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Yamareco

記録ID: 258596
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山滑走
八幡平・岩手山・秋田駒

秋田駒ヶ岳 2013初滑り♪

2013年01月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:19
距離
6.8km
登り
575m
下り
567m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:45 アルパこまくさ発
10:10 旧アッスルスキー場ゲレンデtop
11:35 標高1250m付近(撤退を決める)
    シール剥がして初滑り!
12:00 アルパこまくさ
天候 小雪(山頂は雲の中)
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
秋田駒ヶ岳登山の拠点施設「アルパこまくさ」に駐車。http://www.heart-herb.co.jp/arupa/
アルパこまくさは夏場登山のマイカー規制の拠点施設であるため、冬でも除雪の行き届いた広い駐車場があり、火山防災ステーション(情報•展示)、日帰り温泉や食事が楽しめる。

また最寄りのJR田沢湖駅から路線バスが出ているので、新幹線と合わせて利用出来る。
http://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/komagatake_bus.html
コース状況/
危険箇所等
宿泊される方は
乳頭温泉郷 http://www.nyuto-onsenkyo.com
水沢温泉郷 露天風呂水沢温泉 http://www.tsukamoto-sogyo.co.jp/mizusawa/
その他情報こちら http://www.tazawako.org

毎年2月上旬から4月中旬まで、アルパこまくさから秋田駒ヶ岳の8合目までを往復するウインターパノラマキャットツアーが催行される。
http://www.tazawako-ski.com/data/panorama.pdf

ゲレンデスキーを楽しみたい方は
たざわ湖スキー場 http://www.tazawako-ski.com
山頂付近は暗雲立ちこめる。
2013年01月05日 08:38撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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1/5 8:38
山頂付近は暗雲立ちこめる。
田沢湖とアルパこまくさ。
2013年01月05日 08:52撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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田沢湖とアルパこまくさ。
先行者のトレースをたどる。
2013年01月05日 09:17撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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先行者のトレースをたどる。
時折、ちょっとだけ雲が切れる。
2013年01月05日 10:01撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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時折、ちょっとだけ雲が切れる。
ゲレンデトップ、ここから樹林に入って行く。
2013年01月05日 10:14撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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ゲレンデトップ、ここから樹林に入って行く。
カーブミラーに写る自分。
2013年01月05日 10:18撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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カーブミラーに写る自分。
貴重な青空。
2013年01月05日 10:22撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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貴重な青空。
カーブミラーNo.23から尾根に取り付く。
2013年01月05日 10:33撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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カーブミラーNo.23から尾根に取り付く。
振り返る。
2013年01月05日 11:07撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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振り返る。
途方もなく見える行く先。
2013年01月05日 11:10撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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途方もなく見える行く先。
光り射して振り返る。
2013年01月05日 11:36撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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光り射して振り返る。
シール剥がして滑降の準備完了!
2013年01月05日 11:37撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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シール剥がして滑降の準備完了!
撤退を決めたらこれだ(笑)
2013年01月05日 11:39撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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撤退を決めたらこれだ(笑)
この景色が見られただけでも良かった。
2013年01月05日 11:40撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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この景色が見られただけでも良かった。
やっぱり青い空はいい。
2013年01月05日 11:42撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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やっぱり青い空はいい。
先行者も滑降して帰ったみたいね。
2013年01月05日 11:54撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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先行者も滑降して帰ったみたいね。
アルパこまくさにて稲庭饂飩。
2013年01月06日 18:04撮影 by  iPhone 5, Apple
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アルパこまくさにて稲庭饂飩。

感想

年末からなかなか風邪が抜けない。体調不良で年始にかけての遠征雪山登山は取りやめた。何れにしても絶え間なく降り積もる雪で、家の前が一晩で腰ラッセルなんてのはいつものことなのだ。だから除雪作業を終えるとそのまま温泉にでも行って汗を流して、美味しいものでも食べて読書しながらうたた寝ということになる。

この日の前夜も車庫の前にふてぶてしく寝っ転がる珈琲の角砂糖みたいな雪塊群との格闘に二時間かかった。でもせっかくきれいにしたこの場所も翌朝にはローダーがずっしり重い雪塊をすかさず置いて行くのだ。これをどけないと出かけられないよ、と言わんばかりである。やはり当日の朝も"雪よせ"という名の準備運動に一時間かけてようやく出発できた。いや、脱出できた。

