二王子岳〜2013冬〜春
kikutoyo
- GPS
- 09:01
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,345m
- 下り
- 1,344m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
3/17 南俣6:40--7:20二王子神社(アイゼン装着)7:30−−5合目(独標)8:55−−10:20山頂11:25−−5合目12:07−−13:00二王子神社---13:45南俣
6／2 二王子神社9:15−−10:00 3合目10:07−−5合目(独標)10:30−−7合目(油こぼし上)11:13−−11:46山頂12:27−−5合目13:15−−二王子神社14:11
| 天候 | 1月21日(月）うす曇り、 2月27日(水）曇り、一時雪、強風、のち次第に雲とれるも山頂部はガス 3月17日(日）快晴 6月2日(日) 晴れだが雲多い。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
2／27 南俣集落奥の路上に片側駐車(案内標示あり)。この日は2台のみ。すぐに雪の上を歩く。二王子神社からは、スノーシューをつける。この日は余り寒くなく、平地で8°Cくらいまで上がり、雪面もあまり固くはないが、沈み込む程ではない。6合目あたりから、トレースも消え、油こぼし手前では、曇天ながら見通しも効く中、次のポール(赤テープ)も積雪で見えず、尾根へ上がるルートを見失って、やや急な斜面を登ってしまった（この時期初めてのせいもあるが、下山時にはわかった）。そのあたりから、ガスも強まり、次第に次のポールが見えにくくなる。ついに9合目手前で、完全なホワイトアウト状態となり、停滞。そのうち、後続者も来て、しばし待機の後、何とか山頂に到達できた。午後から晴れへという予報だったので登頂したが、下山時にもホワイトアウト状態となり、風で踏み跡も消えてしまった9合目までが要注意。そのあとは雪面にトレースが残っていたが、さらに下の方でも、強風の通り道ではトレースが消えつつあった。降雪状態でなくとも視界が落ちると要注意。 （参考）1月21日(月)にも行ったが、出発遅く、7合目手前で時間切れ。補足として、そのときの写真を参考までに掲載。 3月17日(日) 快晴の中、飯豊連峰を眺めることができた。（二王子神社からアイゼン使用） 6月2日(日) 晴れだが雲多い。 |
写真
1200mあたりから、山頂部を望む。（右手くぼみは油こぼし）。出発遅かったため、すでに13時近く。残念ながら、ここで登頂を断念して、下山する。
1
9合目手前で完全なホワイトアウト状態。視界数m。10分以上待機。時折、近くの稜線(右上)がかすかに見えることも。(無理ならここで下山か）
感想
冬の天気の良い日に、二王子岳から冬の飯豊連峰を一度眺めてみたいものだと前から思ってはいたものの、なかなかその機会と登山レベルが合わないまま来てしまっている。
今年の1月と2月にともかく登ってはみたが、結局思うようにはならなかった。1月では、出発が遅くなって途中で時間切れとなったしまった。今回は、雨まじりの予報から、直前になって、午前曇り〜午後晴れ、と変化したことで期待して登ってみたが、山の上では残念ながらそのようにはならなかった。
とりあえず6合目あたりまでは樹林帯の中にトレースがしっかりあって、それをたどれば良かったが、樹林帯を抜けると、とくに風の通り道では、しだいにトレースも消えていった。それでも視界がしっかりしていれば、ポール(赤テープ)が適所に立てられていたが、油こぼし手前では、見通しも効く中、積雪で次のポールが見えず、尾根へ上がるルートを見失って、やや急な斜面を登ってしまった（夏道とは違う冬ルートが初めてだったせいもある。下山時にはわかった）。7合目あたりの尾根で、小降りの雪も降る中、横殴りの強風に吹かれ、しばし風下の凹地で休憩。そのあたりから、ガスも強まり、次第に次のポールが見えにくくなり、ついに9合目手前で、完全なホワイトアウト状態となってしまった。視界数m程度か。ここからの下りは、登ってきたトレースをたどれば下山できるので，最悪の場合はあきらめて下山かな、と思いつつしばし停滞するうち、後続者も来た。さらに少し待ったのち、ちょっと良くなったのをみて、少しずつ進んでみて、何とか山頂に到達した。
天気予報から判断して、徐々に天気は良くなり、少しずつ霧もとれていくはずだと思って、避難小屋で昼食をとりながら1時間近く待ってみた。しかし、結局ガスはとれず、視界10m足らずのホワイトアウト状態で、しかも9合目までの間は風が吹き、雪面も固く，登りのトレースは消えていたため出発直後に迷い、いったん小屋に戻って再度出直し、9合目に戻った。そこからは、登りのトレースが残っていて、下るに従いガスも薄くなっていって一安心。しかし、さらに下った風の当たりそうなやや堅めの斜面では、浅いトレースが風で飛ばされた表面の雪粉で埋まり、ほとんど消えていた。雪が降っていなくても、このようにしてトレースが消えてしまうことになるとは、とくに紛らわしい広めの尾根を持つ二王子のような山では視界を失うたちまち危険な状態になることを思い知った。
結局、冬の二王子からの飯豊展望はかなわなかったが、無理をせず，次の機会を待ちたい。・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
（PS)3月17日 前回から20日後、休み・都合と天気が珍しく一致。ようやく、快晴のなか、山頂から飯豊連峰を眺めることができたが、あのエビの尻尾のモンスターは、3月の春の陽気で跡形もなかったのは残念。
6月2日 久し振りの登山も、天気予報に惑わされて、出発直前に二王子岳ときまり、遅い出発となる。すでに駐車場もだいぶ混んでいた。
残雪で遅れた、木々の新緑がきれい。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
二王子岳の最新記録
定高山の最新記録
いいねした人