養老公園からの三方・小倉・養老山 多芸ノ台より若宮直行ルートを辿る
- GPS
- 07:10
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 983m
- 下り
- 991m
コースタイム
11:00 養老神社 11:10
11:20 養老の滝
11:25 滝上駐車場(受付)
11:35 登山口
12:20 三方山 12:25
12:40 小倉山 12:50
13:05 養老山 13:10
13:30 休憩ベンチ(昼食) 14:55
15:00 安芸ノ台 15:05
17:00 若宮地区(林道終点)
17:15 手袋の捜索 17:25
18:05 養老公園駐車場
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス | 養老公園駐車場 300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート図は手書きですので正確ではありません。 笠原峠〜小倉山〜養老山は融雪でぐちゃぐちゃの箇所が多いです。 養老山〜安芸ノ台はあまり歩かれていない様で、10cm程度の雪が残っていました。 安芸ノ台〜若宮地区は、下りの場合は右側の凹部、左側の凸部(高低差3m程度)が ほぼ並走するルート。序盤と終盤を除く約70%は凸側を進むようにテープが設置してあります。倒木や通過困難な藪(松)なども点在。 序盤の凹部は最大で膝下までの積雪。そのまま凹部を道なりに進んでも下山できそうな感じではありますが、 相当荒れている様に見えます。 |
写真
感想
寝坊をしてしまいました。衆院選の投票を終え、朝10時に家を出て午前中に入山できそうな山・・・。
今回のターゲットは二週連続ですが、養老三山です。
菊水泉で飲料用、コーヒー用の湧き水を汲みます。今回は粉末のポカリ○エットを入れたペットボトルを用意しました。
よく振って攪拌、ありがたいスポーツドリンクの完成です!
11時半過ぎにようやく登山口をスタート。前回よりも意識してペースを上げている上、気温も高めなので汗が吹き出します。
若干ヘロヘロになりつつ三方山に到着。疲れた割には先週より10分だけしか短縮できていません。
小倉山を経て養老山に到着。結局、先週と比べてここまでで短縮できた時間はたったの15分でした。
養老山より南側は、それまでの賑わいが嘘だったかのように静かな登山道に変貌します。
10cm前後に積もっている雪の上に人の足跡はありません。と思ったら、トレランの人とすれ違いました。
結局その人が、本日出会った最後の登山客でした。
養老山から二つ目の休憩場所で昼食とします。
結果は写真12の通り・・・正直なところ、精神的ダメージ大です。やはり無謀な挑戦でした。
ホットケーキは無理でしたが、フレンチトーストぐらいなら意外と簡単に出来るかもしれませんね。
過ぎた失敗は未来の糧にしなければなりません。
この、中身がゲル状のぬるくてグロテスクな食事をした経験も、いつかきっと役に立つ時が来ます(本当か?)。
駄目な昼食に執着し過ぎ、気付いたら15時少し前になっていました。急いで先を目指し、安芸ノ台に15時に到着。
ここからが本日の本題、若宮地区に続く直行ルートです。
下山開始が先週よりも一時間以上遅れているので、慎重さを保ちつつ、急ぐ必要があります。
少し進むと残雪が膝下まで達する状況となりますが、やがて右側の凹部と左側の凸部が並走するかたちになり、
そこからは基本的に凸部をテープを辿りながら進むことになります。
途中に倒木等も多く、進みづらい箇所もいくつかありますが、序盤、終盤を除く全体の7〜80%は凸部を進みます。
時間も16時30分頃になってくると、紫色のテープが段々と見えづらくなってきます。
17時少し前にヘッドランプを点灯。ほどなくして若宮地区に到着。
県道に出て歩道をとぼとぼ歩き、18時過ぎに養老公園の駐車場に戻りました。
ここまでが本日の大まかな行程です。
これより先に記述する内容は、あくまで私自身が今回の山行で感じた主観的なものであり、
この記録に目を通して下さる方々に対していたずらに不安を煽ろうという意図は決してありません。
それをご理解頂けない方はこの先はご遠慮下さい。誠に勝手なことで申し訳ありません。
安芸ノ台から若宮地区までの下山中において、何度かルートファインディングを行いました。
そのいくつかの場所のひとつで自身に起きた出来事についての話です。
設置されたテープの位置が紛らわしく、多分違っているとは思いながらも何故か気になり、森の中へと少しだけ入りました。
前方にテープが見えたので先へ進むと、それはテープではなく樹の模様でした。更に先にまたテープが見えます。
少し進んで、今度はそれが枝なのだと分かりました。
突然、全身にかつて感じたことのない程の悪寒が走り、思わず森の外まで駆け戻りました。
あれは胸騒ぎなどとはまるで違う、身体が発した警告のようだったと覚えています。何があったのかは分かりません。
気のせいだと言われればそうなのかもしれませんし、辺りが段々暗くなることに対する不安があったからだと言われれば
その通りなのかもしれません。その場を一旦離れましたが、どうしても頭の方が納得できていません。
やるべきではなかったのですが、戻って、間違ったルートの記録として森の奥の写真を撮ってしまいました。
今考えれば、強烈な意志めいた何かが自分を呼んでいたようにも思えます。
帰宅後に写真を確認しました。例の写真は特に何か変なものが写っている訳ではなかったのですが、
何度確認してみても精神が乱されるかの様なざわめきが起き、全身に鳥肌が立ってしまいます。
その写真は記録として載せることを止め、カメラのデータからも消去しました。
それなのに、現時点でもあの写真を忘れられない自分がいます。
山には魔物が潜んでいる・・・などとよく言われますが、これまでは自分の中でそれは自然の脅威などに対する
比喩表現だと考えていました。今回の山行で、その考えは間違いなのだと思い始めています。
物には全て表と裏が存在します。山も然り・・・なのでしょう。
美しい自然、美しい景色、開放感、達成感、それらのプラス要素がある分、同等のマイナスも隠されているはずです。
もしかすると、決して人が踏み込んではならない領域、時間帯、状況等が存在し、それらが同調してしまった時に
なにかが起こってしまうということもあるのかもしれません。
非科学的なことばかりを述べていますが、何かしら結論づけなければ自身を納得させることが出来ないのです。
これを記録として載せて良かったのか・・・本当は載せるべきではなかったのではないか・・・自分でも分かりません。
この記録が最後まで目を通して下さった皆様にとって参考にできる内容であったかどうかすらも疑問です。
けれど、この件をなかったことにすることは自分にはどうしても出来ませんでした。
これを読んだことで気分を害された方も居られたかもしれません。申し訳ありません。
今は、山に入ることに対する自身の向き合い方を大きく改める必要があると考えています。
できる限りの情報収集。無理のない計画。慎重な行動。謙虚さ。たくさんあります。
今回はそれらが全て足りていなかったのだと考えています。
自分にとっては決して忘れられない山行となりました。
新たに知り得た事実を加味した上で思うこと、気付いたこと等を追記させて頂きました。宜しければご覧下さい。
http://www.yamareco.com/modules/diary/28286-detail-44882
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