【大山道】丸山道 岸本駅→大山寺バス停

2020年11月11日(水) [日帰り]

• GPS: 05:36
• 距離: 19.3km
• 登り: 703m
• 下り: 42m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:57
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:57

距離 19.3km 登り 775m 下り 56m

10:36 岸本駅
16:33 大山寺バス停

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

バス

JR伯備線の岸本駅をスタート地点にしています。日ノ丸バスの伯耆町役場前バス停も近くにあり、本数は列車よりバスの方が多いです。なお、岸本から大山寺はバス路線では結ばれていません。駐車場は岸本、大山寺とも周辺にあります。

コース状況／危険箇所等

古道の道筋に徹底的にこだわると、山道を歩くことになりますが、荒れているのでほとんどが舗装された道路となります。歩道がなく、車が飛ばしているところもありますので、交通安全にはお気をつけください。

その他周辺情報

大山寺エリアには様々な施設があります。岸本駅周辺は意外と何もないので、車なら国道181号沿いの店で、公共交通機関なら米子市街で準備を整えてから歩いた方が良さそうです。

写真

11/11 10:36

JR伯備線の岸本駅です。伯耆町役場にも近いこの駅からスタート地点にします。ますは南の道へ入り、しばらく出雲街道を南下します。

11/11 10:40

突き当たりを右折し、歯医者さんの先のここを左折。

11/11 10:41

路地裏の小道が出雲街道だと思います。

11/11 10:44

こういうところに残る旧街道が個人的には大好きです。

11/11 10:51

国道に出て南下を続けます。

11/11 11:00

吉定交差点に南に牛馬安全の供養塔。牛馬の道の玄関口という感じですね。

11/11 11:02

出雲街道は斜め左へ。

11/11 11:04

そこにあるのは「大山大智明大権現」の常夜燈。ここが大山道歩きとしてのスタート地点です。

11/11 11:07

もう少し出雲街道を南下すればこの先に通る久古集落を指す道標もあります。

11/11 11:13

坂道を登って瑞応寺へ。

11/11 11:15

道なりには進まず、ここを右へ。

11/11 11:16

正確な知識はないのですが、この道は古道の雰囲気。

11/11 11:23

そして県道36号へ。溝口道や尾高道、坊領道を引き継いだ県道に比べて、現在の観光ルートとしてはあまり活用されていないので、ローカルな雰囲気です。

11/11 11:24

上河原神社。境内の石造物には江戸時代のものが多いです。

11/11 11:34

米子自動車道をくぐって…

11/11 11:36

右の道で久古の集落へ。

11/11 11:39

旧道らしい雰囲気が残っています。

11/11 11:43

県道に戻ると上り坂。

11/11 11:53

上り詰めると植松神社があります。

11/11 11:55

番原の集落へ。

11/11 12:01

正面に大山を望むいいカーブ。

11/11 12:05

次の真野集落へ。

11/11 12:07

ここには八郷小学校があります。すごく良い教育が行われていますね。

11/11 12:10

小学校の先で右に行けば旧道も残っています。

11/11 12:12

すぐ先を左折。その交差点には供養塔。大峯山に32回も行った人がいるのか…？

11/11 12:17

県道に戻ると、まもなく県道の状態がランクダウン。

11/11 12:18

すぐ北には伯耆安綱伝承地の碑。ここで昼食休憩。

11/11 12:20

案内板。はるか昔から伯耆国はたたら製鉄、そして名刀の本場です。

11/11 12:33

次いで大原集落へ。気づきませんでしたが、この先で右の細道に入って集落の南を通るのが古道のようです。

11/11 12:36

神社の鳥居の向きが南の細道に向いていますので。

11/11 12:38

これがおそらく古道です。

11/11 12:40

ここで左へ。

11/11 12:47

吉壽小学校の跡は小社もあったりする興味深い空間です。

11/11 12:45

イチョウの落葉がきれい！

11/11 12:49

その先で右に入ると…

11/11 12:49

大原の道標。大山は右に見えるのに道標は『左　大仙』です。

11/11 12:53

現在の道路も同様に、右が大山ではありません。ここは直進です。

11/11 12:56

大山道の中盤という感じの平地。

11/11 13:01

丸山の集落に入る手前。ここは右が大山ですがまだ直進します。

11/11 13:03

交差点には大山無窮の碑が。圃場整備などが行われ、豊かな土地が作られた記念碑でしょう。

11/11 13:07

そして丸山の集落へ。

11/11 13:08

道標か供養塔っぽいですが、字が全く読めません。

11/11 13:11

ここで右へ。さらに古い道筋は直進だったそうです。

11/11 13:15

坂道の向こうに大山。これぞ大山道の集落という雰囲気です。

11/11 13:17

丸山は代官所も置かれていた大山山麓の拠点です。代官所跡に立ち寄ってみましょう。

11/11 13:19

代官所跡の碑。

11/11 13:20

右が代官所の建物です（嘘）

11/11 13:23

稲荷神社跡。何もありませんが、だからこそこんな看板が大事。

