バリゴヤノ頭
- GPS
- 08:59
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 763m
- 下り
- 844m
コースタイム
【12月2日】観音峰登山口〜大川口7:10〜P1358m9:10〜バリゴヤノ頭12:10〜強力の頭〜モジキ谷出会15:05〜大川口16:00⇒神戸
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
12月1日は観音峰山登山口駐車場でテント泊 |
写真
感想
出発の夜明け前、気温−3℃。大峰の空気は水より冷たくなっていた。鉄山から弥山への稜線は樹氷で白く光っている。大川口の取付きの赤テープを確認し、かすかな踏み跡を辿り登り詰める。約1時間で1150mに達する。トップをSさんに譲りP1358mまで進む。ここら辺りで岩峰が出現。次のトップをYさんに託す。行く手を阻む岩峰は概ね左側を巻いた。1470m付近に出てきた岩峰には巻道が無く中央を突破する。斜めに右上するチムニーを木の根を手掛かりに攀じる。残置された真新しい赤いロープが下がっていた。撤退時に残したものか?次の5mの垂壁ではYさんがリードで登路を拓く。用意していたスリングやアブミを要所にセットし後続メンバーをホローしてくれた。KさんもK井さんもヒョイヒョイと壁を越えていった。どうやら岩登りに関しては手足の長さはあまり関係ないようだ。次に出てきたのは15m垂直落差の崖だ!このまま進むには、空中懸垂の下降になる。空中懸垂と聞いて隣のSさんがゴクリと生唾を飲んだ。空中懸垂を避けるべく前のピークに戻り巻道を探す。頼りの赤テープもないまま半信半疑でトラバースをする。コースは的中、15m垂直の崖の下部にでた。ここで、GPSにより現在位置の特定をする。目指すバリゴヤノ頭はここから3つ目のピークだ。この辺りから他パーティーの足跡が雪面に出てきた。バリゴヤのピークの手前で先行パーティーが下降してきた。我々の下山コースから登ってきたとのこと。
12:10バリゴヤノ頭に到着。稲村ヶ岳とその奥に大日山の岩峰が見える。これより下山だ。道標のないコースを下山するのは登りの何倍も難しい。幸い先行者の踏み跡があり、赤テープもあったので無事にモジキ谷に15:05に下山する。ここからR309を大川口の車のデポ置まで歩いて戻る。16:00着。その後帰神する。途中の五条で柿の葉寿し&うどんセットを皆で食した。
バリゴヤノ頭・・なんの意味かいな?と思うような名前ですが、意味はなし・・ただの地名なんです。大峰山系の奥深くにある、あまり人を寄せ付けないようなところ・・・今回、山行部の精鋭メンバーにお供して、行ってきました。参加申し込みして、OKは出たけれど、「ホンマにいけるんかいなぁ・・・」状態で、週末まで過ごしていました。夜明け前出発・・足引っ張らんようにしとかんと・・と、謙虚な思いで山行開始・・いきなりの急登、道なき道・・目印テープもかすれている・・人もはいっとらん・・踏跡なんかどこにもない・・地図と、資料が頼り・・今回のCLがいなかったら道迷いで遭難・・OUTってとこでした。
途中からは、断崖絶壁も出てくるし・・・「空中懸垂下降やったらおりられまっせぇ〜」おいおい、何ですかそれは・・・さすがにそこは高巻きしましたが・・まぁそんなところが随所に出てきました。途中で足が攣りそうになった事、2回・・メンバーの持ち物もらってなんとか回復・・こんなんでも、装備ひとつがちがうんだ・・勉強になりました。苦労して登った頭からは、雪を迎える、稲村が岳が雄雄しく見えました。
一日たって振り返ると、ほんとうに山らしい山歩きだったです。
そして大いに記憶に残る山行だったです。
シャクナゲの枝木などに引っかけたような切り傷が手首と首筋についていました。
それは山行の激しさを物語るに十分な勲章(?)でした。(笑)
出発時の気温は−3℃。大峰の空気は水より冷たくなっていた。
鉄山から弥山に至る尾根は樹氷が白く輝いている。
バリゴヤノ頭に至るルートは四方にある。
稲村ヶ岳、神童子谷、大川口、モジキ谷からそれぞれ取り付ける。
今回、我々は大川口からの尾根に取り付きバリゴヤノ頭を目指した。
1450m辺りで赤いロープが1本残置されていた。(8ミリ×30mか?)
12:10バリゴヤノ頭に到着。
モジキ谷からの入山者があり踏み跡があったのであまり迷わずに予定のモジキ谷口に下降することができた。
登り 約4時間
下り 約3時間
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