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Yamareco

記録ID: 267566
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ハイキング
富士・御坂

鬼ヶ岳−青空を求めて−鍵掛峠

2013年02月11日(月) [日帰り]
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graveltrek その他1人

コースタイム

07:06魚眠荘前車場〜08:17中腹分岐点〜09:17雪頭ヶ岳山頂部〜10:15鬼ヶ岳山頂

観光と昼食時間約1:10分

11:26鬼ヶ岳〜12:50鍵掛峠〜休憩〜
13:00鍵掛峠〜13:49中腹部登山道〜休憩15分間〜14:16根場の里〜14:29魚眠荘前駐車場

登り−鬼ヶ岳まで約3時間10分(休憩含む)

稜線歩き−鬼ヶ岳〜鍵掛峠約50分(休憩含む)

下り−鍵掛峠〜駐車場約1時間30分(休憩含む)
天候 快晴 無風 山頂部は昼食後に西北西の風少し強い 気圧配置は典型的な冬型
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
雪は残っていますが、もっぱらくるぶし近辺です。
時間帯によっては凍結の恐れも有りますので、滑り止め
は必要です

霜柱が溶け始めると、登山道は泥んこで滑りました。

コースは明瞭で、要所には必ず道案内の大きな看板が有り、迷うことは有りません。

ルートは他の方のGPS履歴などを御参考にどうぞ
西湖の湖畔に有る駐車場には、こんな看板が有ります
西湖の湖畔に有る駐車場には、こんな看板が有ります
今日登る山が朝やけで赤くなっています
今日登る山が朝やけで赤くなっています
画像では見た事の有る「さかさ富士」をこの目で見るのは初めてでした
無風のため、本当に鮮やかに見えました
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画像では見た事の有る「さかさ富士」をこの目で見るのは初めてでした
無風のため、本当に鮮やかに見えました
大きな砂防堰堤を2つほどやり過ごします
大きな砂防堰堤を2つほどやり過ごします
この案内ポールを過ぎると、いよいよ登山道の始まりです
この案内ポールを過ぎると、いよいよ登山道の始まりです
日陰の所には少しの雪が残っています
日陰の所には少しの雪が残っています
おおきな霜柱がいっぱい有りました
どれもつぶれていないので、本日の入山者はHandMが最初です
おおきな霜柱がいっぱい有りました
どれもつぶれていないので、本日の入山者はHandMが最初です
手前の緑のヒノキが植樹林、その向こうのミズナラの自然林と線を引いたように、笑ってしまうくらいはっきり分かれて居ます
手前の緑のヒノキが植樹林、その向こうのミズナラの自然林と線を引いたように、笑ってしまうくらいはっきり分かれて居ます
要所に案内が有りますから安心です
要所に案内が有りますから安心です
雪頭ヶ岳からは雄大な富士山が一望できます
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雪頭ヶ岳からは雄大な富士山が一望できます
わかりやすい案内で、地図いらずです
わかりやすい案内で、地図いらずです
西湖の向こう側には三湖台
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西湖の向こう側には三湖台
雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳までの間は、北西側斜面に成る為に、雪が解けていません
連れはかなり滑りながら歩いています
雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳までの間は、北西側斜面に成る為に、雪が解けていません
連れはかなり滑りながら歩いています
鬼ヶ岳直前の梯子
一歩一歩足元を確かめながら登れば危ない事は有りません
鬼ヶ岳直前の梯子
一歩一歩足元を確かめながら登れば危ない事は有りません
梯子を登る前に、鬼の角が見えます
梯子を登る前に、鬼の角が見えます
連れは富士山を写しています
連れは富士山を写しています
鬼ヶ岳から雪頭ヶ岳越しにみる富士山
鬼ヶ岳から雪頭ヶ岳越しにみる富士山
明瞭な案内看板
シンプルです
とんがっています
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とんがっています
連れは・・・(次の画像へ)
連れは・・・(次の画像へ)
がんばって・・・(次の画像へ)
がんばって・・・(次の画像へ)
こわごわですが・・・(次の画像へ)
こわごわですが・・・(次の画像へ)
ポーズを・・・(次の画像へ)
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ポーズを・・・(次の画像へ)
とりました・・・(次の画像へ)
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とりました・・・(次の画像へ)
無事におりました
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無事におりました
お昼御飯です
たっぷり有ります・・
この後、残り出汁におにぎりを入れてしまいます

しばらく動けないほど、おなかがいっぱいです
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お昼御飯です
たっぷり有ります・・
この後、残り出汁におにぎりを入れてしまいます