11/11 13:26

集落を通り過ぎると立派な道標が。

11/11 13:28

常夜燈もあります。

11/11 13:29

道標に従って左折すれば、今も雰囲気を残す大山道がしばらく続きます。

11/11 13:30

右には大山。晴れてきて完璧な姿を見せてくれました。

11/11 13:32

道も完璧なる晩秋の古道ですね。

11/11 13:33

ここは直進かな…？

11/11 13:40

行き止まりでした。

11/11 13:42

引き返して右へ。

11/11 13:46

いくつかの分岐を見ましたが続きそうにないので道なりに県道へ出て左折。

11/11 13:49

地蔵滝の泉はすぐ側です。

11/11 13:52

地蔵が祀られた泉。かつては滝もありました。透明感がすごいです。

11/11 13:55

水を汲むならこちらで。半端ない量の水が湧き出しています。

11/11 13:52

案内板。

11/11 13:51

観光名所の名水スポットというだけではありません。町ではこんな使われ方も…。なんて贅沢な！

11/11 14:04

本当は地蔵滝の泉の前の道が古道なのですが、続かなさそうなので、頭上の県道の丸山橋を渡ります。

11/11 14:05

橋は他にないですが、佐陀川もこんな姿なので、昔の人は普通に歩いて渡っていたんでしょうね。

11/11 14:09

しばらくは歩道なしの県道を歩きます。

11/11 14:16

古道は大山町と伯耆町の境付近を通っていたようなので、この辺で右の山道に入っています。

11/11 14:17

都合の良い道があります。

11/11 14:18

でもこの付近から荒れ始め、古道の跡らしきものだけ確認して引き返しました。

11/11 14:27

小さな峠を越えます。

11/11 14:36

ここで右へ。

11/11 14:41

古道じゃないけど、こんな道なら楽しく歩けます。

11/11 14:42

振り返れば日本海と美保関が鮮やかに見えます。

11/11 14:43

南の古道が気になるので右折。

11/11 14:49

南に行ける道を選びながら進んでみました。

11/11 14:51

この辺はゴルフ場です。

11/11 14:53

ここは左へ。

11/11 14:54

ゴルフ場と同化してしまいました…

11/11 14:59

地図上で道路なので構わず進みましたが、単なるゴルフ場歩きになってしまっています。

11/11 15:04

やっと道路へ。遠回りした割に史跡も見当たらず、「だいせんみちを歩こう」では不採用にするでしょう。

11/11 15:17

この辺はおすすめできる道ですね。

11/11 15:23

観光農園や別荘が並んでいます。ここは右も試してみましたがやっぱり行き止まり。

11/11 15:28

左折で県道24号（尾高道）に出ることにしました。

11/11 15:29

尾高道と言えば一丁地蔵ですね。順番は揃っていませんが、大量に保存されています。

11/11 15:33

分の茶屋跡。ここが尾高道と丸山道の分かれで、丸山道はここが終点です。

11/11 15:34

道標も残されています。享保という古めの時代の道標だけに字が読み取りづらいですが『右　をだか』は読めました。左は丸山道の地名なのでしょうね。

11/11 15:35

振り返れば、丸山道が残っています。これが続けば最高の古道歩きだったのに…

11/11 15:39

分の茶屋跡には立派な供養塔と由来塔もあります。

11/11 15:41

ここからは尾高道の県道歩き。未舗装の歩道を歩けば、一丁地蔵もあって私にとっては十分に楽しい道です。単調で長いのですが…

11/11 16:04

仁王堂跡。何も残されていませんが、大山のかつての繁栄を偲ばせます。

11/11 16:07

標高が上がるにつれて、秋が深まってきます。

11/11 16:11

まぁ、単調で長いのですが。

11/11 16:13

大山寺の一つ手前のバス停。西陽が山と森をきれいに照らします。

11/11 16:29

大山の玄関と言えば、やはりここ。別れの地蔵と道標です。

11/11 16:31

そして博労座駐車場に到着。

11/11 16:33

そう、大山は古道がいっぱいだから…（違）

11/11 16:36

隠岐島、今日も見えました！

11/11 17:01

少し休憩と買い物をして、博労座駐車場に戻れば、ちょうど日没でした。

撮影機器：

COOLPIX W300 NIKON CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 飲料 地図（地形図） 計画書 予備電池 GPS 筆記用具 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

izumokaido

丸山道は大山道の主要ルートの一つ。伯耆町の旧岸本町エリアやそこから渡し舟で結ばれていた南部町や島根県安来市南部の人々に利用されていたと思われる道です。
古道の道筋も途切れがちで、ずいぶん遠回りしてウロウロしてしまいました。正直、道を歩く楽しさは他の大山道より劣りますが、それでも丸山は大山山麓の拠点だった場所ですし、前半の集落はどこも良い雰囲気を保っていました。歴史の道としていずれ整備が進むことがあれば、すばらしい道になると思います。そのためにもこうした記録を残しておきたいものです。

コメント

うみさま

あぁ
懐かしいですわぁ

izumokaido

丸山道に近い道を歩かれていましたね。
また、機会があれば別の道も歩いてみてくださいね。