飯豊山（灼熱の大展望）
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体力度について
- GPS
- 10:37
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,197m
- 下り
- 2,178m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:58
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 3:24
| 天候 | 2日とも快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
駅からレンタカー |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山道のコンディションは良好。木の根っこやザレた場所で滑りやすい箇所も多いが油断しなければOKなレベル。 剣ヶ峰も普通の岩場で危険度は高くない。 |
写真
地蔵山下分岐です。私は手前からやってきてこの道標には正面からぶつかった感じです。道標の右下に小さく右に行くと川入と書いてありますが、川入はこの道標真っ正面に続く道を行くのが正しい。なお地蔵山から川入への正規ルートに繋がる破線ルートは藪漕ぎしなければ歩けないレベルまで荒れてる感じでした。
1
飯豊山からの下山途中、目の前の小ピーク（草履塚）左横に今夜のお宿の切合小屋。正午頃に小屋到着。朝5時に出発して7時間のハードな山行と言うか直射日光との戦い終了。
2
切合小屋で着替え日陰で休憩中。周囲をトンボがたくさん飛んでました。トンボが虻を追ってるところ見たけど虻を食べてくれてるのかな？切合小屋周辺は虻もいたけど、無防備で座っていても虻に血を吸われることはありませんでした。トンボ君ありがとう。
4
切合小屋から朝日連邦がよく見えました。昨日は正午頃に山頂から戻り、日帰りにすれば良かったと小屋泊まりにした事を後悔しましたが、朝の景色を見て一泊して良かった。心からそう思いました。
3
6時前に下山開始しました。三国小屋迄数多くのピークを超えて行かなければなりません。写真に写っていない小ピークもあり5〜6個はあったかも。
2
剣ヶ峰から来た方向を振り返って撮影。遠くの尾根上に切合小屋が見えました。相変わらずの快晴。雲が全く無い。景色はいいが今日も暑くなりそう。
1
感想
★登山口（川入：御沢野営場）〜地蔵山
ザックも普段より重いし、とにかく一歩一歩ゆっくりと歩を進め着実に標高を上げるようにしました。登山口から下十五里迄が一番きつく感じたかもしれない。中十五里と続く上十五里を過ぎてから足の運びも軽くなりました。
★地蔵山〜三国小屋
地蔵山分岐から暫くは穏やかな尾根歩きで、次第に岩が多くなり剣ヶ峰が近付きつつあることを予感させます。剣ヶ峰前後の岩場は特に難易度が高いものではありません。注意して歩けば大丈夫なレベル。この程度の岩場は他にも普通にあります。剣ヶ峰という名前にビビる必要はありません。ただ疲れていて身体がふらつくようでは危険。ここに至るまでの登りで余力を残しておくことが必要です。岩場の尾根歩きで逃げ場がなく、今回のように快晴だと夏の太陽をまともに浴び続ける区間でもあります。首にタオルを巻く、濃い目のサングラスを着用するといった予防策が必要かと思います。
★三国小屋〜切合小屋
三国小屋から切合小屋まで、数多くのアップダウンが続くので結構地味に疲れる区間です。登りでここを通過したのは午前8時前後でしたが、強い朝日を横から浴び続けて歩いたのでかなり体力を消耗しました。結構疲れを感じたので、飯豊山登頂は明日にしようかな〜と考えながら歩いていたくらいです。足場もザレて滑り易いところもあるので油断は禁物です。
★切合小屋〜飯豊山往復
切合小屋から山頂まで往復4時間半のコースタイムになっています。快晴のこの日、切合小屋から山頂に向かう道がよく見え、その距離感と高低差に結構あるなと思いましたが、歩いてみたら意外にあっさり山頂に着いた感じでした。快晴のこの日、灼熱の太陽を浴びながら歩き続ける厳しい登山となりましたが、その苦労が報われる素晴らしい大展望が待ってくれていました。下山して切合小屋に戻ったのは正午頃。下山する時間も体力も残っていたので、日帰り登山にすれば良かったと（この時点では）少し後悔。事前予約して登頂前にチェックインしてたので予定通り宿泊しました。
★切合小屋〜登山口
翌日の日の出と素晴らしい景色を見て、1泊してよかったと心からそう思いました。簡単に来れる山ではないし日帰りはもったいない。山小屋でゆっくりして飯豊山を満喫して帰る事にして正解でした。天気が良かったからですが。
下山は登りと同じルートの往復ですが、朝の下山なので、剣ヶ峰では正面から朝日を浴びながら下山する感じになります。朝早い時間帯でも暑くて大量に汗をかきました。
★全体通しての感想
飯豊山は初めて登りましたが素晴らしい山でした。東北地方の100名山はこれで完登した事になりますが、東北地方で1、2を争う存在感、登りごたえのある山との印象です。飯豊山の山頂からは360度の大展望が楽しめ、東北地方の名だたる山々を一望出来るので、天気の良い日を狙って登る事をお勧めします。天気も眺望も悪ければ、厳しく辛い山との印象しか残らないかもしれません。但し夏の時期の晴天時は暑さに弱い人は注意が必要でしょう。夕刻近くにヘロヘロになって切合小屋に到着する人が何人かいました。暑さに弱いとコースタイム以上に時間がかかる事もあり得るので、時間に余裕を持ち（早朝出発）、水分塩分補給を怠らないようにすべきでしょう。未登頂の方は是非チャレンジしてみてください。達成感を感じられる山です。
★水場について（8/24追記）
初日の行程で利用した水場について参考までに追記します。
私が利用したのは下記の2個所です。
�（�秀水
川入（御沢登山口）からコースタイムで3時間半くらいの所（横峰の先で地蔵山の少し点前）にある水場で、冷たく美味しいお水がたっぷり流れ出てます。スタート時はここまでの分だけ水を持つことで軽量化が図れます。私は1.5リットルだけ持ってスタートしましたがそれで十分足りました。古い記録ではもっと手前の中十五里の近くに銀明水という水場あることになっていますが、そこに至る道は荒廃していて銀明水は水場として使えないようです。
峰秀水の次の水場は切合小屋の水場です。剣ヶ峰近くにも水場がありますが、尾根からかなり下らないと水は汲めないようで使えないと思った方がいいでしょう。峰秀水から切合小屋までのコースタイムも3時間半ですが、この間は結構ハードな区間ですので、私は峰秀水で水を2リットルにして先に進みました。三国小屋で補給する手もありますが有料です。
�∪攅臂�屋
切合小屋では小屋のすぐ外に水場があり、ここでは無料で水を汲むことができます。あまり冷たくなく、峰秀水ほど美味しくありませんが無料ですから文句は言えません。次の水場は本山小屋ですが、場所が判りにくく登山道から少し歩く必要があるので、同じ日に切合小屋から往復するなら、切合小屋で2リットル程持って出発すれば往復それで足りるかと思います。
なお、私は非常用としてペットボトルのポカリを1本常に携帯してますが、今回それは消費せず、上記の水の量だけで十分でした。
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