しばらく動けないほど、おなかがいっぱいです
鍵掛峠へ向かう稜線にはちょこちょこ岩場が有ります
鍵掛峠へ向かう稜線にはちょこちょこ岩場が有ります
こんな尖った所とか・・
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こんな尖った所とか・・
こんな急な所とか・・
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こんな急な所とか・・
しかし、常に眺望は良好で飽きません
しかし、常に眺望は良好で飽きません
こんな所もよじ登ります
こんな所もよじ登ります
鍵掛峠の分岐
この明瞭な案内のお陰で、一度も地図を見ていません
鍵掛峠の分岐
この明瞭な案内のお陰で、一度も地図を見ていません
まっすぐ進むと王岳
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まっすぐ進むと王岳
鍵掛峠からの登山道を下りきると、この案内看板が有ります
鍵掛峠からの登山道を下りきると、この案内看板が有ります
こんな場所に成ってます、路面はこの付近だけがコンクリート舗装でした
こんな場所に成ってます、路面はこの付近だけがコンクリート舗装でした
「西湖いやしの里根場」に下りてきます
いやでもここを通らないと、駐車場に行けません
「西湖いやしの里根場」に下りてきます
いやでもここを通らないと、駐車場に行けません
沢山のアマチュアカメラマンが、このアングルで撮影して居ましたので、おんなじアングルでHandMも写してみましたが・・なにか?
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沢山のアマチュアカメラマンが、このアングルで撮影して居ましたので、おんなじアングルでHandMも写してみましたが・・なにか?
連れも一生懸命写していますが、登山用のコスチュームが、周りの観光客からういています
連れも一生懸命写していますが、登山用のコスチュームが、周りの観光客からういています
今日登る事が出来た山なみ
今日登る事が出来た山なみ

感想

先週、友人が河口湖周辺やら、沼津市周辺を訪れたと連絡をもらっておりまして、その友人によりますと富士山近辺はその日素晴らしい晴天との事でした。

日帰りで晴天を求めるなら富士山近郊の太平洋側しか無いかなと、目的地の選定をしました。
なにせ、この時期は日本海側が雪やら雨でも、この辺りは晴れて居るんですから。

西湖湖畔から富士山越しに日の出を見るために、未明に自宅を出発しました。
順調なドライブと、快適な新東名のおかげで、西湖湖畔に到着出来ました。

しかし、西湖からは富士山越しの朝日は見えなかったんですね、方角を見誤ってました。
どおりで、途中の上九一色村あたりの道端で、沢山の車が止まって、日の出を待っていたわけだワ。

そんな事にはめげずに、綺麗なさかさ富士を見る事が出来ましたから、すでに満足感が充電されています。

朝日が昇る頃というのは気温が一気に下がる頃でも有ります。
行動してしまえば寒さは気にならなく成りますが、出発前のこの時間が本当につらい寒さです。

皆様のヤマレコレポートのお陰で、登山口探しに迷うことも無く、順調な滑り出しです。

時間が早いせいで、路面は凍っており、あちらこちらに霜柱が立ちあがっています。
サクサクという音を立てながら、気持ちの良い山歩きの時間です、寒さは気にならなくなっています。

樹林帯を抜ける頃にはすっかり暖かくなり、ジャケットの脇のジッパーを開けて、体温調整しなければならなかったくらいです。

雪頭ヶ岳の登山道は南東の斜面にあたる為、この時期には風裏になり、おまけにこの上ない程の晴天の為、一気に体温が上がります

雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳までの稜線は、逆に北西向きの位置に成りますので、雪がたくさん残っています。

溶けた雪が凍った上に、あらたに降った雪が積もり、なかなか滑りやすい路面です。
石突き部分のラバーを外したストック体をささえ、慎重に足を運んで行きます。
鬼ヶ岳は目の前ですから、まだアイゼンは装着しません。

まるで予約席の様な貸切の山頂です。
360度のパノラマに、感心したり写真を撮ったり。
鬼の角によじ登ったりと、さんざん遊んだあと、時間を見計らって昼ごはんの準備をします。

北風にあたりながらご飯を食べるのが嫌で、わざわざ「お昼ご飯用テント」を、おなかのポケットから・・いやいや、ザックから取り出し設営します。
風よけはばっちりですから、暖かい環境で暖かい昼ごはんを頂きます。

と思ったのですが、この時はまだ風も穏やかで、そんな心配は無用。
重たかったテントはザックから一度も出る事は有りませんでした。

今日のお昼は、おうどんです。

残った出汁を利用して、雑炊も作りました。
こうすると残った出汁を捨てる事無く、お持ち帰りが可能ですし、食欲を満たし、何より満腹感を得るという、至福の時を味わえます。

