石仏に会いに。滝坂の道と春日山原始林と若草山

2020年10月28日(水) [日帰り]

• GPS: 05:05
• 距離: 12.9km
• 登り: 450m
• 下り: 417m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:53
• 休憩: 1:12
• 合計: 5:05

8:49 スタート地点
8:55 8:55 春日大社
9:05 9:06 春日山遊歩道入口
9:55 10:01 首切地蔵
12:15 13:20 若草山
13:54 ゴール地点

天候

晴れときどき曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

JR奈良駅から徒歩30分ほどで、スタートの春日大社です。私は遠方からなので、東大寺近くに前泊しました。

コース状況／危険箇所等

地獄谷石窟仏から先は、立ち入り禁止になっていました。春日山石窟仏も、遊歩道から直接は登れなくなっています。

写真

鹿にご挨拶して、春日大社の鳥居をくぐります。

旧柳生街道「滝坂の道」に入ります。こんな、古い石の道標を所々で見かけました。

いつの時代のものなのか、石畳が残っています。柳生の剣豪も歩いたのですね…。

「寝仏」。道から、石の裏側に回ると、いらっしゃいます。ほほえんでます。

途中で、赤い岩から湧水が滴っている、癒される場所がありました。

「夕日観音」は、見つけられず…！　歩きます！

「朝日観音」。三尊がしっかり残って、大きいです。道行く人たちが、手を合わせたのでしょうね。

「首切地蔵」。このお地蔵様の前は、少し広場になっており、きれいな休憩所やトイレがあります。

「首切地蔵」から、「春日山石窟仏」に向かうこともできますが、少し遠い「地獄谷石窟仏」に向かいます。水で流れた、砂のグラデーションがきれい。

「地獄谷石窟仏」に向かう道は、少しだけ登りになります。

着きました。柵で守られていますが、ちゃんと見えます。

「地獄谷石窟仏」。聖人窟ともいわれていますが、修行者が描いたのですよね。平安時代のものとのことですが、屋外にあって、こんなに美しく色が残っているのに驚かされます。

その先を、ぐるりと回って春日奥山道路に出る予定だったのですが、通行止めになっていました。

引き返しました。新池の横から、「春日山石窟仏」を目指します。

「春日山石窟仏」。こちらも柵で守られています。左右に大きく広がった石窟で、さまざまな場所に仏が彫られています。ひとつの世界のようですね。こちらは、向かって左側。

こちらは右側です。そのほかの場所にもお姿があるのですが、私のiPhoneでは、きれいに写せず。

「春日山石窟仏」からは、春日山奥山道路を進みます。かなりすっとばしましたが…車も通れる、砂利道です。こちらは途中の、世界遺産の石碑。

道の上に、大きく伸びている木がありました。春日奥山最大の山桜、とのことです。

生命力。春は、さぞ美しいのでしょうね…。

若草山に向かって、ずんずん歩いていく途中にも石仏が。

若草山山頂です。若草山は「鶯塚古墳」なのですね。初めて知りました！　4世紀末から5世紀初頭の築造とのこと。

奈良の街が一望できます。

鹿たちが登ってきています。一緒にひと休み。

お昼は、奈良の柿の葉寿司。大好き、満足。お疲れ様でした！

下山後、東大寺にお参りしました。

秋は、鹿たちの恋の季節なんですよね〜〜。

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 靴 ザック 昼ご飯 飲料 予備電池 日焼け止め 携帯 時計 タオル

感想

natus1027

仏像が大好きで、何度も訪れた奈良。旧柳生街道「滝坂の道」に、古い石仏があると知り、山登りを兼ねて会いに行ってきました。難しい箇所もなく歩けるコースですが、それなりに時間がかかりました。
神域として手を入れずに守られてきた、春日大社の背後には、時間が止まったような静かな世界がありました。古の人たちの思いを感じながら、ゆっくり歩きたい場所です。