ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 253217
全員に公開
山滑走
剱・立山

あわすのスキー場から鍬崎山

2012年12月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:58
距離
17.0km
登り
1,801m
下り
1,802m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

駐車場4:56-スキー場トップ5:46-6:31貯水池脇6:37-8:32大品山8:46-8:55鞍部9:03-11:51/1756mピーク11:58-13:51鍬崎山14:11-15:44鞍部16:01-16:27大品山16:39-17:36スキー場トップ-17:54駐車場
天候 雨のち雪のち曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
あわすのスキー場のリフト乗り場目の前の駐車場。営業は1週間後だが除雪は綺麗にしてあった。
大平山南の鞍部から1756mピークに向けて登っているところ。漸く雨、雪が止み視界も効いてきて写真を撮る気になってきた。
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/17 10:51
大平山南の鞍部から1756mピークに向けて登っているところ。漸く雨、雪が止み視界も効いてきて写真を撮る気になってきた。
1756ピーク直前の難所。夏は鎖場だが今は雪壁。スキーは担いでツボ足で突破する。
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/17 10:51
1756ピーク直前の難所。夏は鎖場だが今は雪壁。スキーは担いでツボ足で突破する。
1756の直前、難所を過ぎたら雲が飛んで、突然現れた鍬崎山本峰。
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
12/17 10:51
1756の直前、難所を過ぎたら雲が飛んで、突然現れた鍬崎山本峰。
立山方面も見えて来た。左から龍王岳、鬼岳、獅子岳。
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
12/17 10:51
立山方面も見えて来た。左から龍王岳、鬼岳、獅子岳。
1756南の鞍部から、いよいよ鍬崎山への最後の登り。
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/17 10:51
1756南の鞍部から、いよいよ鍬崎山への最後の登り。
鍬崎山頂からの薬師岳。
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
12/17 10:51
鍬崎山頂からの薬師岳。
道具を入れてもう一枚。
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/17 10:51
道具を入れてもう一枚。
立山連峰のパノラマ
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
12/17 10:51
立山連峰のパノラマ
自分のトレースの向こうは富山平野だが、雲海の下。以後下山中は先を急ぐし、霧はかかるしで撮らなかった。
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/17 10:51
自分のトレースの向こうは富山平野だが、雲海の下。以後下山中は先を急ぐし、霧はかかるしで撮らなかった。
すっかり暗くなってあわすのゲレンデに到着。らいちょうバレーのナイターが光っている。
2012年12月17日 10:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/17 10:51
すっかり暗くなってあわすのゲレンデに到着。らいちょうバレーのナイターが光っている。

感想

 昨年12月には時間切れで1756mのピークから引き返した鍬崎山のリベンジである。12月10日には富山市中心で積雪43cmと12月前半での観測史上最高となった。去年の鍬崎山はツボ足+スノーシューだったが、今回は間違いなくスキーでしょう。但し前日までの2,3日は気温が上がって10℃を越えて雨、山も1000m位なら雨だったはず。

 あわすのスキー場で初っ端からシール着けてヘッドランプで出発。スキー場は来週営業開始で圧雪車のトレースもあるが殆どは踏まれていない新雪、と言っても雨に濡れたグサグサ雪。スキーは殆ど潜らないがストックはかなり入る。駐車場に着くまでは曇りだったが、登り始めとほぼ同時に雨が降って来た。予報では朝のうち雨が残り、午後は曇りから晴れ、さて「朝のうち」は何時までか。

 ゲレンデトップから、上の貯水池に続く送水管沿いのルート、初めは右側を登り、送水管を超すブリッジから左に渡る。前日滑り降りたスキーの跡がある。営業初日のらいちょうバレースキー場から来たのだろう。貯水池からしばらくが急坂、やせ尾根、ブッシュでスキーには苦しい。それを過ぎると広くなって登りやすくなる。スキーで沈むのは5cm位。雨はずっと降り続いていて、手袋はびしょ濡れになってしまった。標高1100m位で雪に変わってきて、1300m位で服の上で融けなくなった。大品山山頂に着くころにようやく止んだ。

 大品山から1300mの鞍部までシールのまま滑り降りる。こちらもスキーシュプールがあり、1756までは昨日行ったらしい。鞍部から1756の手前までは苦労するところはない。10cm位沈むところもあるが、全体としては大したラッセルではない。1756の手前が、夏には鎖場になっている急傾斜の難所だ。スキーを担ぎ、ツボ足で挑む。5m足らずの壁を二つ越えるだけたが、前後のスキー脱着も含めて30分ほどかかった。ピークに着くとほぼ同時に、霧が晴れて立山連峰と鍬崎山が姿を現した。

 さて1756でほぼ正午、鍬崎山頂まで行けば帰りは日が暮れる公算大だが、雨雪霧の中苦労して来て、ここでやっと晴れて目の前で山がさぁ来いと言っている。行かないわけにはいくまい。

 1756から上のしばらくは登りやすい斜面で順調に進み、1時半くらいには山頂に着くかと思われた。しかし雪面は、堅い面の上にサラサラの新雪が数cm乗った状態に変わり、斜め登行の角度を緩くしないとスリップし易くなって来た。標高2000m辺りの急傾斜ではスリップしないルートを探して前後したりで時間を要した。本日の二番目の難所だと思った。山頂に着いてほぼ午後2時、薬師岳が迎えてくれた。

 山頂は雪煙舞い上がる強風、写真を撮ったら急いで下りよう。シールを外すときもシールとシール面シートを飛ばされないよう厳重注意だ。

 滑降は山頂直下が一番快適だった。下りていくとクラスト雪で、さらに下りると重雪になって来て曲がりにくい。ここで怪我でもしたら大変なので慎重を旨として、無理には曲がらないことにする。1756は登り返さずに西側を巻いたが、ここの北西斜面が40度位の急斜面トラバースでいやらしい。慎重かつ速やかに通過してしまうしかない。登りのルートに戻って一息つく。この先大品山の鞍部までも重い雪が続いて、股の付け根が攣りそうなくらい、力を使い疲れる。山頂で晴れていた時も平野側は曇りで雲海に浮かぶ状態だった。雲の中に下りて来たのだ。

 大品山までシールを付けて登り返している間に、だんだん辺りが暗くなって来た。大品山からの滑降でついにヘッドランプ使用。自分の登りのトレースを辿って行く。ここらは湿雪ではあるが、そんなに重くなく曲がれる雪になった。貯水池上の難所をクリアし、いよいよ真っ暗になったが、その後の緩斜面から送水管沿いの斜面を無難にこなしてついにゲレンデに到達、らいちょうバレーのナイターの灯りが輝いていた。誰もいないゲレンデを滑降して、駐車場に生還した。午後6時、選挙の投票も出来そうだ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2194人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら