石尊山・離山(霧雨の向こうに 浅間山と雲海の絶景)


- GPS
- 08:05
- 距離
- 40.8km
- 登り
- 1,116m
- 下り
- 1,383m
コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:41
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
■また午前中勝負か?
午前中勝負の山行きばかりが続き、すっかり足がなまってしまいました。この日も、そんな天気予報でしたが、このままでは、ロングの山行きなどできない体になってしまいそうです。このため、雨に降られても問題ないルートとして、軽井沢〜小諸間をセレクト、途中、離山や石尊山に登ることとします(7月のhirokさんのレコを参考にさせていただきました)。
なお、当初は、雲場池駐車場スタートで小諸駅ゴールを考えていましたが、午前中の早い時間帯に石尊山に登ることがよさそうということで、追分スタートとし、まず石尊山に行くこととしました。
■浅間と雲海の絶景 石尊山(第一部)
信濃追分駐車場ですが、深い霧に包まれ、霧雨となっていました。しかし、風もなく、冷たい空気。「雲海の下にいて、上空は晴れているだろう」という予想のもとスタートします。あとは、石尊山の山頂の高度が、雲頂より高いか低いかという賭けになります。雲海の絶景が見られるか、それともガスで真っ白か。
登山口からは、ランナーの方なら走れそうな快適な道が続きます。ひたすら樹林帯ですが、雲の中なので涼しく歩けます。
赤茶色の川が見られるようになり、濁流かとおもいきや、鉄錆の色のようです。血の滝も豪快な鉄錆色。川の色も鉄錆色で、不思議な景色です。川底をすくってみると、泥ではなく、湯ノ花のようなふわふわしたものでした。水は透明で、湯ノ花のようなものが鉄錆色をしており川の色となっているようです。
おはぐろ池は、鉄錆色と川底の苔の緑色。水はとても透き通っています。
石尊平まで来ると、雲の上に出られたようで、振り返ると浅間山の絶景です。石尊山からは、北側は青空と迫力の浅間山、南側は一面の雲海をみることができました。すばらしい展望台でした。まあ、雲頂高度(約1550m)よりわずかにですが高かったのは幸運でした。
■追分から小諸駅へ(第二部)
追分まで下山すると、まだ霧雨でした。暑いよりましと思い、小諸へ向かいます。分去れの碑や伝統的な建物など、歴史的なスポットがところどころで見られます。標高800mまでくだると、雲の下に出られたようです。
小諸駅まで来ると、すっかり晴れ。駅前の公園では、秋の花が咲き乱れていました。
小諸駅から軽井沢駅まではしなの鉄道で移動です(500円)。
■軽井沢駅から離山(第三部)
余力があれば、旧軽散歩も考えていましたが、足腰に予想以上のダメージ。観光はソフトクリームと雲場池散策だけにして、離山に向かいます。
離山に向かうと、急にパラパラと雨。そのうちに土砂降りとなりました。登山口にて雨宿りするも、なかなかやみそうになく再スタート、すっかりびしょ濡れになってしまいました。それでも、山頂直下で雨がやんだのは、これまた幸運でした。残念ながら浅間山が雲に隠れてしまいましたが、本来なら素晴らしい展望の山だと思います。
下山路の木道は雨でつるつる。木道の区間が長くて参りましたけど。
途中から土の道になるも、足腰のダメージで、もはや走れる状態ではなく、その後のロードも含めて全部歩き。とぼとぼと追分までもどりました。
■おわりに
石尊山は、山頂からの展望のみならず、途中の血の滝、おはぐろ池など、魅力的な山でした。
天候が目まぐるしく変わる一日でしたが、懸案だった、軽井沢〜小諸間の赤線繋ぎもできてよかったです。ただし、後半は全く走れず歩き。足腰の痛みもあり、今後の課題として残りました。
なお、下山後の入浴は、ゆうすげ温泉旅館。軽井沢エリアで500円とは破格の値段です。露天風呂とかはありませんが、このエリアに来たら再訪ありだと思います。
コメント
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山歩き&赤線繋ぎ&町観光ですか
週末のお天気
素晴らしい発想力と行動力にいつも感服します
cyberdocさん、こんばんは。
軽井沢の離山・石尊山は、楽しい山でした。
前後に、軽井沢の町の散策もはさめますし。
紅葉の頃の軽井沢、とてもよさそうなので、
新幹線でさくっと。
いかがでしょう?
satfourさん、こんにちは。
雲の上に出てよかったです。
この景色が見られるか、見られないかでは
あまりに違いすぎる。。
また秋に軽井沢周辺をぶらぶらしたいなあと
漠然と思っていて、そんな時に離山は
必須と考えていました。木道が乾いている時に
登ろうと思います。(木道トラップでは何度か
痛い目にあった。。)
それにしても、この日の天気の変化は激しかったですね。
私の場合、帰宅途中の埼玉側はずっと曇天でしたが
14時頃に別の用事で出かけたときは晴れてました。
youtaroさん、こんばんは。
石尊山からの展望、本当に紙一重でした。
この景色がみられたおかげで、土砂降りもなんのそのでした。
以前のyoutaroさんの軽井沢レコ。
紅葉が美しかったのを覚えています。
(紅葉の見ごろの日付を確認しておかないと)
軽井沢駅から吾妻線に抜ける計画も別途あるので、
そのときこそ、紅葉の頃にと思います。
satfourさん、こんばんは
スタート地点は霧雨でも、雲の上に出られるという読み。
youtaroさんと同じ感想ですが、天と地の差ですね。
なかなかどこまで上がれば突き抜けられるのかわからないことが多いですが、
見事というか強運というか。
石尊山は短行程で登れる割に見所ありますよね。
血の滝、おはぐろ池など、あまり他では見られない光景もありますし。
何と言っても山頂からの浅間山は素晴らしいと思います。
南天山からも浅間山が見えていたのですが、
こんなに晴れているとはちょっとびっくりです。
私は石尊山と軽井沢ですら赤線繋ぐのを断念しましたが、
小諸と軽井沢を繋げてしまうとはさすがです。
hirokさん、こんばんは。
石尊山はとても楽しめました。hirokさんのレコに感謝です。
迫力ある浅間山が見られましたし、雲海もみごとでした。
血の池(おはぐろ池)、血の滝、血の川。とても珍しく、飽きさせません。
スタート時は、雲海(層雲)は、300〜400mの厚さと見込んでいましたが、
予想外に厚くて、途中から不安になりました。
ほんとうに、幸運でした。
(雲を抜けられなかったら、黒斑山にでも転戦しようと思っていました)
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