もう食べれません・・・と言うくらい食べてしまいました。

ぬくぬくっとして居ますから、このままお昼寝とかシエスタとか決め込んでも良いのですが、あいにく時間が許しません。


朝一の日の出とお昼ご飯の満腹感で、「満足タンク」は8分目は満たされてしまいましたから、絶景の富士山を見ても、ぞんざいな扱いです。

って、晴天の山を求めて・・・富士山を見に来たんじゃないのか?
自問自答ですが、タンクの中が少し減るまでは、ぞんざいです。

証拠に・・いやいや思い出に、ちゃんと富士山はカメラに収めておきました。

歩き始めから終了までが、5〜6時間と言うのが、私どもにはちょうど良い時間の様で、今日の山行も満足スイッチONです。

鍵掛峠へ向かう前に、アイゼンを取り付けました。

いつもの事ですが、山歩きの連れは妻です。

ストックの長さ調整位は、セルフで行ってくれますが、その他のギァの装着や脱着は、すべて私の当番です。

当然ながら、今日のアイゼン装着も私の当番です。
適当な岩に腰をおろし、投げ出したその足もとにひざまずいて、妻の足にアイゼンを装着します。

我ながらなんて良く出来た夫なんだろう・・・泣きません

山中では召使いの様な夫ですが、帰宅後はなんにもしません。
山道具は、妻の分まで「山道具置き場」の所定の位置に片付けますが、その他はノータッチです。

でも洗濯は連れの当番です、そのあとの取り込みも。

鍵掛峠までの稜線歩きは、適度なアップダウンと、飽きさせない岩場なんかが有って、楽しい所です。

雪も中途半端に成ってきましたので、アイゼンは外しました。

それから暫くして・・・

溶け始めた霜柱のぬかるみに足を取られて、連れが尻もちをついてしまいました。

汚れたパンツの泥を落とすのに、HandMが素手で雪を掴んで、ごしごしと擦りました。
泥汚れの大半は落とす事が出来て、連れの機嫌も治ったようです。

しかし、この時素手で雪に触ったのが良くなかったようで、後に大変な事に成りました。

鍵掛峠の分岐から、根場村の駐車場に下りていく途中から、なぜか体が重くなり、歩く事さえ辛くなってきました

暫くは我慢しながら堪えて居たんですが、とうとう我慢出来なくなって、休憩を連れに申告。

座って休むことは滅多にしないHandMですが、この時ばかりは、ザックからシートを取り出してもらって、登山道に座り込んでしまいました。

15分ほど休んだら、少しは元気になって、やっと歩ける様になりました。
この時でも、手首から先の部分だけが、とても冷たい状態でした。

あの雪に素手で触ったのが、よほど悪かった様です。
それ以外に思い当たる事が有りませんでした。
違う要因をご存知の方が見えましたら、どうぞご教授ください。

冷たくなった部分をなるべく温めるようにしていたら、手が暖かさを取り戻すのと一緒に、元気も戻ってきましたが、本調子とまでは行きません。

茅葺屋根の建物が見えてきて、「西湖いやしの里根場」に到着しました。
観光客が沢山います。

おおきなザックを背負って、やたらに防寒着を着こんだ怪しげな二人組は、かなり浮きまくりで、周りがドンビキなのが分かります。

何処を通って良いのか分からず歩いていたら、入場料徴収ゲートまで来てしまいました。

正面から入る時は当然入場料を払うことに成ると思うのですが、HandMはあいにく逆方向から、そうです普通ではありえない方向から来ています。

料金所のお兄さんと目が合ったのですが、お互い苦笑い。
声を掛けられ無いように、早足で歩きます、体調が悪いのをこの時だけ忘れました。

ここまでこればもう追手は来ないだろうと言う所まで来てから、ゆっくり振り返りました・・・ 我ながらノミの心臓です。グレートエスケープです。

駐車場まで戻って、靴を履き換えたり、山道具を車に片付けたり。

しかし、まだまだ体調は良くありませんので、このまま帰ります。
駐車場の近くに温泉は有る事が分かって居たのですが、連れには「温泉に入らない」宣言をして、車を走らせます。

道中の半分を過ぎたころ、愛知県岡崎あたりまで戻る頃には、すっかり元気になりました。

愛犬の待つ我が家に帰ったのは午後7時をすこしまわった頃でした。


よっしゃ!明日は、大日ヶ岳にスノーシュー持って出かけよ!・・一人でですが・・なにか?




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