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Yamareco

記録ID: 249695
全員に公開
ハイキング
奥秩父

乾徳山 - 山も(天気までも)変化に富み、大満足の山行でした。

2012年12月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:11
距離
9.7km
登り
894m
下り
881m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:13
休憩
1:57
合計
6:10
8:32
8:35
2
8:37
8:40
17
8:57
9:11
10
9:21
9:53
3
9:55
10:54
71
12:05
12:05
5
12:10
12:10
63
13:27
13:27
1
13:28
ゴール地点
07:18 駐車場
07:53 大平徳和分岐
08:38 扇平
09:32 乾徳山
09:55 水のタル分岐
09:55 (大休憩) 10:52
12:08 国師ヶ原
12:21 (小休憩) 12:51
12:57 道満尾根合流点
13:28 駐車場
天候 ガス、のち晴れ、のちアラレ、のち雪、のち晴れ。
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大平荘の駐車場800円。
駐車場は2カ所あって十分(50台ほど)。
コース状況/
危険箇所等
駐車場そばに、登山ポストありました。

<登山口-扇平>
作業道のような林道歩きや、林道をシュートカットする急坂。
尾根に乗ってからは傾斜は緩み、岩場も増えます。

<扇平-乾徳山山頂>
ほぼ岩登りになります。ストックは仕舞った方が良いです。
山頂直下のクサリは長い(15m?)ので、腕力に自信が無い方は、マナーとして迂回路に回るべきでしょう。

<乾徳山山頂-水のタル分岐>
山頂にある「笠盛山(1時間30分)」に従い、ハシゴとクサリで岩の山頂を下ります。
北の日陰になるので、この時期は特に、凍結や残雪は覚悟の上で通る必要があります。

