【南紀】小口川 滝本北谷(たきもときたん)は沢の楽しさがいっぱい詰まってました(熊野川水系)
sukanpo
ultimate
- GPS
- 07:57
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 716m
- 下り
- 703m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 7:59
| 天候 | 曇り時々晴れ、一時雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
R168から県道44号に入りしばらくすると道幅が狭くなり、グングン高度を上げていき、道は狭いまま右側は谷底まで200mくらいの高さがあるワインディングの道でガードレールのないところも多い。 走行注意！ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
《各滝の巻き》 ※コースタイムの到着時刻から出発時刻までの時間には、休憩だけでなく巻きの 時間も含まれています。 筆藪滝(ふでやぶたき)15m 大きな釜の左側を回り込むとテープがあり、それを目印に巻く 部屋滝(へやだき)20m 越前谷出合まで戻り、猿手滝の右の垂直に近い壁に垂れているロープのところを 登っていき、テープに導かれ右の方へトラバースする。 最初の登りとトラバースは、sukaのような初心者は案外リスキー！ 溜湾殿滝(読み方わからず)8m斜瀑 左岸から簡単に巻けます ケヤキ原滝(けやきはらたき)30m 滝本北谷最大の滝 左岸の斜面から壁際を登って行き、壁が切れところで急斜面を少し上がったら 左の方へ進行方向を変え北谷の方へ進む。 屏風滝(びょうぶたき)15m 左岸の支流斜瀑の右側から斜面を登ったら、支流を渡り屏風滝との間の小尾根を 乗り越すと屏風滝と亀壺滝の間に出る。 亀壺ノ滝(かめつぼのたき)9m 右岸にロープと鎖があるのでそれをつたって巻く 比丘尼滝(びくにたき)15m 左岸の斜面に取り付き少し登ったところから左へ進み急傾斜をトラバースすると 比丘尼滝の上に出ます。 《巨岩が積み重なるゴーロ帯》 所々で巨岩が積み重なったゴーロ帯の通過がある。 右へ左へルートを探しながら進むので案外時間がかかるため、スライダー等で 遊んでいると下山時刻に影響するかもしれないので、秋から冬にかけての遡行 には注意が必要。 そのほかにも1〜2mほどの岩のゴーロ帯もたびたび出現し疲れる。 《下山ルート》 取水堰堤のところで左岸の導水路の上に上がり、しばらく導水路の上を進むと “←巡視路” の標識がある。 ここからプラスチック階段を上がって行けば小尾根に乗り、ここを左へ20mほど 進めば、階段は真っすぐ尾根を上がって行くが右方向にトラバースの道がある ので、こちらのトラバースの方へ入る。 しばらく水平道を進むとまたプラスチック階段となり、これを上がれば稜線の コルに出る。 ここからは赤色の境界杭が目印となる 右の小ピークを越えしばらくすると左にネットフェンスが現われる。 ネットフェンスに沿って進むとまた小ピークの登りとなって、ピークのあたり (やったかな？)でネットフェンスは左の方へ下りていき、右側の展望が開け 滝本の集落が見える。 このあと植林帯に入り、赤色の境界杭を目印にどんどん下って行くと滝本本谷 沿いにつけられた導水路の上の立派な巡視路につきあたる。 この巡視路を右へ進み、導水路が導水パイプとなって右へ下りていくところを 同じく右に曲がりプラスチック階段をジグザグしながら下りていくと、すぐ左に 導水パイプが近づいたところから導水パイプに沿って土の急斜面を下りていく。 途中からまたプラスチック階段となり、発電所の裏に下り立ち左へ進みまわり こむと発電所前の道に出られる。 |
写真
ちょっと黄葉してるけどこの先の紅葉はどうなんかな？
sukaさんなんで泳いではるん！？もう11月下旬ですよ〜！
さっき汗流すため泳いだらどうですか〜って言うてたやん！
ちなみにu君は左から回り込んでます
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もう11月下旬ですよ〜！
