大倉山・北泉ヶ岳(SVから) 大倉山北尾根でアルペン気分


- GPS
- 08:24
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 762m
- 下り
- 886m
コースタイム
天候 | 晴れ、曇、雪。 -2〜5℃。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
地下鉄泉中央駅バス停 7:15発 泉ヶ岳少年自然の家バス停 17:05発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大平桑沼林道は、1026ピークの東くらいまではスキーのトレースがありますが、そこから先はすべてラッセルです。 北泉ヶ岳と大倉山の間の尾根、さらに長倉尾根も歩く人はほとんどいないようです。 |
写真
感想
大倉山に行き、疲れ果てました。
まだ登ったことがない大倉山。巨大な岩場が有名らしく、途中で通る桑沼も風情があるらしい、とのことで、スプリングバレーから大平桑沼林道歩きを敢行しました。林道歩きにはスノーシューのほうが良いのは間違いないですが、「大倉山の尾根に出るには急登だろうから、結局はワカンのほうが良い」「昔の人はみんな輪かんじきだけで八甲田山だってロングウォークしたんだ」とかスノーシューを買わない理由を無理矢理デッチあげての出陣です。ワカンを買ってまだ1ヶ月くらいなんで、仮にスノーシューを気に入ってワカンを押し入れの奥に仕舞い込む展開になったら、「ワカンが可哀想過ぎる」と思うからです。
この日は1/25000図の読図をサボっては痛い目に遭い続けたのですが、極めつけとして、桑沼分岐でうっかり種沢林道に入ってしまいました。エアリアの1/50000図をぼんやり見て、「このまま林道を歩き続ければいいんでしょ〜」とかお気楽に考えていたことが災いし、種沢林道の存在を忘れていたのです(爆) 歩けど歩けど尾根が遠ざかるので、「ええい、ままよ」と林の中に突入して尾根を目指すと、「アレレ・・・・・・? これは道では?」という雪面に遭遇します。この瞬間、自分が何をやったのかを悟りました。いくら何でも尾根が遠過ぎるとは思っていたのですが、恥ずかしい限りです。
気を取り直して大倉山の北の尾根に這い上がり、山頂に至りましたが、予定では遅くとも11時半には着いているハズだったのに、12時を回っています。全く人の気配もないので、すぐにそそくさと北泉ヶ岳を目指しました。が、これが長い。トレースも、無雪期の登山道も全く分からず、延々と森の中を進みます。これが案外精神的に堪えました。林道歩きはなんとなく林道っぽいことが分かるので安心感があるのですが、大倉〜北泉間の無味乾燥さは雪山素人の私には少々厳しかったようで、「ブナ林カッコイイよ!」「笹藪が倒れて歩きやすいね♪」「今日こそカモシカさんに逢えるかな?」などのテキトー発言で自らを鼓舞するものの、ラッセル続きのせいで次第に股関節がミシミシ言い始めます。「東側ギリギリを進めば最短コース」とは分かっていたのですが、「登山道はどれだろうか」とか、「長倉尾根を歩きたい」などと、余計なことを考えてフラフラしてしまいました。体力的に厳しくなりつつあるのに、迷走を続けた結果、北泉ヶ岳まで約2時間半も掛かってしまいます。「疲労が思考力を奪う」という現象を体感しました。
北泉の山頂からはトレースがあり、格段にスムースに帰ってくることができましたが、天候の悪化もあり、泉ヶ岳に立ち寄る元気も時間もなく、脳裏には「敗退」の二文字が浮かびました。やはり、長時間のワカン歩きは自分には厳しかったようです。どこかでツボ足にするとか、スノーシューにするとかが必要なのかも。桑沼が見れなかったのも残念無念。泉ヶ岳ロッジに戻ってきてゲレンデ客用のお店でラーメンを食べようとしたら、既に営業時間が終了だったり、最後は踏んだり蹴ったりでした。
収穫としては大倉山からの眺望でしょうか。天気が良ければ栗駒山もバッチリ見えそうです。大倉山の北の尾根歩きも、なんとなくアルペンな雰囲気が味わえました。大倉山直下まで林道を歩ける方なら、尾根登りも可能だと思います。
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