旧大菩薩峠越え道の小菅側を探索

2020年10月25日(日) [日帰り]

• GPS: 10:28
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,387m
• 下り: 1,376m

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

この記録は個人的、主観的なものです。この記録をもって現地へ向かうことはお控えください。

写真

丸川峠から富士山。

大菩薩嶺山頂。

雷岩から富士山と大菩薩湖。

旧大菩薩峠から小菅村方面。

歩き出して直ぐ、小屋跡と思われる石積み。この辺り、背の低い笹で覆われ、道の痕跡は獣道と区別つかず。感で進む。

小さなガレ場の通過時、向かいに介山荘が見えた。

ガレ場を過ぎると、次第に道が見えてくる。

尾根上1890m辺り、等高線間隔が緩んだ地点に設置された東京府の標石。笹の葉にも赤い塗料が付いているので、赤く塗られたのは比較的最近か。

標高1800mで道が交差している。

標高1800m交差点の東側には、平坦に整地された跡があり、石垣も見られる。ここが荷渡し場の跡と思われる。

荷渡し場跡の先も、道の跡ははっきりと残っている。

以前は笹薮に埋もれていたであろう道も、笹が枯れた今は楽に通れる。

フルコンバ小屋跡に着いた。

介山荘へ向かう現在の登山道上、標高1760m付近にある水源林巡視道分岐点。

水源林巡視道分岐点の近くに今も残る『ニワタシバ』と書かれた古い道標。この少し先で旧峠道の荷渡し場へ続く連絡道が分岐している。

この連絡道は、始めは比較的明瞭だが、次第に薄れる。

先ほど通過した、荷渡し場近くの標高1800m交差点に、南側から戻ってきた。

荷渡し場から、標高1890mの赤く塗られた石標まで、尾根の南側を巻く道もあり、帰りはこの道を通る。進むにつれて笹に埋もれるが、道型の地形は比較的残っている。

旧大菩薩峠に戻ってきた。

旧道を通って上日川峠へ下る途中から見上げる大菩薩主稜線。

感想

daibosatsu

最近、旧大菩薩峠越え道の峠から西側（福ちゃん荘〜旧峠）は、道が整備され、道標も設置されて通る人が増えてきた。一方、東側は現在もほとんど情報は見当たらない。そこで実際どのような状況なのか探ってみることにした。

結果、長い間使われてきた歴史ある歩道は、そう簡単に消え去るものではなく、今でも注意深く痕跡を確認しながら進めば、じゅうぶん辿ることができた。大菩薩、奥多摩山域で、笹枯れが広がっていることも好機だった。

いつか、旧大菩薩峠越え道の東側も、一般登山者が無理なく通れるよう復活されたらいいなと思う。