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記録ID: 273841
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雪山ハイキング
東海

三峰山

2012年12月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:00
距離
16.7km
登り
1,041m
下り
1,039m

コースタイム

10:00浄水場-林道へ迂回-12:00登山口-13:30新道峠-15:00三峰山山頂-16:00新道峠-17:00登山口-林道-19:00浄水場
天候 曇り、のち雪
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御杖(榛原)側、松阪側ともに、コミュニティバスが一日数便あるが、地元の人の利便性を考えた運行なので逆方向となり、時間が合わず日帰りは不可能に等しい。宿泊施設も限られる。冬期は樹氷まつり期間中(榛原駅前からみつえ青少年旅行村まで直通バスが出る)以外は不便である。
松阪側からは、当時は国道166号が一部で崩落していて、国道422号へ迂回を強いられた(2013年2月の時点では、国道166号の崩落箇所は片側交互通行であった)。
さらに車で月出の集落を登り切ったところでは、鹿による獣害対策でゲートが閉まっていて、そのすぐ上の浄水場から先は、林道が凍結し通行止め。浄水場下の路肩に盛り土された広場に駐車。凍結していなければ登山口まで車で上れ、そこの駐車場には十数台が駐車できる。
なお月出側と福本側の登山道を結ぶ、飯高北奥林道延長は、冬になる前から一部の路肩が崩落しており、車両通行止めになっているが、秋までは徒歩で通過した人の記録が公開されている。
今回、月出側からの新道ルートを登った。月出の浄水場から登山口まで、林道を歩いて迂回した。
登山口までの最短経路となる歩道は、水道工事の工事車両のためコンクリート舗装されているのだが、これがつるつるに凍結していて急勾配であることと、工事のため段差があるので、アイゼンがないと登れない、と現場監督に注意される始末。
コース状況/
危険箇所等
登山口から新道峠までの間に、部分的に崩落のため登山道が狭い場所があり、また丸太橋は雪で滑りやすい。
新道峠から三峰山山頂までは積雪のため、スノーシューなどの方がよいかもしれない。新道峠から山頂までは積雪の深さに注意、登山道は表土がえぐれているので、部分的に吹きだまりになっていた。
月出登山口には登山ポストあり。
飲食店と温泉は、御杖側には御杖温泉「姫石の湯」と食事処(昼食のみ)、セルフコーナーがある。松阪側には温泉のあるホテル・スメールが、ちょっと離れた場所にある。
月出登山口にて。
登山口から新道峠まで斜面を登り1時間半、雪に隠れた浮き石が多く、また細い丸太橋があって、滑りやすい。さらに崩落のため狭い所もあって、注意が必要。
2012年12月10日 11:58撮影 by  SC-06D, SAMSUNG
12/10 11:58
月出登山口にて。
登山口から新道峠まで斜面を登り1時間半、雪に隠れた浮き石が多く、また細い丸太橋があって、滑りやすい。さらに崩落のため狭い所もあって、注意が必要。
新道峠から尾根伝いに三峰山山頂まで1時間半かかった。
稜線の山頂手前は新雪がふくらはぎまで積もっていて、頂上に着いたのは午後3時近くになった。
新道峠から頂上までは積雪の深さに注意、登山道は表土がえぐれているので、部分的に吹きだまりになっていた。
2012年12月10日 13:38撮影 by  iPhone 5, Apple
12/10 13:38
新道峠から尾根伝いに三峰山山頂まで1時間半かかった。
稜線の山頂手前は新雪がふくらはぎまで積もっていて、頂上に着いたのは午後3時近くになった。
新道峠から頂上までは積雪の深さに注意、登山道は表土がえぐれているので、部分的に吹きだまりになっていた。
尾根筋で見られた樹氷のでき始め。
2012年12月10日 14:48撮影 by  iPhone 5, Apple
12/10 14:48
尾根筋で見られた樹氷のでき始め。
山頂下の石碑。毛糸の帽子が・・・
2012年12月10日 14:57撮影 by  iPhone 5, Apple
12/10 14:57
山頂下の石碑。毛糸の帽子が・・・
山頂での景色。案内板がある。写真の水平がとれておらず、すみません。
2012年12月10日 15:20撮影 by  iPhone 5, Apple
12/10 15:20
山頂での景色。案内板がある。写真の水平がとれておらず、すみません。
山頂の標識。
2012年12月10日 15:14撮影 by  iPhone 5, Apple
12/10 15:14
山頂の標識。

感想

今回、月出の浄水場までで、すでに午前10時、さらに登山口まで林道を歩いて迂回したため、さらに2時間を要して正午になってしまった。
自分のペースでは平均的な登山者の倍近く時間がかかる。本来なら午後2〜3時には下山していたいところで、さっさと登山口から引き返すべきだったかもしれない。
登山口までの最短経路となる歩道は、工事車両のためコンクリート舗装されているのだが、これがつるつるに凍結していて急勾配であることと、水道工事のため段差があるので、アイゼンがないと登れない、と現場監督に注意される始末。
新道峠から山頂までは膝下までの雪を漕いで、山頂に着いたのは午後3時近くになった。
降りは登山口まで2時間で午後5時すぎになり、ヘッドランプを使わざるを得なかった。
下山した時には午後7時頃で、とっぷり日も暮れ、途中の林道を下るときには、アイスバーンを避けて、道の脇ぎりぎりの新雪の上を、歩幅を狭めて歩かなければならかった。
最後は雪になり風も強く氷点下となり、遭難するかと思った。
当時の自分は、速乾性の長袖アンダーにシャツとパンツという秋頃の服装に、ゴアテックスのパーカーを重ね着しただけ、ローカットのブーツにスパッツなしという無防備さ。雪まじりの強風で耳と鼻が痛かったし、積雪でブーツに雪が入り込んだ。
さらに防寒用のアウター(ハードシェルのジャケットに吊りズボンみたいなビブ)と目出し帽、ハイカットのブーツにロングスパッツが必要であった。
当時の自分の装備はアイゼンがなく、服装も風が強くなると寒くて、軽装すぎた。また雪の中を漕いで歩くのには、自分の嫌いなストックも必要かもしれないし、スノーシューなどの方が適切であった。
登山口の駐車場にたどり着けなかったことが誤算の始まりであった。考えれば当たり前で、アスファルトやコンクリートで舗装された麓の道路は、一度雪が降れば、車両の通行で圧雪路になり、一晩で凍結するわけだし、さらに翌日までに一旦溶ければ、つるつるのアイスバーンになる。
月出側の登山口から登る新道ルートは、登山道の中では一番遠い経路だったものの、難度は比較的低いようだ。
なお動物を比較的近くで見ることができた。登山口から新道峠まで登る途中で鳥が鳴いていて、シメだろうか、ずんぐりむっくりのベージュ色で羽の先が青かった。逆に新道峠から登山口まで降りたところで、鹿の警戒している鳴き声が聞こえ、ワサビ谷の東側でも、ライトに反射する鹿の目が見えた。新雪の上には鹿の足跡が新旧あわせて多数見られ、1カ所だけ野うさぎのものも見つけた。

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