼しくていいですね♪
涼しくていいですね♪
足の置所に困る渡渉。
結局、片足を犠牲にして渡らざるをえませんでした。
今日は水が多いのか?
足の置所に困る渡渉。
結局、片足を犠牲にして渡らざるをえませんでした。
今日は水が多いのか?
このあたりから道が怪しくなってきました。
このあたりから道が怪しくなってきました。
日当たりの良い場所は一面ヤブに覆われ足元もよく見えない状態になりました。しかも、なんか棘があって痛い!
ママコノシリヌグイという花を見ましたが、その棘かな?他にも何種類か痛そうなやつが…正直ゲンナリ…
日当たりの良い場所は一面ヤブに覆われ足元もよく見えない状態になりました。しかも、なんか棘があって痛い!
ママコノシリヌグイという花を見ましたが、その棘かな?他にも何種類か痛そうなやつが…正直ゲンナリ…
志津倉山の象徴とも言える雨乞い岩の大スラブが見えるのはほんの一瞬だけ。しかし迫力があります。見る価値はありますね。
1
志津倉山の象徴とも言える雨乞い岩の大スラブが見えるのはほんの一瞬だけ。しかし迫力があります。見る価値はありますね。
大沢はいくつかの滝を交えて上流へと続きます。
大沢はいくつかの滝を交えて上流へと続きます。
登山道は高巻きなどでアップダウンが続きます。足元がよく見えないのと苔などで滑るのとで、なかなか難儀な道のり。
登山道は高巻きなどでアップダウンが続きます。足元がよく見えないのと苔などで滑るのとで、なかなか難儀な道のり。
沢の源頭部で再度渡渉します。
沢の源頭部で再度渡渉します。
ここから先はシャクナゲ坂の急登。
ヤブにやられたツートンの後ろ姿に疲れを感じます(笑
ここから先はシャクナゲ坂の急登。
ヤブにやられたツートンの後ろ姿に疲れを感じます(笑
空が明るいのに不安を覚えます。
今までの調子だと「日当たりが良い場所=藪」なんでね…。
空が明るいのに不安を覚えます。
今までの調子だと「日当たりが良い場所=藪」なんでね…。
しばらくは急なだけの平穏?な道ですが…
しばらくは急なだけの平穏?な道ですが…
地面がスラブ状の岩になってくると難易度が格段に上がります。
っていうか、木の根があるので辛うじて足場が確保できるような感じ。
地面がスラブ状の岩になってくると難易度が格段に上がります。
っていうか、木の根があるので辛うじて足場が確保できるような感じ。
この写真で足をかけている岩の表面が剥がれ落ちた時には肝を冷やしました。
1
この写真で足をかけている岩の表面が剥がれ落ちた時には肝を冷やしました。
なんとか踏みとどまりましたが、ここを落ちたらただでは済みません。
なんとか踏みとどまりましたが、ここを落ちたらただでは済みません。
いつの間にか、ずいぶんと高いところまで登ってきていました。
いつの間にか、ずいぶんと高いところまで登ってきていました。
シャクナゲ坂の看板を過ぎると、確かに周囲の植生にシャクナゲが目立つようになります。花の時期はきれいなことでしょう。
シャクナゲ坂の看板を過ぎると、確かに周囲の植生にシャクナゲが目立つようになります。花の時期はきれいなことでしょう。
屏風岩の看板が出てきましたが…
屏風岩の看板が出てきましたが…
向こうに見える岩壁が屏風岩?
向こうに見える岩壁が屏風岩?
それとも足元のこの岩?
それとも足元のこの岩?
その後も険しい道程は続きます。
この木の音が剥がれたらどうなっちゃうんだ?などと余計な事が頭をよぎったりします。
その後も険しい道程は続きます。
この木の音が剥がれたらどうなっちゃうんだ?などと余計な事が頭をよぎったりします。
ウルトラマンの頭みたいにやせ細った尾根をトラバースしたり…。
ウルトラマンの頭みたいにやせ細った尾根をトラバースしたり…。
つま先だけが辛うじて引っかかるような小さな隙間を使ってよじ登ったり…。嫌な汗が全身を濡らします。
つま先だけが辛うじて引っかかるような小さな隙間を使ってよじ登ったり…。嫌な汗が全身を濡らします。
三本松まで登れば難所は通過したということ。どうやら生き延びました(笑
三本松まで登れば難所は通過したということ。どうやら生き延びました(笑
嘘のように穏やかになった登山道を山頂目指して歩きます。
嘘のように穏やかになった登山道を山頂目指して歩きます。
稜線に上がったところに道標があります。左にも道があるように見えますが…。