車を動かせたのは良いが、秋田駒までたどり着けるかという問題が浮上する。あまり朝が早すぎると真昼や和賀山塊のすぐ麓を通る農道が未だ除雪されていないのだ。岳人は決して選ばないであろう、車高の低いFR車である。昨年の正月は全く除雪されていない地吹雪激しい農道でスタックして進退極まり、試行錯誤の挙げ句、いったんバックし(バックすればとりあえず前輪駆動だから動く)振り子のごとく勢いをつけて脱出したことがあった。この教訓を生かして今年はなるべく町中の道を迂回してようやく秋田駒ヶ岳までたどり着くことが出来た。

アルパこまくさから旧スキー場のゲレンデを登る。遠く400mくらい先の丘の上に先行者が一人見える。日頃の運動不足が祟ってか距離は縮まらない。一時間少しかけてゲレンデトップ。ここから8合目まで続く雪に埋まった山岳道路をショートカットしながら行く。白濁した湯船にでも浸かっているようなカーブミラーに写る自分の姿を楽しみながらハイクアップを続ける。そしてNo.23のカーブミラーに差し掛かった所から男女岳に伸びる尾根に取り付いた。

先行者のトレースは山岳道路に忠実で8合目避難小屋方面に伸びている。僕は軌道から外れて行く。ここから先はようやく自分だけの雪山なのだ。緩やかな斜面に雪にまみれたブナに見惚れながら、美しい森を行く。取り付いた尾根は80mほど登ると尾根の体をなさなくなり、広い斜面となる。そして徐々に傾斜が急になっていく。コンターの間隔的にスキーで登れない斜面ではないが、所々に雪庇が発達しつつあって、迂回することになる。1200m付近からは直登するには厳しい斜面になる。吹き付ける風が強く、指の感覚が無くなってきた。顔でいちばん標高の高い鼻が凍てつく風にさらされて痛い。ここで汗まみれの下着を着替えて、その上にフリースを着込む。いつもだとグローブのインナーも交換し、グローブの中にカイロを入れて寒さに耐えるのだが、どうやらカイロを装備に入れるのを忘れてしまったらしい。急な斜面上でザックの中を空にして探したが、見あたらなかった。このような状況で欲しい装備品のひとつとして、目出し帽もあるが、ザックに入れた記憶はない。悔やんでもしょうがない。冬山は装備を含めた計画がすべてだ。男女岳の裾野に広がるなだらかな斜面まであと200m残して引き返すことにした。

下りは誰もいない美しいブナの森を縫うようにばふばふ抜ける♪ 最高の初滑りになった。

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コメント

熱々稲庭饂飩
天ぷら付きで豪勢です
凍傷にはならなかったかな どんだけ寒いのでしょう でもその斜面で裸で着替えてるtooleさん…なんていうか…若い!

近々そのあたり行きたいと思っていたので、参考になりましたよ 雪かきの仕方とかも
2013/1/6 22:00
読みごたえあり!
臨場感ありますね〜 顔で一番標高の高いところ、凍傷になってませんか kiyoshiさんが指摘されているように、そんなとこで下着を取り替えるなんて でも楽しい初滑りになりましたね

山に出かけるとかの前に、まずは雪寄せ・・時には雪のせいで戸も開けられなかったりして・・ ホンマご苦労様です これからが本番ですね
2013/1/6 22:21
明けましておめでとうございます
冬山は登山道まで行くのが一苦労ですよね^^;
日が出ている時間は短いので早朝に出発したくても、除雪を待たなければならなかったり・・・
私も苦労してます。
今回は登山よりも、登山道まで行く事が核心部だったみたいですね

秋田駒ケ岳、少し残念な天気だったようですが、雪の付いた樹木と、そこから覗く青空が印象的です。
これからますます寒くなるかと思いますが、寒さ対策にお気をつけて雪山満喫して下さい
2013/1/6 22:27
kiyoshiさん☆
稲庭饂飩、サクサク揚げたて天ぷら付きは300yen高の1,000yenになりま〜す
kiyoshiさん、こちらに遠征の際はいかがでしょうか?
県南地元のぼくが食べてもゼッピンでしたよ。おすすめです
正月くらいは豪勢に行きたいですね

僕は汗かきなので、着替えは必須なのですよ。
いつもはベースレイヤーにシェルレイヤーの二枚重ねですが、すぐに汗をかいてしまいます
この日は着替えている間に凍っちゃいましたね(笑)

本日は屋根の上で腰ラッセル、雪下ろしでした〜
2013/1/6 23:13
kamadamさん☆
凍傷はなんとか免れましたね
下山した後にすぐにアルパこまくさの湯船で解凍したのが功を奏しました。

2月の雪祭りはこれからですから、雪との戦いはこれからですね
ヤマレコご覧の方々には秋田の雪祭りにいらっしゃってほしいなぁ
ものすごい豪雪がお待ちしておりますからね。
僕はこれから「かまくら」の中で暮らします(ウソですが‥)
甘酒飲みながら、餅を焼いているかもしれません

積雪の具合は秋田駒よりも真昼•和賀の麓の方がやっぱり深いです。
2013/1/6 23:21
Luskeさん☆
連日の雪山遭難の報道に心配していました。
南アルプスはいかがでしたか?