<水のタル分岐-国師ヶ原>
前半は、岩が多い急坂が続きます。道標はほとんど無いため、ピンクテープが頼りです。
後半は斜度が緩み、歩きやすくなります。

<国師ヶ原-道満尾根>
最初は少し登りますが、そのうち平坦なススキ原の中を気持ち良く歩ける場所があります。
大平荘の駐車場800円。
駐車すると、お婆さんが徴収にやってきます。
2012年12月01日 07:17撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 7:17
大平荘の駐車場800円。
駐車すると、お婆さんが徴収にやってきます。
駐車場から10分くらい舗装道路を歩き、ここから登山道へ。
ガスがすごい。
2012年12月01日 07:25撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 7:25
駐車場から10分くらい舗装道路を歩き、ここから登山道へ。
ガスがすごい。
ガスが薄くなって、いよいよ晴れるのか?
2012年12月01日 07:44撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 7:44
ガスが薄くなって、いよいよ晴れるのか?
と思っている間に、晴れてきた。
2012年12月01日 07:46撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 7:46
と思っている間に、晴れてきた。
水場のようです。
飲みませんが。
2012年12月01日 07:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 7:50
水場のようです。
飲みませんが。
場所によっては、まだガス。
丁度、徳和から登ってきた人と、山の話をしながら、しばらく一緒に歩きました。
2012年12月01日 07:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 7:53
場所によっては、まだガス。
丁度、徳和から登ってきた人と、山の話をしながら、しばらく一緒に歩きました。
尾根に乗れば、こんな気持ちの良い道もあります。
2012年12月01日 08:09撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 8:09
尾根に乗れば、こんな気持ちの良い道もあります。
南アルプスでしょうか?
2012年12月01日 08:10撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
12/1 8:10
南アルプスでしょうか?
やっと姿を見せた富士山。
2012年12月01日 08:22撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
12/1 8:22
やっと姿を見せた富士山。
こんな尾根道を過ぎると・・・
2012年12月01日 08:26撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 8:26
こんな尾根道を過ぎると・・・
開けた草原に出ます。
この一帯が扇平らしいです。
2012年12月01日 08:30撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/1 8:30
開けた草原に出ます。
この一帯が扇平らしいです。
月見岩。
どこから降ってきたんだろう。
2012年12月01日 08:32撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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12/1 8:32
月見岩。
どこから降ってきたんだろう。
大菩薩嶺方面でしょうか。
2012年12月01日 08:34撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
12/1 8:34
大菩薩嶺方面でしょうか。
夜は、当然氷点下でしょう。
2012年12月01日 08:35撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 8:35
夜は、当然氷点下でしょう。
扇平を過ぎると、とたんに岩山らしくなります。
2012年12月01日 08:47撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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12/1 8:47
扇平を過ぎると、とたんに岩山らしくなります。
髭剃岩。
名前の由来を知りたい。
2012年12月01日 09:02撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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12/1 9:02
髭剃岩。
名前の由来を知りたい。
ここは登らず、赤矢印が指す右の岩と岩の間(日陰になっている部分)へ。
2012年12月01日 09:06撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 9:06
ここは登らず、赤矢印が指す右の岩と岩の間(日陰になっている部分)へ。
そこには梯子が・・・
降りてから撮った写真です。
2012年12月01日 09:07撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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12/1 9:07
そこには梯子が・・・
降りてから撮った写真です。
ここはクサリを持たなくても大丈夫。
2012年12月01日 09:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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12/1 9:08
ここはクサリを持たなくても大丈夫。
あれが最後のクサリ。ある程度の腕力が必要です。
迂回路もあります。
2012年12月01日 09:19撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
12/1 9:19
あれが最後のクサリ。ある程度の腕力が必要です。
迂回路もあります。
ついに山頂到着。
視界は良好なんですが、残念ながら富士山は雲の中でした。
2012年12月01日 09:32撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12
12/1 9:32
ついに山頂到着。
視界は良好なんですが、残念ながら富士山は雲の中でした。
なかなか高度感あります。
2012年12月01日 09:35撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 9:35
なかなか高度感あります。
黒金山方面に向かう山頂から下るハシゴ。
雪が融けずに残っているので、滑らないよう注意。
2012年12月01日 09:46撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
12/1 9:46
黒金山方面に向かう山頂から下るハシゴ。
雪が融けずに残っているので、滑らないよう注意。
何の足跡でしょうか。犬くらいの大きさです。
キツネとかいるんでしょうか?
2012年12月01日 09:47撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 9:47
何の足跡でしょうか。犬くらいの大きさです。
キツネとかいるんでしょうか?
更にクサリで降りますが、凍り付いているので、素手で掴んだら大変ですよ。
2012年12月01日 09:48撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 9:48
更にクサリで降りますが、凍り付いているので、素手で掴んだら大変ですよ。
振り返っての山頂です。
左側にある梯子から降りてきました。
2012年12月01日 09:52撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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12/1 9:52
振り返っての山頂です。
左側にある梯子から降りてきました。
水のタル分岐。右が国師ヶ原方面。
ここの右側にある、窪地で昼食にしました。
2012年12月01日 09:55撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 9:55
水のタル分岐。右が国師ヶ原方面。
ここの右側にある、窪地で昼食にしました。
こんな感じの場所です。
風は避けられますが、やはりジッとしていると寒い。
2012年12月01日 10:12撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 10:12
こんな感じの場所です。
風は避けられますが、やはりジッとしていると寒い。
急に暗くなったと思ったら、アラレそして雪に。
1時間くらい続いたでしょうか。
2012年12月01日 11:29撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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12/1 11:29
急に暗くなったと思ったら、アラレそして雪に。
1時間くらい続いたでしょうか。
天気はすぐ回復しました。
でも、日陰の場所だけ雪。
2012年12月01日 11:46撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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12/1 11:46
天気はすぐ回復しました。
でも、日陰の場所だけ雪。
高原ヒュッテが見えてきました。
避難小屋っぽくない。
2012年12月01日 12:04撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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12/1 12:04
高原ヒュッテが見えてきました。
避難小屋っぽくない。
すぐ国師ヶ原の十字路。
もちろん大平高原方面へ向かいます。
2012年12月01日 12:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 12:08
すぐ国師ヶ原の十字路。
もちろん大平高原方面へ向かいます。
富士山が見えるはずの展望所、らしい。
風もなくポカポカだったので、ここでコーヒータイム。
2012年12月01日 12:21撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 12:21
富士山が見えるはずの展望所、らしい。
風もなくポカポカだったので、ここでコーヒータイム。
乾徳山全景を背景に満足気?
2012年12月01日 12:39撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
12/1 12:39
乾徳山全景を背景に満足気?
道満尾根の林道をショートカットする案内板。
「スグソコ」って書いてありますが、約15分です。
2012年12月01日 13:09撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 13:09
道満尾根の林道をショートカットする案内板。
「スグソコ」って書いてありますが、約15分です。
登山道入口に到着。
あぁ、今日も終わってしまった。
2012年12月01日 13:21撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
12/1 13:21
登山道入口に到着。
あぁ、今日も終わってしまった。
撮影機器:

感想

晴天の元、見事な富士山が見られるはずだったのに、急激な天気の変化に少し翻弄されましたが、コース自体も(?)変化に富み、のんびり休憩も含めて約6時間、充実した山歩きを満喫することができました。

朝7時頃、大平荘の駐車場に到着。
地図には登山道入口付近にPマークがあったので、一旦は駐車場を通り過ぎて状況を見に行ってみると、牧草地のような駐車できるスペースがありました。が、先客もなく、つまらないトラブルに巻き込まれるのも嫌なので、結局戻って、素直に有料駐車場に入れました。と、すぐにお婆さんがやってきて、「駐車代をいただきに来ました。」。千円からの釣銭も持参しており、手抜かりなし。800円也。

スタート序盤は、林道をショートカットする急坂を落葉を踏みしめながら登ります。登っているうちにガスが引いて太陽が出てきました。予報通り晴れそうです。

大平徳和分岐で徳和側から登って来た人と出会い、山の話をしながら15分ほど一緒に歩きました。こんな経験は初めてです。いろんな話が聞けて楽しかったのですが、お互い息が上がって話すのが大変でした。

扇平を過ぎると、何組かの登山者と会うようになりました。月見岩で休憩している親子や、髭剃岩の隙間に入って楽しんでいるカップルなどがおり、やはり徳和-国師ヶ原-扇平-乾徳山がポピュラーなルートなんだということがわかります。

山頂直下のクサリは、ガイドブックには25mと書いてありましたが、実際には15mくらいではないかと思いました。途中で1回休める場所がありますが、基本、滑らから1枚岩なので、しっかり足を踏ん張って腕力で登る必要がありますね。

登り切って山頂に顔を出すと、そこには先ほど一緒に歩いた人が、「腹ごしらえもしたことだし。」と、ちょうど下山するところでした。「健脚ですね。」などと私に言っていた割には早いじゃないですか。「下りは迂回した方が良いんじゃないですか?」と一応言ってはみましたが、「登りも下りも同じでしょ。」とクサリで下りて行かれました。

岩だらけの山頂は狭く、あまりのんびりもしていられないので、一通り写真を撮って、少しだけ岩伝いに奥の方に行ってみたりした後、迂回路からクサリの下まで降りましたが、そこまで来て気付きました。私が進むルートはコッチじゃない、と。
もう一度クサリで山頂へ戻り、反対側へハシゴで降りました。

水のタル分岐からは左に折れ、国師ヶ原へ向かうルートなのですが、右側に風が避けられ、休憩するには良さそうな窪地があったので、展望はゼロですがここで昼食にすることにしました。
いつもながらのカップラーメンと食後のコーヒー(スティック)ですが、これらは単に身体を温めてくれるだけでなく、今まさに、山を堪能中だということを思い起こさせてくれる、私にとっては、一番「終わらないで欲しい」時間です。
が、現実に戻った1時間後、やむなく下山を開始します。

石が多い急坂を下っていると、あれほど晴れていた空から、なんとアラレが。そして、ついには雪に変わりました。石の上に積もった雪で滑らないように、またピンクテープを見失わないように注意しながら、慎重に歩を進めましたが、1時間ほどで、またピーカンが戻ってきました。なんとも気紛れな天気です。
この時は、この周辺だけのことだと思っていましたが、その後のニュースやヤマレコを見ると、けっこう広範囲で積雪があり、むしろココの積雪量は少なかったみたいでした。

国師ヶ原を過ぎて15分ほどの所に、ススキが広がる「三富からの富士」という場所がありました。「関東の富士見百景」の一つなんだそうです。ポカポカ陽気が戻っていましたし、まだゴールしたくなかったので、ここでまたザックを降ろし、コーヒーを飲みました。あいにく富士山は雲に隠れていましたが、秋に囲まれながらの最後の悪あがきです。

駐車場には13時半頃に戻りました。
スタートから約6時間。帰路の中央道もスムーズに通過し、16時半頃に帰宅しました。
最近は少々長めの山行が続いていたこともあり、若干物足りなさもありましたが、落葉が敷き詰められた雑木林、尾根歩き、広々した草原、岩登りにクサリ、そこそこの展望、山頂の高度感、おまけで天候の急変と、多くの山歩きの要素が詰まった大満足の山行になりました。

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体力レベル
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