土砂降りの鳥海山（ブヨだらけ杉沢ルート）（撤退）

2020年08月16日(日) 〜 2020年08月18日(火)

• GPS: 15:06
• 距離: 35.8km
• 登り: 1,531m
• 下り: 522m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:03
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:03

18:56 酒田駅
18:59 宿泊地

2日目

• 山行: 9:47
• 休憩: 0:07
• 合計: 9:54

6:47 南鳥海駅
13:17 13:17 南高ヒュッテ
13:56 14:02 横堂
14:48 14:48 限界杉
15:46 15:47 西物見
16:41 滝ノ小屋

3日目

• 山行: 1:28
• 休憩: 0:04
• 合計: 1:32

6:09 滝ノ小屋
7:13 7:13 滝ノ小屋
7:32 7:36 湯ノ台口
7:41 ゴール地点

天候

8月16日 曇り、8月17日 雨、8月18日 曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車 飛行機

往路：庄内空港→JR東日本羽越本線・酒田駅
復路：JR東日本羽越本線・遊佐駅

コース状況／危険箇所等

■コース状況

・蕨岡〜上蕨岡
霧が濃くて視界を遮られたが、車道を進むだけなので問題無し。
アブやブヨらしき虫に纏わり付かれるが、この後に比べれば大したことは無い。

・月の原〜駒止〜杉沢
藪漕ぎを強いられるが、思ったよりもしっかり道は判別できるので、道迷いの危険性はさほど無い。ただし、ブヨ・ヤブ蚊が凄まじく、数秒間立ち止まっただけでも全身に虫が群がり、いたるところを刺される羽目になる。そのせいで小休止やルート確認すら困難で、地獄だった。
途中の分岐に気付かず、そのまま沢へ降りてしまうところだった。
滝ノ小屋管理人さんに尋ねると、この道は沢沿いの水源で行き止まりになっていて、鳥海山方面へ行くことはできないとのこと。
「山と高原地図」には岳ノ腰林道〜蕨岡口コースとして記載されている。
分岐が藪に隠されて非常に分かり辛く、林道の方が目立つので、
こまめに確認しないとまず発見できない。危なく立ち往生するところだった。

・水呑ノ池〜かくれ山分岐〜鳳来山
水呑ノ池付近では非常に道が分かり辛い。池側に斜面を登って、池に沿って進むのが正解でした（雨で増水して、渡渉を余儀なくされます）。
水呑ノ池付近にはヘビがうじゃうじゃ居て、人間の足音で一斉に逃げていきました。
雨が降っていたので、カエルを狙ってヤマカガシが集まっているのかと思っていましたが、写真を確認したらマムシでした…。
滝ノ小屋管理人さん曰く、現在は杉沢ルートはほとんど通る人が居ないとのこと。
「山と高原地図」では、水呑ノ池から南高ヒュッテへ道が繋がっているが、実際はそうではない。南高ヒュッテより北側、鳳来山側に出る（写真77参照）。

・横堂〜滝ノ小屋
天候が土砂降りの雨となり、登山道に沿って滝のように水が流れて来ます。
滝ノ小屋までのルートを、ずっと川の中を登って行くように進むことになりました。
渡渉どころじゃない。ずっと水中を歩くのです。
踝付近までの深さに溜まった水の中を歩くことも余儀なくされ、
肉体的にも精神的にも非常に過酷な道中となりました。

・滝ノ小屋
発電機が動いているので、なんとコンセントが使わせてもらえます。
（ありがたいことに、スマホやタブレット類の充電も可能）

・滝ノ小屋〜八丁坂
滝ノ小屋管理人さん曰く、雨さえ止めば1時間ほどで登山道の水は引いていくとのこと。
その通り、翌朝は水溜まりこそあるものの、道を埋め尽くした水の流れは消失していた。

