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Yamareco

記録ID: 258781
全員に公開
雪山ハイキング
甲信越

ラッセルファイト!豪雪の南魚沼市・金城山(四合目まで)

2013年01月05日(土) 〜 2013年01月06日(日)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
22:42
距離
6.2km
登り
429m
下り
440m
歩くペース
ゆっくり
2.12.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

<5日>
越後上田郵便局前11:19―11:35観音山コース登山口(標高210m)11:55―14:36三合目(標高450m)―16:21標高630m地点(テント泊)
<6日>
標高630m地点8:21―8:54三合目―9:32観音山コース登山口9:48―11:15六日町駅
※GPSログは金清坊前バス停まで
天候 5日 晴れ  6日 雪
気温
5日14:45の標高500m付近 4℃
6日の午前中 0度
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:六日町駅からバスで15分(南越後観光バス 六日町〜沢口〜清水線 六日町駅11:00発、
   越後上田郵便局前下車 250円+荷物100円)、登山口まで徒歩15分
   http://www.minamiechigo.co.jp/

帰り:六日町駅まで徒歩(登山口から6.5km、約1時間30分)
コース状況/
危険箇所等
・ワカンを履いてひざ上の積雪。つぼ足では腰まで沈む。
・気温は暖かく、湿った雪質。
・トレースなし。
・標高520m付近に倒木。
・南魚沼市「南魚沼市内登山道について」
 http://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/soshiki/shoko-kanko/tozan-winter.html
・南魚沼市「平成25年1月の積雪情報」
 http://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/soshiki/kensetsu/sekisetsu-h2501.html
越後湯沢「0番線」から「ほくほく線」に乗り継ぎ
2013年01月05日 10:35撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 10:35
越後湯沢「0番線」から「ほくほく線」に乗り継ぎ
車窓から目指す山が見える
2013年01月05日 10:48撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/5 10:48
車窓から目指す山が見える
越後上田郵便局前から出発
2013年01月05日 11:17撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 11:17
越後上田郵便局前から出発
雪の表面が溶けて輝いている
2013年01月05日 11:23撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/5 11:23
雪の表面が溶けて輝いている
登る尾根が見えてきた
2013年01月05日 11:32撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 11:32
登る尾根が見えてきた
槻岡寺(きこうじ)の横から登る
2013年01月05日 11:35撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 11:35
槻岡寺(きこうじ)の横から登る
取り付きから膝下まで潜る積雪
2013年01月05日 12:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/5 12:30
取り付きから膝下まで潜る積雪
標高280mの東屋。ここまでで30分かかっている!
2013年01月05日 12:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 12:31
標高280mの東屋。ここまでで30分かかっている!
期待どおり、トレースなし
2013年01月05日 13:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 13:12
期待どおり、トレースなし
一向に遠くならない町並み
2013年01月05日 13:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 13:12
一向に遠くならない町並み
軽く握ると締まる湿った雪
2013年01月05日 13:21撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 13:21
軽く握ると締まる湿った雪
木の根に挟まってしまった。抜けない
2013年01月05日 13:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 13:39
木の根に挟まってしまった。抜けない
ショベルで掘り起こして脱出
2013年01月05日 13:41撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/5 13:41
ショベルで掘り起こして脱出
凛として立つ
2013年01月06日 15:56撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 15:56
凛として立つ
南魚沼の町並みが広がる
2013年01月05日 14:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 14:39
南魚沼の町並みが広がる
標高520m、倒木が道を塞ぐ
2013年01月05日 15:11撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 15:11
標高520m、倒木が道を塞ぐ
二股の幹が片方折れている。よく見ると、過去にも折れた跡が
2013年01月05日 15:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 15:13
二股の幹が片方折れている。よく見ると、過去にも折れた跡が
真新しい傷
2013年01月06日 16:25撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 16:25
真新しい傷
爽快な空
2013年01月05日 15:21撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 15:21
爽快な空
枝についた雪が花に見える
2013年01月05日 15:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 15:39
枝についた雪が花に見える
動物の足跡を追って空へ
2013年01月05日 15:48撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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動物の足跡を追って空へ
日が傾いてきた
2013年01月05日 15:51撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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日が傾いてきた
左のピークの手前に平らな面が見える。あそこに泊まろう
2013年01月05日 15:53撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 15:53
左のピークの手前に平らな面が見える。あそこに泊まろう
樹林帯を抜ける
2013年01月05日 16:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 16:03
樹林帯を抜ける
もがく
2013年01月05日 16:16撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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もがく
標高630mの宿泊地に4時間半かけて到着
2013年01月05日 16:20撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 16:20
標高630mの宿泊地に4時間半かけて到着
振り返ると、今にも日が沈むところ
2013年01月05日 16:22撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/5 16:22
振り返ると、今にも日が沈むところ
まずは整地を。ふみふみ〜♪
2013年01月05日 16:25撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 16:25
まずは整地を。ふみふみ〜♪
そうしている間にも日は沈み
2013年01月05日 16:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 16:31
そうしている間にも日は沈み
はるか遠い山頂も影になりつつある
2013年01月05日 16:32撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 16:32
はるか遠い山頂も影になりつつある
日没後、スキー場の明かりが灯った
2013年01月05日 16:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 16:49
日没後、スキー場の明かりが灯った
右側には別のスキー場が
2013年01月05日 16:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/5 16:49
右側には別のスキー場が
設営完了。入口に土間を掘ってみるか
2013年01月05日 16:56撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/5 16:56
設営完了。入口に土間を掘ってみるか
この夜景をみられて良かった
2013年01月05日 18:16撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/5 18:16
この夜景をみられて良かった
2日目。ライターがガス欠のため、ファイアスターターを使用
2013年01月06日 18:52撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/6 18:52
2日目。ライターがガス欠のため、ファイアスターターを使用
降雪で視界がきかない
2013年01月06日 08:15撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 8:15
降雪で視界がきかない
町が見えないだけで、山奥に来たような気持ちになる
2013年01月06日 08:32撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 8:32
町が見えないだけで、山奥に来たような気持ちになる
自分のトレースが頼り
2013年01月06日 09:15撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/6 9:15
自分のトレースが頼り
無事、登山口に戻ってきた。わずか1時間10分で
2013年01月06日 09:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 9:31
無事、登山口に戻ってきた。わずか1時間10分で
観音様も冬仕様
2013年01月06日 09:33撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 9:33
観音様も冬仕様
脱いだばかりのワカン。シリコンオイルスプレーをかけておいたせいか、湿った雪にも関わらず雪団子がつかなかった
2013年01月06日 09:37撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/6 9:37
脱いだばかりのワカン。シリコンオイルスプレーをかけておいたせいか、湿った雪にも関わらず雪団子がつかなかった
昨日と雰囲気が一変した町
2013年01月06日 09:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 9:49
昨日と雰囲気が一変した町
民家の屋根からの雨だれで、こんなことになったらしい
2013年01月06日 16:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/6 16:03
民家の屋根からの雨だれで、こんなことになったらしい
六日町駅まで歩く。凍結防止に散水され、路面は水浸し
2013年01月06日 10:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/6 10:12
六日町駅まで歩く。凍結防止に散水され、路面は水浸し
雲洞コースは沢筋だから、この時期は危険
2013年01月06日 10:28撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 10:28
雲洞コースは沢筋だから、この時期は危険
魚野川の黒々した流れ
2013年01月06日 10:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 10:31
魚野川の黒々した流れ
六日町駅前の商店街には武将の像が並ぶ。直江兼続だけ解説板つき(南魚沼市が生誕地だから?)
2013年01月06日 16:04撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/6 16:04
六日町駅前の商店街には武将の像が並ぶ。直江兼続だけ解説板つき(南魚沼市が生誕地だから?)
六日町駅に到着。長かった!平地を歩いた距離の方が!
2013年01月06日 11:14撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/6 11:14
六日町駅に到着。長かった!平地を歩いた距離の方が!

