【はじめてのヤマレコ】榛原駅→大平山（奈良県宇陀市）→室生
奈良県
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体力度について
- GPS
- 04:52
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 720m
- 下り
- 669m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
登れるわりに降りづらい |
写真
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装備
| MYアイテム |
LSTLSTLST
重量：-kg
|
|---|---|
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
靴
ザック
飲料
地図（地形図）
GPS
保険証
携帯
時計
カメラ
|
| 備考 | ストック持っていけばよかった． |
感想
あまり登る人がいなさそうな大平山まで行ってみた．
実はずーっと木だらけの山に入るのは初めてでドキドキしていたが，事前にダウンロードしておいたヤマレコの地図をApple Watchで確認しながら登った．結果的にとても役に立ちました．
大平山を選んだ理由は，家は大阪市であるが，職場が大和八木であるためそこまで定期券を使えるからである．他には室生寺が好きだからである（今回は行かなかった）．
まず，朝8時ごろに榛原到着を目指したが，色々あって実際ついたのは10時過ぎになった．
そこから歩いて登山口近辺まできた．
登山道の入り口がわかりにくくちょっと迷ったが，ヤマレコの地図を信じて強引に登ると登山道の入り口に行けた（ありがとうヤマレコの地図）．
ちなみにこの入り口の向かい側の私有地に檻があり，そこにラオウ（北斗の拳）が乗るような巨大な猪が3頭いたので，目印にしていただきたい．
そこからは杉だらけの結構急な上りが始まったが，木にピンク（赤）のリボンがたくさんありルート選びに迷うことがなかった（ありがとうリボン）．
ただ切られた枝が結構たくさんあり，ルートの邪魔になっていた．
高度が500メートルに近づくと自然に折れた？枝に変わったが，同じく邪魔すぎた．
リボンのルートをふさぐ枝が憎たらしかったが，山の管理のルールを知らないが，仕方ないことなのであろう．
大平山まではわりとしんどいアップダウンが2回くらい？あった．
また，稜線に出たと思いそこを勇ましく歩いていると急に道がなくなり，折り返してあたりを見回すとちょっと下にリボンが見えたりしたので，よく観察しながら進む必要がある．
登って稜線を歩き降りて稜線を歩きまた登って…そんなことをしていたら大平山山頂への一本道っぽい上りが現れた．
ここはそうだな！と思った理由は，木に誰かが気持ちを込めて作ったであろう手書きの矢印の板が貼り付けてあったためである（地図見たらわかるけどね）．
山頂は狭いが，太陽光が差していて気持ちよかった．
「さてここからどう降りるか」
しばし地図を見ながら考えた末，高峰山の手前の西側の谷を降りることにした．そこを降りると沢の横に道があり，またその先には，ヤマレコの地図によると人がよく通っている道路があるためである（後で確認したが地図上ではこのルートに沢などなかった）．
このまま高峰山まで行ってもその後に降りる道がなく大平山まで引き返す以外ない，それはなんか嫌だな！たまにはだれも通ってない道行こかな！てかもう登りたくない！そう考えての選択であった（のちにこの"フロンティアスピリット"のようなものが私に教訓を与えた）．
大平山から高峰山に向かう道中，熊笹が増えてきたが，踏み跡があったのでむしろわかりやすかった．
そして高峰山の手前まで来たため，予定通り谷へのダイブを実行した（今から説明するがもう二度とやらねぇ）．
谷は，空が杉に完全に覆われて暗く，杉とその葉，そして腐敗した倒木で構成されていた．
地面は杉の葉と倒木で柔らかくなっていたので，汚れながらも黙々と降りたが，キモい道だった（天然の腐葉土の急坂）．
ジャンプして着地しても衝撃を吸収してくれるが，苔にまみれた倒木は滑りやすくまた崩れるものもあった．なにより地面が柔らかいとはいえ70度くらいの急な坂を降りるのはなかなかしんどい．
しかし，降り始めたからには後には引けない男の性と，そもそも引こうにももう進むしかないところまで来ちゃったためそのまま進んだ（リボンはもうない）．
わりとドロドロになりながら進むと，岩から水が染み出しているところまで来れた．
「もうすぐ地図にあった道が出てくるんかな？」そう思いさらに進む（もう一度言う，地図にはここの沢は載ってない）．
水が出てくると岩の上はめちゃくちゃ滑りやすくなってきた（当たり前だが）．
転びそうになりながらも進むと何か広いところに出た．ただ何か変な感じだった．
よく見ると崖かな？なんか向こう側がやたら低い．
滑ったら落ちて死ぬっぽい高さだったのて，すぐにサイドの腐葉土側に方向を変え，また急な坂を降りて沢に戻って振り返ると，10mくらいの崖だった（写真あり）．
「…めんどくさ…」
そう，振り返って崖を見た途端，これまでの道のりがめちゃくちゃめんどくさくなったのである（当たり前だよ！）．
しかしながら，この道を選んだのは自分だ（ファッキン自分だ）．
まだまだ歩くしか道はない（文字通り道ないけどね）．
ここからはイヤホンを装着して，こぶしファクトリーの曲を爆音で🧠に流し込み，前向きトランス状態に自らを導いた（こゆときはこぶしファクトリーが効く）．そして無心に，時折お尻を濡らしながら進んだ．
大平山山頂で💩をしたくなったことも，持参した飲水1 Lを飲み尽くしたことも，気にならないくらい集中した．
ただ唯一，帰ったら愛猫2匹（エマとメイ）を抱きしめたい，このことだけを考えていた（帰宅後2匹を裸で抱きしめて身体から血が出るほど爪痕を残してもらい無事生きて帰れたことを実感しました）．
また，降り始めたときは汚れることが嫌だったが，集中するとだんだんキモい道も気にならなくなり自然と一体化している自分がそこにいた（服と靴はそれなりに汚れたで）．
そうこうしてるとやっとこさ道が見えた．道は沢の西側にあった（地図に沢はない）．
ここでやっと安心感を得ることができたが，まだ道は柔らかくまたぬかるんでおり，倒木などもあるため注意しながら降りた．
そしてしばらくして舗装路に出れた．そこから室生までの道は，ただ道を歩くだけであり今日最もリラックスできた．
道中は常に水の音がしており，水瓶座の中年男性としてはとても共感できる音色（メロディ）であった．また，室生の家々を見渡せる道は美しく，写真を撮ることを忘れてしまった（まぁ他人の家撮ったらあかんで）．ここまで時間を使いすぎたが，最後に幸福感を得られてよかった．
室生寺まで出ると観光客でごった返していた．
帰りは室生寺からバスで室生口大野まで行ったが，換気のため窓が全開であり，汗で濡れた服が身体を冷やし続けた．
今回の試練は，山を降りる時であった．単独であったため集中できたが，複数人いる場合は選んではいけないルートである．なによりも怪我なく降りれたことが幸いであった．
また，Apple Watchを見ると，バッテリーはまだ50%程度であった．地図は結構な頻度で確認をしていたが，である．これなら日帰りの登山は余裕であり，実用性を示せた．今後もヤマレコを利用したい．
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