清水街道 【点線国道291号をゆく】
群馬県
papiban
体力度について
- GPS
- 08:00
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 724m
- 下り
- 733m
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- 山行
- 5:36
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 8:00
| 天候 | 曇時々晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
清水街道は奥へ行くほど厄介になります。尚、馬車交通が出来るように造った道とのことですので傾斜は緩いですが、崩壊している箇所はこの限りではありません。 ・谷川岳ベースプラザ〜一ノ倉沢：舗装路。スニーカーで充分。 ・一ノ倉沢〜幽ノ沢：一部を除き歩き易く、ローカットでOK。 ・幽ノ沢〜芝倉沢：崩壊地が数ヶ所あり、ミドルカットは欲しい。 ・芝倉沢〜：崩壊が進み悪場が多く、ハイカットが必要。 新道は概ね歩き易い道ですが、沢を横切る場所は要注意です。大きな沢は平らですが道が不明瞭になり（対岸に赤テープがあるので、これを目印にすれば迷うことはないと思いますが）、小さな沢は傾いた滑り易い岩を足場にする必要があり、スリップ注意です。 |
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感想
以前から気になっていた清水街道＝国道291号の車両通行不能区間、所謂点線国道（酷道とも）を、紅葉狩りがてら歩いてきました。
土合橋の白毛門登山口駐車場に6時半頃に到着、この時点で小雨がぱらついていましたが、予報では雨は朝方だけとのことだったので、暫くクルマの中で待機し、止んだのを確認して歩き始めます。
谷川岳ベースプラザでトイレを済ませ、登山指導センターで届を出して舗装路を行きます。20分ほどでマチガ沢を通過、更に20分ほど歩いて一ノ倉沢に到着です。ここで荷を下ろしてベンチに腰掛け、雲と光が移り行く一ノ倉沢を眺めながらなんにも考えない幸せな時間を過ごしました。
気がつくと一時間近く経っていて、ずっと眺めていたい欲求を振り切って先に進みます。ここからは未舗装路になりますが、流石は国道？、幅広の歩き易い道を色付いた木々や湯桧曽川を挟んで見える白毛門と笠ヶ岳を眺めながらのんびり歩きます。30分ほどで幽ノ沢へ。洗い越しを渡って更に30分で芝倉沢に到着です。ここまでは概ね歩き易い道で疲れもあまりなかったのですが、ガイド本ではこの先は荒れているとのことなので、少し休憩を取ってカロリー補給をしてから白樺避難小屋を目指します。
ガイド本の通り、芝倉沢の少し先にいきなりロープの掛かった3mほどの下りの岩場が現れます。足掛かりが悪く、且つ前日の雨で岩が濡れていたのでかなり厄介でした。同じようなところが更に二箇所あり、また崩壊が進んだ際どいトラバースや滑り易い土の急斜（旧道の九十九折りをショートカットするところ）があったりして、結構気を遣いましたが、それでも国道の面影が残っている場所では、紅葉を眺めながら歩けました。
芝倉沢から一時間半ちょいで白樺避難小屋に到着です。今回は山頂を踏まないので、山々の眺めはあまり期待していなかったのですが、ここは眺めが良く、一ノ倉岳や武能岳から清水峠に至る国境稜線がとてもよく見え、ここで色付いた山々を眺めながらノンビリお昼にしました。
白樺避難小屋から来た道を少し戻って新道を下ります。この頃になると雲が増えてしまい、そこそこ綺麗な紅葉はあるものの色が出ないので写真は諦めてサクサク下ります。数ヶ所気を遣う場所はありますが、酷道とは違って足早に歩けます。JR見張小屋で小休止して駐車場に戻り、山行を終えました。
群馬に越してきて20年以上経ちますが、一ノ倉沢を訪れたのは初めてで、想像以上の大きさと迫力に圧倒されました。このご時世、遠出を控えて群馬の山を歩いていますが、一ノ倉沢といい、春に訪れた諏訪山といい、魅力ある山がまだまだ沢山あることに今更ながら気付きました。皆さんのレコも参考にさせてもらって、北アばかりに目を向けず群馬の山も楽しみたいと思います。
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ogakuzu1102 さん
papibanさん、こんばんは。
今更のコメントですみません
papibanさん鬼門の谷川方面なのに見事に晴れましたね。なんか嬉しくなってコメント書き込みたくなってしまいました
清水国道の歴史はとても興味深いですよね
それにしても、群馬に住んで20年も経って、やっと一ノ倉沢を尋ねるって何事ですか？
うさたこさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そう言われれば、そーですね。
今回は山頂を目指さなかったのであまり意識してませんでしたが、確かにこの日はまずまず良い天気で、紅葉や山々の眺めを楽しめました。ただ、次の土曜日（10/31）はもっと天気が良かったようで、このあたり、やっぱりビシッと決まってない感じもします。
平沼義之さんの「山さ行がねが」、面白いですよね。時折覗いていて、国道291号編もひと通り見ました。でも、群馬側を清水峠までならまだしも、廃道どころか既に山に還ってしまっている新潟側はとても真似できるものではありません。普通の山ヤの常識を超えてます。
一ノ倉沢は、いつでも行ける感と人が多い感があって足が向いてませんでした。今回は谷川岳ロープウェイが運休中で人が少ないだろうとの読みで出掛け、どうやら正解だったようです。紅葉シーズンの割にはクルマが少なく、帰りもちゃんとした国道291号を水上ICまでスイスイ走れました。
人が少ないのに乗じて、いっそのこと西黒尾根から谷川岳を目指せば良かったのかもしれませんが、そこはそれ、皆さんのため天気を悪化させないように気遣った次第です。
･･･ウソです。足が攣るのが怖かっただけです。
papibanさんお久しぶりです。
このレコを見て、ちょっと前の１１月１２日ですけど、雪が降った後に一ノ倉沢の岩壁見物に行ってきました。
珍しく電車でのんびり旅をして、これまた珍しくユーチューブに上げました。動画制作はお恥ずかしいレベルですけど、お暇でしたら、下記URL覗いてみてください。
なお、清水峠までの道は初めてではありませんが、岩壁見物は何十年ぶりかです。
https://www.youtube.com/watch?v=CCAo_C3qaSY&feature=youtu.be
写敏さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
動画、拝見しました。薄く雪を纏った一ノ倉沢、良いですね。また直ぐにでも行きたくなりました。が、11/16から冬季閉鎖になってしまったようで。残念。
その動画ですが、とても良く出来てますね。絵もですが、シナリオが良く、最後まで見てしまいます。
私も子供が小さい頃は、ご多聞に漏れずビデオを撮ってましたが、後から見てストーリーが全く無く、自分は向いてないと悟りました。それ以来、静止画オンリーです。
レコもですが、次の動画も楽しみにしていますので。
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