感想

天気の推移に注目していました。移動性高気圧で本州が覆われる5日、時は来たれり!

今回の目的は「ラッセル」。昼から日没まで可能な限り進み、テント泊をした後に下山するというシンプルなプランです。一応、目的の山頂は定めていますが、到達できない見込み。

登る山は、南魚沼市の金城山。東京の三頭山より低い標高1369m。越後百名山の一座ですが、登っている人は少ないようで、ヤマレコにも冬季の記録はありません。豪雪地帯であり、特に今年は平年より積雪が多いと報道されています。さらには年末年始の暴風雪の天候。まず、トレースはないはず。

積雪は多くても暖かく、標高が低くて町が近い、ラッセルに集中できる環境として選択しました。

果たして、予想以上に厳しいラッセルを体験できました。
大晦日に戸隠の飯縄山をスノーシューで登ったときには、7kgほどの荷物で1kmに45分かかりました。
今回は、1kmに2時間10分かけています! テント泊で16kgの荷物を背負っていることを差し引いても、驚きの遅さ。普段の山行とあまりにもペースが違うので距離感をつかめず、何度もGPSで現在位置を確認しました。概ねひざ上のラッセルでしたが、これが腰上だったらどうだったか。

そして、トレースがあるとないのとでは大きな違い。下山時は、1kmを35分で進めました。登りの約4分の1。もともと下りは登りの半分の時間と考えても、トレースがあることで所要時間が半減しています。
「ラッセル泥棒」という言葉がありますが、確かに、苦労してラッセルした後に短い時間で追いついてきたら、面白くないでしょう。その気持ちは分かりました。(もっとも、この汚らしい言葉も、人に対して使う輩も大嫌いですが)

往復のコースなのでいつでも引き返せましたが、縦走ではそうもいきません。積雪期のコース設定は十分に状況を考慮しなければならないでしょうね。

今後の山行のために、良い経験を積めたと思います。

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