稜線に上がったところに道標があります。左にも道があるように見えますが…。
この季節は激藪で突入する気になれません。志津倉本峰はこの先に有るのですが根性なしの我々はパス!
この季節は激藪で突入する気になれません。志津倉本峰はこの先に有るのですが根性なしの我々はパス!
稜線上を西へと進み三角点ピークを目指します。
稜線上を西へと進み三角点ピークを目指します。
樹林帯の中に明るい一角が見えてきました。
樹林帯の中に明るい一角が見えてきました。
山頂に着きました。1234mとは、覚えやすい標高ですね。
1
山頂に着きました。1234mとは、覚えやすい標高ですね。
眺望は北側に開けるのみ。天気が良ければ飯豊連峰などが見えたりするんでしょうか。今日は雲が多めで足元の山くらいしか見えませんでした。
眺望は北側に開けるのみ。天気が良ければ飯豊連峰などが見えたりするんでしょうか。今日は雲が多めで足元の山くらいしか見えませんでした。
スマホが雨雲接近を告げたので、少し休んで下山にかかります。
スマホが雨雲接近を告げたので、少し休んで下山にかかります。
稜線沿いに少し西へ進んだところに下山コースという看板があり、ここからは一気に高度を下げていきます。
稜線沿いに少し西へ進んだところに下山コースという看板があり、ここからは一気に高度を下げていきます。
シャクナゲ坂ほどではないですが、こちらもかなりの急傾斜。慎重に下ります。
シャクナゲ坂ほどではないですが、こちらもかなりの急傾斜。慎重に下ります。
途中、沢の源頭部を渡渉。
渡渉というか沢の中を歩きます。
途中、沢の源頭部を渡渉。
渡渉というか沢の中を歩きます。
沢と別れ、再び急な下り。
沢と別れ、再び急な下り。
ふと横を見るとさっき袂を分かった沢が滝になって流れ落ちていました。
1
ふと横を見るとさっき袂を分かった沢が滝になって流れ落ちていました。
白糸の滝というらしいですが、倒木のために下からはほとんど見えなくなってました。残念。
白糸の滝というらしいですが、倒木のために下からはほとんど見えなくなってました。残念。
工事現場の足場のような金具が設置された場所を慎重に下ります。下草と落ち葉に隠れて見えませんが、実は一面岩場だったりします。金具無かったら通れないなぁ。
工事現場の足場のような金具が設置された場所を慎重に下ります。下草と落ち葉に隠れて見えませんが、実は一面岩場だったりします。金具無かったら通れないなぁ。
平場が現れたときが一時の心休まる時間。
平場が現れたときが一時の心休まる時間。
ナメ滝を渡渉。足を滑らせたらウォータースライダーだなぁ。
ナメ滝を渡渉。足を滑らせたらウォータースライダーだなぁ。
ぐるっと一周してきました。
生還です。
ぐるっと一周してきました。
生還です。
駐車場に戻ってきました。
結局、本日の志津倉山は我々の貸し切りだったようです。
駐車場に戻ってきました。
結局、本日の志津倉山は我々の貸し切りだったようです。

感想

前日の平ヶ岳で体力を使い切ったので短時間で登れる山ということで志津倉山をチョイス。しかし、行程が短いのと難易度が比例するわけではなく、難度の高い登山道に苦しめられる羽目になりました(笑
いやまぁ、登った時期が悪かったということなんですが。

登山道は時計回りで歩くことを推奨されているようで、実際私もそのように歩きました。というか、シャクナゲ坂の下りは正直考えられません。一応鎖が設置されているのですが、足場の岩が風化していて体重をかけた瞬間に崩れ落ちた時は一瞬「あ、死んだ」と思いました。三点支持の基本がいかに大切なことか、身を持って体験しました。もう二度とごめんですが。
岩場に自信の無い人は細ヒドコースのピストンをおすすめします。それでも十分険しいですけどね。里山とはいえ侮れない山です。

険しい山ゆえか、遺体を盗んで食らうというカシャ猫伝説や、入ったら気が狂ってしまう洞窟があるとか気味の悪い伝説がたくさんあるようです。事前にその事を知ってしまったので、なんとなく気味悪い山というイメージを抱いていましたが、実際ちょっと気味悪い感じがしました(笑

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:759人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら