【鎌倉11藤沢7】大船駅から藤沢駅まで 謹慎中につき安全遊歩低空飛行のみ67 えのすいに1月のテーマ水槽を拝みにゆく 観音山 ( 逃亡 ) 岡本山 ( 撤退 ) 山崎山 ( 逃亡 ) 霊仙山 ( リベンジ ) 霊山 ( タイムアウト連敗 )
- GPS
- --:--
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 650m
- 下り
- 641m
コースタイム
6:24大船駅6:27→6:29大船観音前交差点→6:30黙仙寺参道→6:35黙仙寺6:38→6:41▲無我相山6:43→6:51参道下に戻る→6:52大船観音寺門前6:59→7:09撤退地点7:11→7:17玉縄首塚〜鎌倉岡本郵便局7:25→7:31山崎跨橋北交差点→7:38山崎跨橋南交差点→7:41庚申塔→7:42とりつき口7:43→7:48北野神社7:53→7:54▲天神山7:55→8:00南に下る尾根と西に下る巻き道の分岐点→8:05山頂に戻る8:08→8:10北野神社に戻る→8:15参道下→8:18山崎交差点→8:22山崎山とりつき口候補地偵察8:24→8:27町屋駅前交差点→8:33山頂手前の撤退地点→8:38富士見塚公園8:53→9:00▲丸山9:01→9:17池ノ坂いちょう公園〜鎌倉線19号鉄塔→9:39御霊神社→9:42上社→9:51▲権五郎山9:55→10:00参道下へ戻る10:05→10:13ローゼン休憩所10:18→10:21慰霊塔→10:26とりつき口10:27→10:34▲笛田山10:38→10:45とりつき口に戻る→10:47稲荷神社→10:51▲稲荷山10:56→11:01稲荷神社に戻る→11:06佛行寺→11:11▲源田塚11:15→11:18寺前に戻る→11:23笛田公園喫煙所11:31→11:35▲笛田公園山11:36→11:45笛田ぎんなん公園→11:47萩里公園→11:53鎌倉山ロータリー→12:00とりつき口→12:04とりつき口に戻る→12:06▲戦道峰12:08→12:09とりつき口に戻る→12:14鎌倉山ロータリーに戻る12:15→12:20津→12:24鎌倉山ロータリーに戻る12:26→12:29佐々木信網文学碑→12:32鎌倉山かりん公園12:38→12:40夫婦池公園入口12:42→12:47 T字路右折→12:49旭ヶ丘バス停→12:53若松バス停→12:54十字路に戻る→13:01鎌倉山神社→13:03左折路入る→13:06七里ヶ浜高区配水池分岐13:07→13:11峠の十字路直進(右:正福寺坂/左:月影地蔵)→13:12右手に柵沿いに下る道を見送る→13:13左折路入る13:14→13:16▲陣鐘山13:17→13:19山頂に戻る→13:21分岐に戻る→13:23左手に下る道を見送る→13:25▲鎌倉市3級基準点(53310)のある小ピーク→13:26▲小ピーク→13:31尾根突端部→13:32十字路左へ→13:36とりつき口(極楽町3丁目12)13:37→13:38稲村ヶ崎3号踏切→13:42極楽寺駅→13:43墓地入口→13:44極楽寺前休憩所13:52→13:53伝上杉憲方之墓→13:55墓地入口に戻る→13:59墓地左手奥のとりつき口→14:02尾根にのる→14:05▲分岐小ピーク(傾斜点No.6)14:06→14:11▲霊仙山14:17→14:18南の広場(コッホ博士の碑移設記念碑)14:20→14:22南東の肩広場(仏法寺跡)14:27→14:40傾斜点No.7→14:42墓地に戻る14:44→14:49針磨橋碑→14:56十一人塚碑→15:00鎌倉海浜公園稲村ヶ崎地区15:07→15:59新江ノ島水族館17:00→17:05休憩所17:17→18:14藤沢駅18:22→
(寄り道11分・休憩11分)→帰宅19:52
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【帰り】JR 藤沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【 コース状況 】 コースは全般としてタウンマップが必要。 1/25000も併用が吉。 無我相山へは、黙仙寺より高みに向かって薄い薮をわずかばかり漕ぐと、踏み跡がしっかりしてくるので道なりに進む。 丸山へは、富士見塚公園から寺分二丁目25へと回りこみ、どん詰まりの民家の横手から階段を上ったところより直登する。 権五郎山へは、御霊神社より参道の階段を上って上社の裏より北へ向かって直登して尾根にのり、北西へと進んでみたが、ピークと思しい地点付近から樹海の薮が強烈になる。 源田塚へは、佛行寺の拝観料100円也が必要。 戦道峰へは、鎌倉山四丁目11のどん詰まりにある民家手前より右手の高みに向かって直登。 陣鐘山へは、峠の十字路を直進して、柵と合流したところから右手に下る道を無視して次の分岐で左手に入り、最初のピーク。 霊仙山へは、極楽寺駅からすぐの墓地の右手側からとりつけば、踏み跡のしっかりした道が山頂を経て、さらに北と南にのびている。 岡本山には、四等三角点「岡本」があるはずだが、たどり着けなかった。 天神山には、鎌倉市の2級基準点「H17C0417」がある。 丸山には、三等三角点「山崎」がある。 戦道峰には、四等三角点「手広」がある。 【 危険箇所 】 皆無。 ただし、権五郎山山頂付近の薮は強烈なので注意。 笛田山は道形はしっかりしているものの途中から細尾根になり薮もそこそこあるので足元に気をとられて崖から転落しないよう留意。 霊仙山で、最初にとりついたポイントは要注意だが、帰路に使用したルートなら無問題。 【 トイレ 】 笛田公園・鎌倉海浜公園稲村ヶ崎地区・江ノ島観光所裏・などなど。 もっと利用したはずだが忘れてしまった…。 【 休憩所 】 そこいらじゅうにある。 【 飲食・買い物 】 マクドナルド新杉田駅店にて、チキンクリスプとチーズバーガー(220円)をいただく。 新杉田駅付近の自販機にて、コーンポタージュ(100円)をいただく。 【 持参したガイド・地図 】 1/25000地図 鎌倉(国土地理院) 1/25000地図 戸塚(国土地理院) 1/25000地図 江の島(国土地理院) 1/25000地図 藤沢(国土地理院) 都市地図 神奈川県5 鎌倉市(1/13000 昭文社) 詳細地図で歩きたい町 鎌倉(JTBパブリッシング) 【 失せ物 】 老眼鏡。 ボールペン×2。 【 ゲットしたオタカラ 】 なし。 【 my初登頂かながわ 】 449 無我相山 60m圏 450 天神山 60m圏 451 丸山(寺分) 63m 452 権五郎山 42m 453 笛田山 53m 454 稲荷山(笛田) 50m圏 455 源田塚 50m圏 456 笛田公園山(仮称) 70m圏 457 戦道峰 86m 458 陣鐘山 70m圏 459 霊仙山 80m圏 【参考にさせていただいたサイト】 悠歩悠遊 http://yuhoyuyu.sakura.ne.jp/index.html 鎌倉の古道物語 http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/monogatari_folder/kama-ko1.html 中高年の山旅三昧(その2) http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005 日本の城 http://www.kit.hi-ho.ne.jp/nagae/index.html 【 周辺の寄り道情報 】 観音山(無我相山南峰)、山崎山、玉縄山、玉縄城山、岡本山、大平山(寺分)、峯台、小袋谷の頭、竜王山、赤山、龍護山、稲荷山、柏山、片瀬山、霊山、鎌倉山、桔梗山、長楽寺山、長倉権現山、小蓋山、七石山、などなど。 |
写真
感想
【 反省 】
おそらく、権五郎山の薮漕ぎのときだと思われるが、ボールペン2本と老眼鏡を落としてしまった。予備のボールペンはリュックにしまっておくべきだったと、大いに反省。
それにしても、老眼鏡の予備はなぜか2つも入れていた。15時からは街道歩きだというのにヘッドライトも入れていた。意味不明過ぎる…。
迷子になりそうな強烈な薮だったため、回収には向かわなかった。また山をよごしてしまって、ごめんなさい。
落し物の大半は薮漕ぎ時だと思うので、対策を練り直したい。
道を間違えまくった。
寺分から権五郎山へ向かうとき、右手のショートカット道を2つとも見逃してしまったうえ、深沢中学のところも右折しないで直進してしまい、さらに右手に下る道を見逃し、大幅にタイムロスしてしまった。その後も鎌倉山から津方面へ進んでしまったり、左折するはずが右折して、戻って右折の道を通り過ぎたりと、結局都合8回も道を間違えたため、当然時間が足りなくなって、霊山に登る時間がなくなってしまった。
いくらなんでも一日で8回の道間違いは多過ぎだろう。もっとしっかりしなくては。ちょっと適当に歩き過ぎているのかも。次のポイントは逐一インプットせねば。
【 教訓 】
自分で書いた教訓くらい読み返せ。
【 感想 】
さておき、すばらしい一日であった。
えのすいの1月のテーマ水槽「今年は巳年。にょろにょろ 長―い 福の神 来たる」というわけで「蛇」だったので楽しみにしていたのだが、蛇は4匹しかおらずちょっとショボかった。しかもお目当ての「ズアカヘビクビガメ」はお留守だった…。
おみくじ水槽の「カエルアンコウの仲間」も遠足中だった…。代わりに?「チョウチンアンコウ」の屍がいたので、とりあえず萌えてみた。
企画展の「極限に生きる〜光り輝く生きものたち〜」の「ミクロの極限」コーナーで「イカの赤ちゃん」「クマムシ」「有孔虫」「クリオネ」「ウミボタル」が最高だった。有孔虫の屍骸が星砂になるってファンタジー。イカの赤ちゃん誕生の瞬間は激しく身悶えた。
朝焼けも夕焼けもきれいで、よかったね。
絶景ポイントの連続で、いちにちじゅう富士さんがうつくしかった。
観音山も岡本山も山崎山も逃してしまったけど、たのしく歩けたので、よしとしよう。最後は少し歩き足りなかったので、時間もあるし新杉田駅から京急には乗り換えず、そのまま徒歩で家路に着いたら、途中で横浜市の基準点を2つも発見してしまって、よかったね。
霊山が欠けてしまったのが心残りではあるけど、歴史を歩くという意味でも充実した一日であった。
MVPは、万票一致で霊仙山。
準MVPは、イカの赤ちゃん誕生の瞬間。
無我相山は、観音山(無我相山南峰)とともにしっかり歩いてみたい。
岡本山と山崎山もリベンジ必至。
山頂付近以外はほどんど消失してしまっている丸山は、それでもずっと生きていてほしい。
権五郎山は、本当にピークを踏めたのか自信がないので次回は別方向からとりついてみたい。
笛田山から稲荷山とつづけて稜線を歩きたかったのだが薮負けしてしまって、ちょい残念。
源田塚は拝観料100円也だけど、景観がすばらしいのでまた行きたい。
戦道峰は、次回があるならそのまま尾根を歩いてみたい。
陣鐘山と天神山はコースを変えてまたたずねるつもりだ。
兎にも角にも霊仙山のとっつきを見つけられて本当に嬉しかった。ついつい難しいほうからとっついてしまったけど、またお邪魔しますよ。
よかったね。
ありがとね。
【 蛇足なわたくしごと 】
生命 最初の30億年 地球に刻まれた進化の足跡 アンドルー・H・ノール 斉藤隆央訳 ★★★★★ (1/28 再読3回目)
以下、すべて文中より引用。
窒素性の空気の下に硫黄の海が広がる異質な世界に始まり、酸素ではなく鉄で呼吸する細菌やそうした微生物のキメラを経て、ついにわれわれになじみのある世界に至るのだ。
真核生物の生き方は、基本的に三つである。ヒトなどの生物は「従属栄養生物」であり、成長に必要なエネルギーを得るために、われわれの細胞は酸素で糖を二酸化炭素に分解する。このプロセスを「好気的(酸素)呼吸」という。だがピンチに陥ると、少量のエネルギーを「発酵」という第二の代謝で得ることもできる。
真核生物に見られる第三のエネルギー代謝は「光合成」だ。(中略)光を生化学エネルギーに転換するために、植物は電子を必要とする。水が必要な電荷を提供し、その際に副産物として酸素ができる。
じっさい、岩石の形成時にジルコンの結晶に捕らえられたウランが、二種類の信頼性の高いクロノメーターになるのだ。ウラン238は半減期45億年で鉛206になり、さらに希少なウラン235は、7億年強で鉛207に壊変する。
そこで驚くべきことが起きた。チェックが対応的群を調べたところ、タンパク質が存在しないのにRNAの編集がなされていたのだ。(中略)RNAは、DNAのように情報を蓄えられたばかりか、タンパク質のように反応の触媒にもなれたのである。
細菌は、何もしないという能力にとくに長けている。
シアノバクテリアが歩んだ非凡な歴史について考えよう。このたくましい微生物は、呼吸の可能な空気を生み出した驚くべき代謝の改革者として、変化しつづける世界で細菌が存在してきた事実を物語っている。
細菌は遺伝子の交換によって進化したようだが、真核生物はそれを上回るようなことをした。真核生物でエネルギーの拠点となる葉緑体やミトコンドリアは、細胞丸ごとの水平移動によって登場したのだ。
われわれのドメインがどのように生まれたのかはまだわかっていない。
葉緑体の起源が内部共生するシアノバクテリアであるばかりか、ミトコンドリアは自由生活性の呼吸する細菌に由来する。
脊椎動物は、光合成微生物との共生を形成できない。
細胞内の嫌気性の代謝を支配するヒドロゲノソームという細胞小器官。
たとえば、ミトコンドリアではなく、ヒドロゲノソームをもっている寄生生物トリコモナスの研究では、核内のゲノムにプロテオバクテリアに起源をもつ遺伝子がいくつか含まれていることが明らかになっている。しかも、これらの遺伝子にコードされたタンパク質は、ヒドロゲノソームのなかで機能する。
海藻や植物の場合、セルロースなどの多糖類でできた細胞壁が隣り合った細胞をくっつける。ところが動物細胞には細胞壁がないので、細胞同士を接合するのに細胞外の分子を利用しなければならない。その筆頭に挙げられるのが、コラーゲンという、人間の軟骨を構成しているタンパク質だ。
細胞間コミュニケーションは、動物の発生という、受精卵が自動的に複雑な成体になる驚くべきプロセスの鍵も握っている。多くの単細胞真核生物は、ストレスを受けると、保護壁のなかに身を隠し、不可欠なものを除く、すべての細胞活動を停止させる。ようするに、環境からのシグナルに反応して異なるタイプの細胞に分化(特殊化)するのである。
過去とは、議事録を装った自伝的小説である。byジュリアン・バーンズ「フローベルの鸚鵡」
私たちは星くず。byハップ・マクスウィーン「地球への賛歌」
つまるところこの本は、作者の言葉をかりるなら、
シアノバクテリアの手に汗握る冒険譚であり、
三葉虫の凋落訓話でもあり、
あるいは、腐った果物を糧にして力強く生きる酵母の感動的な物語でもあるわけで、
ともあれ、超感動的な一冊であることは間違いなかろう。
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