錫杖岳前衛フェース 左方カンテ・1ルンゼ(川崎柴笛クラブ）
y86104129
その他1人 | 過去天気図（気象庁） | 2020年09月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
幕営地は錫杖沢出合にしました。私たちが到着するとすでに4人テントが3張、1〜2人テントが2張あり、なんとか私たちのテントも強引な場所に設営することができました。 今回快適重視で4人テントを持って行きましたが、錫杖沢出合に幕営するのであれば、なるべく小さいテントで行った方が良いと思います。 |
写真
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ここをちょっと登ったらピカピカハンガーの終了点があります。
装備
| 共同装備 |
キャメロットウルトラライト#0.4〜#3
リンクカム#0.5〜#2
ボールナッツ２〜４
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|---|
感想
初めての錫杖岳なので易しく人も入っているであろう「左方カンテ」と「1ルンゼ」に行ってみました。
どちらもルートグレードは4級下とのことですが、1ルンゼの方がルーファイがしにくく、プロテクションも取りづらく難しく感じました。
どちらも途中敗退せず、A0せず、テンションせず、オールフリーで登れたので、うれしさもひとしおでした(^^)
今回荷物は1つのザックにまとめ、フォローが担いで登るやり方にしました。
＜左方カンテ＞＊トポは「新版 日本の岩場 下巻」
1P(��)：アップ的な階段状ピッチ。木やカムでプロテクション取れます。
2P(��)：まっすぐルンゼを登って越えたら左へ回り込みます。中間あたりが少し立ってます。
3P(��)：中間ホールド細かいですが難しくはないです。
4P(��+)：チムニー
5P(��+)：チムニー左のフェースをまっすぐ登ります。下部は立っているけどプロテクションが取れるところが限られます。
6P(��+)：ハングを越えたらチムニー横のフェースをクラック沿いに登ります。クラックはカムでプロテクションが取れます。
7P(��+)：スラブ〜右のフェースの登ります。
8P(��)：ランナーも必要ないピッチ。最後に大きなテラスに出てここで終了なのでしょうが、私たちはせっかくなんでさらに奥の前衛フェースの頂上まで足を運んでみました。
下降は6P終了点までは同ルート下降し、それ以降は「注文の多い料理店」側へ下降しました。
＜1ルンゼ＞＊トポは「新版 日本の岩場 下巻」
1P(��)：F1左のフェースを登ります。どこからでも登れそうですが登り始めると意外とラインは限られるかも。上のテラスまで行ってしまうと1〜2Pをつなげることになってしますが、1Pのこれといった終了点はないです。私たちは途中のピナクルで切りました。
2P(��+)：ハング〜スラブとなっているが、いまいちハングがどれかわからなかったです。1Pを切ったすぐ上のクラックが走ったフェースが、やや薄かぶりでホールドも意外ときわどいムーブを強いられ悪く難しく感じたが、そこがハング部分だったのかもしれません。
3P(��)：まっすぐV字状岩壁の基部まで50mいっぱい行きました。ここは途中の左壁を登る人もいるようです。
4P(��)：ルンゼをまたいでスラブをまっすぐ登り、V字状岩壁脇の汚い終了点で切りました。
5P：トポでは左にトラバースするラインになっているので、左にある大きなリッジをトラバースするとリングボルトが2個あったので一旦そこで切りました。
6P(��)：3Pの左壁を登るとここに出てくるようで、確かにそうした方がラインとしては素直に感じました。2個のリングボルトから上に登りましたが、スラブというか凹角状だったのでここがトポにある「スラブ状フェース」なのかは不明です。大きなテラスに出たので、そこにあるこれまた汚い終了点で切りました。
7P：トポでは真上に凹角が見えるはずですが何もありません。恐る恐るテラス左の壁を少し登るとピカピカハンガーの終了点があってホッと一安心。6P目はテラスに出ずに少し左上した方が良かったようです。
8P(��)：トポでは核心となっているが�元蕕覆里覇颪靴�はないです。途中ピカピカのハンガが2個ありましたが、その後が少し悪いところがあり、むしろそこにハンガー打って欲しいなと思いました。
9P(��)：スラブから凹角を左上します。私は真ん中、パートナーは左側を登りましたが、どちらも残置ピンは見当たりませんでした。どなたかの最近の記録に「残置あった」と書かれていたので、右側にはあるのかもしれません。
10P(��)：ステミングしながらの快適なチムニーを登ります。トポには「チムニー〜草付」と書いてあるので、左の草が生えているところを登りましたが、そこは「草付」というか「草むら」で結構な斜面を草を激つかみしながら登ることに。途中で「ここは違う！」と気付くも時すでに遅しで、下りるのも厳しい状態なので「上に見える木で懸垂できる」とそのまま登り切りました。木まで到達するとそこには残置のスリングとカラビナが。やはり間違って入ってしまう人多いんでしょうね。下降時に確認したらチムニーを抜けた右上にピカピカハンガーの終了点がありました。。。そこは草付というか普通にテラスでした。「変に草付なんて書かないで欲しい。草付なんて書いてあるから草に向かってしまうんだ」と心底思いました。
下降は同ルートを下降しました。3〜5Pのところは3P目の左壁の方へ下降しましたが、左壁のところが屈曲している上にクラック状になtっているため、結び目がひっかかってしまい登り返すはめに。結局一回ロープを抜いて3P目の途中にある残置ハーケンと木にかかっているスリングにロープを通して下降しました。2P目終了点からはエスケープバンドを歩いて取り付きまで戻りました。
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