後ほどお邪魔します
2013/1/6 23:26
明けましておめでとうございます。
ご無沙汰しております。
真っ白な雪景色とってもきれいです。
田沢湖スキー場は10数年前に行きましたが
リフト下りた途端、強風でリフトストップ、視界不明な中
命からがら滑って下りてきました。
あまりいい思い出ではありません。
まだ私は30代の若かりし頃、子供も小学生でした。

山で会える事を楽しみに今年もよろしく
2013/1/7 10:14
つかの間の青空?
私はスキーはできないので、指をくわえながらみておりました。
それにしても…指の感覚もなくなるような中でも着替えですか…
私も汗かきなので、インナーの工夫が必要かな…と、いろんな人の話を聞いている最中です。
時折青空も見える初すべり、お疲れ様でした。まずは良かったですね^^


蛇足ですが…
庄内平野の農村の我が家も、無駄に敷地が広いだけに家から脱出するのに四苦八苦する時があります。
このまま敷地内で遭難するんじゃないかと、春に雪が溶けるまで動けないのではないかと涙目になる事ひと冬に1度くらいはあります。
2013/1/7 14:52
あけましておめでとうございます!
腰パウうらやましいです
でも、私だったら遭難しちゃうかな

この日の私はと言うと…氷点下23℃の中2時間突っ立って撮影していましたよ
とても良いお天気だったのでこのぐらい冷えたようです。
カメラもよく正常に動いたもんだと感心しましたよ

今年もtooleさんの壮大なレコを楽しみにしています
風邪、お大事にしてくださいね
2013/1/7 20:48
meikenさん☆
田沢湖スキー場は一番高い所までリフトで行くと目出し帽が欲しい位の厳しい寒さですよね

高校時代にスキー授業でよく滑っていましたが、あまり晴れたという記憶はなく、見通しの悪い吹雪の中を滑走していたのをよく思い出します

僕も仙台に住んでいたことがありますが、宮城のスキー場とは違うかもしれませんね
meikenさんと今年は是非山でお会いしたいですね。
よろしくお願いします
2013/1/7 23:35
kimberliteさん☆
僕は冬でも行動時は下着とシェルレイヤーの二枚だけです。
それでも汗をかいてしまうので、手っ取り早く着替えてしまいます

庄内と言うと鳥海山の麓ですからね。
秋田の内陸に住む僕はとにかく沿岸の風が強い吹雪のイメージがあります(違っていたらごめんなさい

でも厳しい自然の中でも海の幸、山の幸があって良い所ですよね。
昔、新潟に居たことがありまして、7号線沿いをドライブするのは好きでした
必ず春はきますからね
2013/1/7 23:48
Springさん☆
あけましておめでとうございます。
腰パウやってたのは次の日の家の屋根の上だったりしま〜 す
秋田駒も今の時期の雪が最高のパウダーですけどね

北海道は氷点下23℃でしたか
意外と頑丈な一眼レフは保証温度外でも行けちゃう気がしますよね。

今年もSpringさんの岩手山のレコ楽しみにしていますよ
2013/1/7 23:56
遅コメ失礼します
初滑りがBCというのがtooleさんらしいなと
高校でスキー授業があるというのは羨ましいです。酒田ではなぜか私の学校だけ行われておらず、隣の学校の生徒が出発するのを皆で指をくわえて羨ましく見ていた記憶があります

冬山装備は夏と違って難しいですよね。行動中に寒いのもイヤですが、汗冷えも困り者です
この分野は失敗したら怖いのでなかなか冒険もできませんから、結局何年もいつものスタイルを貫いてしまいます
2013/1/8 10:58
mokkedanoさん☆
スキーは小さい頃から義務的にやらされてきた感じがありまして、自分から楽しむ様になったのは秋田を離れてからなんですよ

若い頃の僕はどこの学校でもスキーは必須科目だろうと思い込んでいましたが、周りには誰ひとりそんな方は居ないことを知り、かなり特殊な環境だったことを思い知らされました

冬山の装備についてはそのうちmokkedanoさんのいつものスタイルをご教示願いたいです
2013/1/8 21:40
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