江ノ電の全駅に行こう ヴァリエーション豊かに楽しめるローカル鉄道
- GPS
- 03:32
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 34m
- 下り
- 29m
コースタイム
- 山行
- 3:17
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 3:29
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自宅最寄り駅→鎌倉 <帰り> 藤沢→大船→自宅最寄り駅 |
写真
感想
秋晴れである。土日ともに東京に雨が降らなかったのは8月末以来だそうだ。ようやく秋がやってきた、秋山のシーズンだ。これからのシーズンは赤線や低山を意識して歩こう・・・と思っていたのだが・・・。
「ねぇ、aideieiさん、これに出てくれない?」職場の上司が持ってきたのは一枚のパンフレット、地元数自治体で企画されたコロナと職場改革のシンポジウムのパンフレットである。職場での割り当てがあり、人を出さねばならないそうだ。
「ううむ・・・残念。でも仕方がないか。」と、晴れ予報の土曜日を恨めしく思う。11:30には終わって帰宅して・・・午後からは歩けるのかな、と思ってこの企画を考えたのである。
【江ノ島電鉄】
全線10.0kmの鉄道で、鎌倉から藤沢までの海岸や観光地を通る。平均時速も低く20km台、自転車だったら勝てるかも。鎌倉の寺社、江ノ島という観光地を通ること、その独特のスタイルによって写真映えのする路線である。日本人だけでなく外国人にも人気の路線だという。
10km、ちょっと寄り道しても15kmはない。ということで、この日の午後に歩くことにしたのであった。昼食は途中で食べよう、鎌倉だったら食べるところはあるはずだ。
そんなことを思いながら鎌倉駅西口をスタートする。御成通りは今日もすごい人出だ、密になりそうだと思ったので急いで通過する。昔食べたことがある「どさんこ」があったのだが、見つからなかった。もう閉店したのだろうか。
この辺りは店の入れ替わりも激しい。
和田塚駅から由比ヶ浜にかけては典型的な高級住宅街だ、そして狭い道を大きな車が行きかう。ここには住みたくないなあと思う、すれ違いで絶対にぶつけるだろうなあ。
そして和田一族のお墓である和田塚にお参りし、由比ヶ浜へ。ここからは夏場は海水浴客でにぎわうのだろうか、そして鎌倉文学館などの博物館の最寄り駅でもある。
その後、交差点に差し掛かる。右折すれば高徳院から藤沢方面に抜ける道だ。まっすぐ行けば長谷寺、今回は左折して長谷駅に向かう。昔、長谷駅の2階には美味しいラーメン店があったのだが、この日はもうなく1000円ヘアカット屋さんに変わっていた。隣の長谷食堂で昼食かとも思ったが、高級そうで止めた。
ここから、極楽寺方面に向かうのは初めての道だ。
極楽寺では、江ノ島の魅力が詰まっている。明治j台に作られ百年以上たっているトンネル、極楽寺駅に入線していく電車を橋の上から撮影する。関東の駅百選にも選ばれている極楽寺駅の風景。そして、当然極楽寺にも立ち寄る、中では僧侶たちの読経が響いていた。非常に音楽的でもある、確かに世界最古の音楽の一つともいわれることもある、そんなふとした時間。
さあ、海に出よう。
次の駅は稲村ケ崎、稲村ケ崎は夕景の名所でもある。江ノ島と富士山、箱根、天城などの山々と夕景、いつもここには人がいる感じがする。そして、いつもの渋滞が始まっている国道134号線
小ぶりな駅に吸い込まれ、また吐き出される人たちはいったいどこに向かうのか。
海岸沿いを歩く、江ノ島の姿が「こっちに来ないか?」と私を誘うが今日は行くつもりはない。江ノ電とともに行くのだ、というわけで七里ヶ浜駅だ。七里ヶ浜高校があるのでそこからたくさんの高校生が歩いてくる、部活帰りだろうか。江ノ電の駅にはたくさんの人が吸い込まれていった。近くのコンビニにもたくさんの人が集まっていた。
そして次は、鎌倉高校前駅である、ここからただただ海を眺めるのが好きだという人もいるようだ、でも、ここは何かの聖地のようで外国人や若い男女がたくさん集い、写真を撮っている。今日は富士山は見えない、江ノ島を、江ノ電を、そして自分たちを上手に撮影していた。
ここで、国道134号線から離れて腰越駅に向かっていく。その前に義経と弁慶が逗留したという万福寺がある。ここで、2人は滞在し、鎌倉入りを認めるよう「腰越状」という手紙を弁慶は書いている。また、弁慶の腰掛石や2人の石像など歴史好きなら興味が持てるものを見ることができる。
そして、腰越駅近くは少々大きな街になっている。駅は小ぶりでホームが短いせいで4両列車は全部入れない、よってドアの一部を閉じたままである。そして、ここから一駅は江ノ電は路面電車となる。
単線の線路の横が両方ともに道路になっている、そしてその横が様々な店になっている。当然駐車禁止だ。路面電車ゾーンを歩く間に4本の電車が通ったので、その回数分撮影をさせていただいた。
江ノ島駅は、観光地江ノ島に向かう江ノ電では最寄り駅になる、目の前には湘南モノレールの湘南江の島駅、江ノ島の方に歩くと小田急の片瀬江ノ島駅がある。よって、鎌倉・大船・藤沢の3つの駅から1本で江ノ島に行くことができる。
今日は、江ノ島にはいかない、ただただ江ノ電とともに歩くのだ。
湘南海岸公園駅に向かうのに地図を読み間違い、遠回りをしてしまった。しかし、そのせいで、境川とそこで鳥に餌をやる男性、そこに集まったカモたちを写真にとらえることができたのはよかった。
そして、次の鵠沼駅に向かうにもGPSの地図とにらめっこだ。境川を渡る橋がどこにあるのか見つけるために少々難儀したのである。
そして、鵠沼駅から柳小路駅・石上駅・藤沢駅まではほぼ一本道のビクトリーロードだ。ただただ線路の横を写真を撮影しながら歩いていく、もちろん江ノ電車両を撮影しながらだ。この頃から夕焼け、夕映えが始まっていく、江ノ電車両もヘッドライトを付け、これから始まる夜も乗り切ろうという意欲が見える(ような気がする。)
石上駅からはだんだん線路が上昇し最終的には藤沢駅の穴に吸い込まれていく。本当に穴だ。そして、もうここは都会である。
江ノ電1日乗車券のりおりくん600円を買わなくて、江ノ電に乗らなくて、それでも江ノ電沿線を旅をした変な気分になった。それは、心地よい疲れでもあった。
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