西クマネシリ岳

2020年09月15日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.5km
• 登り: 956m
• 下り: 942m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:07
• 休憩: 0:30
• 合計: 6:37

7:00 シンノスケ３の沢林道入り口
8:57 0:00 上二股土場
10:30 11:00 西クマネシリ岳
12:00 0:00 上二股土場
13:37 シンノスケ３の沢林道入り口

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

R273十勝三股駅跡から北へ1kmほど
シンノスケ3の沢林道入口に数台駐車可能
関係車両が入る可能性は低いが、500m北の駐車帯に停めた方がいいかも

その他周辺情報

層雲峡　黒岳の湯　日帰り入浴600円

写真

シンノスケ3の沢林道入口。ゲートが開く可能性はほぼ無さそうだが、一応通れるように間をあけて駐車した。

林道に入るとすぐに路面は洗掘され、倒木がいくつも出てきた。

途中から林道は沢に変貌してしまう。
飛び石を探しつつ、蕗をへし折りながら進むが、ここに限っては沢靴で水の中を歩いた方が楽だと思う。

綺麗に路盤が残っている所もあるものの・・・

旧登山口手前で再びぐちゃぐちゃに。
登山者が付けたと思われるピンテ以外に、人の手が入った跡は無い。
この林道はもう復旧しないで自然に還る運命にあるんだろうか。

旧登山口らしき広場を過ぎると沢沿いの踏み跡へ。
古い看板が木に浸食されそう。

踏み跡も倒木に遮られて不明瞭な所が多い。適当に歩きやすい所を選んで上流に進んでいく。

上二股手前には廃屋が残っていた。
傾いてるし汚いけど、ドアは開閉できて雨風凌げるのでビバークくらいならできそう？

上二股土場(夏山ガイドに書いてある便宜的な呼び方)に到着。
右の作業道に入って標高を上げていく。

藪化している所もあれば、綺麗な所もあり。

傾斜がきつくなってきた所でピンテが数本下がっていて、右側の斜面に取り付くようになっていた。
しかしこれを見落として直進してしまい、軽く藪を漕いで登山道に戻ることに。

登山道には倒木が数か所ある以外に台風被害はあまりなく、ピンテも多いので道も分かりやすい。

上部まで登るとガスが濃くなってきた。
眺望は期待できないか・・・。

最後はロープのある急な岩場を越えると、

西クマネシリ岳到着！
かつて標識が付いていたと思われる柱が1本だけ立っていた。

ワードで作った標識を貼り付けて撮影してみたが、柱と色が違いすぎて違和感がすごい(笑)もう少し色を合わせれば良かったかな。

時折ガスが抜けて少し青空が見えたものの、遠くの眺望は得られず。

下山を開始するとクマネシリ岳(左奥)方面がうっすらと見えた。

右にピリベツ岳への踏み跡が分岐していた。双耳峰なのでこちらも登っておきたかったが、視界もあまり無いので今回はヤメ。
ピリベツ岳は次回の宿題にしておこう。

営林署時代の標識が残る林道を下って下山。

感想

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2016年の台風被害で登山口まで車で行けなくなった山は数多くあるが、西クマネシリ岳もその一つ。
近隣のニペソツ山や石狩岳など、幸いなことにアプローチのルートを変えて登山口までアクセス可能となった山もあるし、パンケヌーシ林道(チロロ岳)や戸蔦別林道のようにかなり復旧が進んだ所もある。
しかし、マイナーな西クマは残念ながら4年経っても完全に放置状態だった。
無数の倒木や沢化した路盤など、林道の被害状況はかなりのもので、これはもう修復されることは無いだろうと思った。

登山道のほうはピンテも多く道はまだしっかりしているし、林道歩きを合わせてもそこまで長い行程ではない。今回はガスっていたが、天気が良ければ大雪山系の眺望はなかなか良さそうな感じ。次回があれば、好天の日を狙ってピリベツ岳とセットで再訪してみたい。