その他周辺情報

庄内空港連絡バス
http://www.shonaikotsu.jp/limousine/sakata.html

滝の小屋 宿泊予約
http://www.town.yuza.yamagata.jp/sightseeing/info/98ff56025.html

鳥海山荘
http://www.choukai.jp/choukaisansou/

猛禽類保護センター 鳥海イヌワシみらい館
http://www.raptor-c.com/

鳥海山大物忌神社
https://www.yuzachokai.jp/view/chokaisanomonoimijinja-2

山居倉庫
https://sakata-kankou.com/spot/30159

日和山公園
http://www.city.sakata.lg.jp/sangyo/kanko/rejyashisetsu/hiyoriyamakouen.html

木造六角灯台 （旧酒田灯台）
夜間ライトアップされるそうですが、見ることはできませんでした。

写真

8/15 18:29

今回使う（予定だった）、グリベルのヘルメットを準備。カッコいいです。

8/16 12:40

LCCで庄内空港へ向かいます。

8/16 16:09

信号機が縦向きなのは、雪国の証。

8/16 16:13

本間家旧本邸

8/16 16:14

本間家旧本邸

8/16 16:15

マンホールのデザインにも注目。

8/16 16:20

山居倉庫

8/16 16:21

歩道から運河傍に降りることができます。

8/16 16:22

山居倉庫

8/16 16:21

山居倉庫

8/16 16:23

山居倉庫

8/16 16:25

山居倉庫

8/16 16:25

山居倉庫

8/16 16:26

山居倉庫

8/16 16:27

山居倉庫、東宮殿下行啓記念館（入ることはできません）

8/16 16:28

山居倉庫

8/16 16:29

山居倉庫

8/16 16:29

山居倉庫

8/16 16:30

山居倉庫

8/16 16:30

山居倉庫

8/16 16:31

山居倉庫

8/16 16:32

山居倉庫、欅並木

8/16 16:34

山居倉庫

8/16 16:36

山居倉庫内、酒田夢の倶楽

8/16 16:36

山居倉庫内、酒田夢の倶楽

8/16 16:36

山居倉庫内、酒田夢の倶楽

8/16 16:45

山居倉庫、欅並木

8/16 16:46

山居倉庫、欅並木

8/16 16:54

運河傍まで降りることができます。

8/16 16:57

市場方面へ。漁船が雰囲気あります。

8/16 17:03

さかた海鮮市場

8/16 17:10

さかた海鮮市場

8/16 17:10

さかた海鮮市場

8/16 17:19

さかた海鮮市場2Fより。窓の外では、海鳥が舞っています。

8/16 17:20

さかた海鮮市場2Fより。窓の外では、海鳥が舞っています。

8/16 17:22

海鮮どんやとびしまにて。刺身定食＋蟹汁

8/16 17:22

海鮮どんやとびしまにて。刺身定食＋蟹汁

8/16 17:22

海鮮どんやとびしまにて。刺身定食＋蟹汁

8/16 17:54

日和山公園

8/16 17:56

日和山公園

8/16 17:56

日和山公園

8/16 17:57

日和山公園、木造六角灯台 （旧酒田灯台）

8/16 18:00

日和山公園

8/16 18:00

日和山公園

8/16 18:01

日和山公園、木造六角灯台 （旧酒田灯台）

8/16 18:01

日和山公園、木造六角灯台 （旧酒田灯台）

8/16 18:05

日枝神社

8/16 18:08

日枝神社

8/16 18:13

日枝神社の石階段から、街の灯りが見えてきました。

8/16 18:14

日枝神社の石階段から、街の灯りが見えてきました。

8/16 18:14

日枝神社の石階段から、街の灯りが見えてきました。

8/16 18:14

日枝神社の石階段

8/16 18:18

マンホールにも注目です。

8/16 18:54

この日は酒田駅近くのビジネスホテルに宿泊。

8/16 15:01

「酒田ステーションホテル」では、可愛いワンコがお出迎え。

8/16 15:01

「酒田ステーションホテル」では、可愛いワンコがお出迎え。

8/16 19:05

南鳥海駅付近にはコンビニが無いので、予めペットボトル水を大量に購入。

8/17 6:09

翌朝。「酒田ステーションホテル」下の喫茶店「珈琲 木戸銭」。営業時間は朝7時からなのですが、早朝からわざわざ美味しいコーヒーを振る舞ってくれました。ありがとうございました。

8/17 6:45

この日のスタート地点は南鳥海駅。

8/17 6:44

この日のスタート地点は南鳥海駅。

8/17 6:50

雨の中、真っ直ぐに伸びる道を歩いていきます。

8/17 6:51

稲田の緑が美しい。

8/17 8:26

霧が濃いです。

8/17 8:26

霧が濃いです。

8/17 8:28

霧が濃いです。

8/17 8:35

鳥海山大物忌神社

8/17 8:40

鳥海山大物忌神社

8/17 9:58

語り部の館

8/17 10:06

褄坂（つまさか）

8/17 10:40

褄坂には降雪に耐えられるしっかりしたバス停が設置されているので、しばし休憩。

8/17 10:54

舗装路終了。ここから山道へ。

8/17 12:06

道中には大きなキノコがたくさん生えていました。

8/17 12:22

久しぶりに人工物に遭遇。堤でしょうか。

8/17 12:23

道が非常に分かりづらいですが、池側に斜面を登って、池に沿って進むのが正解でした。

8/17 12:25

池付近にはヘビがたくさんいて、足音で一斉に逃げていきます。この写真中央にも一匹います。ヤマカガシと思っていたけど、このカラーリングはマムシですね。

8/17 13:20

ここでやっと整備された登山道へ合流。杉沢方面は通行止めマーク…！？自分はそっちから来たんですが…

8/18 6:16

この標識が見えたときは、まさに地獄に仏。御釈迦様の蜘蛛の糸でした（この日は夜まで土砂降りで撮影できず。これは翌朝6時に撮影した写真です）。

8/18 6:08

必死の思いで、滝ノ小屋に到着（この日は夜まで土砂降りで撮影できず。これは翌朝6時に撮影した写真です）。

8/18 6:00

滝ノ小屋は貸切状態でした。

8/17 17:34

腕はブヨ（ブユ）、ヤブ蚊に刺されて酷いことになっています。

8/18 4:48

滝ノ小屋での夕食。

8/18 4:51

野菜は無農薬の自家製だそうです。美味！

8/17 18:53

滝ノ小屋にあった地図。ルートは、南高ヒュッテより北側に繋がっています。

8/18 6:10

土砂降りの中は濁流と化していましたが、翌朝は嘘のように穏やかな流れになっていました。

8/18 7:08

次第に天候も回復へ。

8/18 7:08

晴れ間も出てきたけれど、残念ながら撤退を決意。

8/18 7:51

風でガスが流れていきます。

8/18 8:24

JR遊佐駅到着。本来はあと1泊する予定でしたが、体力の限界と虫刺傷が酷いために急いで撤収。

8/22 18:13

4日後の写真。ブヨに刺された方の手が全体的に大きく腫れ上がっています。

8/30 15:18

12日後の写真。ブヨに刺された方の手が全体的に大きく腫れ上がっています。

撮影機器：

LUMIX DC-S1R ボディ パナソニック

LG V60 ThinQ 5G L-51A docomo LGエレクトロニクス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 保険証 携帯 時計 タオル カメラ 日よけ帽子 予備電池 ファーストエイドキット ストック 着替え ヘルメット

感想

pinojp

■今回のルート・雑感

土砂降りの中の強行軍で、すっかり体力を使い果たしてしまったようです。
翌日、勇んで出発したのですが、全く足が動かず、
八丁坂を進むことすら困難な状況で、悔しいが撤退を決意。

全身ずぶ濡れになった衣類を薪ストーブで乾かすなど、
滝ノ小屋の管理人様には大変お世話になりました。
この場を借りて、重ねてお礼申し上げます。

ブヨに刺された傷について。
刺された当日が痒み・痛みが無かったのですが、数日後から腫れ上がって痒みも発生。
化膿して膿も出てくるので、慌てて薬局で化膿止め軟膏を購入。
2週間近く経過して、症状はやっと沈静しつつありますが、まだ腫れている箇所もあり、未だに痒さのせいで夜中に目を覚ます状況。予断を許さないです。
刺されたら、自覚症状が無くても素早くポイズンリムーバーを使うべきでした。