さっき汗流すため泳いだらどうですか〜って言うてたやん！
ちなみにu君は左から回り込んでます
部屋滝はこの滝の右のロープのある所から巻きますが…
歩きやすいところ登りやすいところを選んでピョンピョン進む！
時間に余裕があれば絶対にスライダーするんやけど、我慢して先に進みます
けど、いままでより岩が大きくなって通過に時間がかかり疲れ始める
右岸のルンゼを10mほど登った
ケヤキ原滝30m
紅葉と後ろの?と相まって素晴らしいロケーションです
案外ヌメってて、滑ったら終わりなんでこれ以上前に行けない
屏風滝の巻はこの支流のちょい上を渡る
亀壺の滝は右岸の鎖があるところから巻きました
近すぎるからsukaさんもうちょっと下がってもらえますか〜！？ナニをアホなこと
ゆうとんねん！
滑りそうでめっちゃ
怖いんやから…
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ナニをアホなこと
ゆうとんねん！
滑りそうでめっちゃ
怖いんやから…
真ん中寄りは滑るから右の端っこをそろりそろりと登ってます
一瞬滑って手をついて、必死にこらえてるsukaを見てゲラゲラ笑ってるu君の笑い声が後ろから聞こえてきた
ここは右岸側が5mほどの高さしか無くとても奇妙な地形でした
美しい5mのナメ滝は、泳いでも取り付けそうになかったので左から回り込みました時間が無いのでスライダーしませんでしたが、この滝はスライダーには最適ですわ！
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時間が無いのでスライダーしませんでしたが、この滝はスライダーには最適ですわ！
上がろうとすると木の枝にザックが引っ掛かり、しゃがむと滑り落ちそうになり難儀しているsukaを見て、笑いながら「sukaさん、そのまま手を離してスライダーしたらいいですやん！」って…
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笑いながら「sukaさん、そのまま手を離してスライダーしたらいいですやん！」って…
ここは右の岩のところからが一番簡単に上がれそうだったのですが…
実はメタボチェッカーとなっていて、sukaはこれを上がるのにザックを下ろしても難儀していて、ゴソゴソもがいていたら、u君に「トドが挟まって苦しんでるみたいですやん！？」って、またまたゲラゲラ笑われました
5
比丘尼滝15m
この滝もケヤキ原滝や亀壺ノ滝のように末広がりでいい形をしています
あともうちょっとで遡行終了！って言うところで雨が降ってきましたが、全身ずぶ濡れなんでまったく気にしなくていいのが沢登りのいいとこかな！？
3
装備
| 個人装備 |
ソフトシェル
雨具
日よけ帽子
ウェットスーツ上下
着替え
昼ご飯
行動食
非常食
地図（地形図）
トポ
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ツェルト
カメラ
ロープ
ヘルメット
一般遡行装備
|
|---|
感想
初めて買ったウエットスーツを試すため、今月8日に今回と同じく南紀の尾川川
赤倉谷を遡行したが、気温、水温とも高めだったので水をかぶっても全く寒さは
感じなったので、効果を確認することができなかった。
そのため「下旬になったら寒くなってくるやろう!?」ということで、試行第2弾
として滝本北谷を選んだ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
未明に奈良を出発した時は案外冷え込んでいたけど、7時過ぎに滝本集落に到着し
車を降りるとやっぱり奈良よりかなり暖かく感じられた。
「今日もこんなんでウエットスーツの試しできるんやろか！？」
と言いつつ、滝本北谷沿いの林道を上がっていくとだんだん暑くなってきて汗が
流れ始めてきたが、ちょうどその頃に最初の滝、筆藪滝に到着した。
suka「水冷たいかどうかちょっと入ってみてや〜」
u君 「わかりました、腰あたりまで入ってみますわ！」
「あんまり冷たないですわ！」
suka「どれどれ…」
「ほんまやぁ〜、水冷たないやん！」
「暑いやろ？ちょっと泳いだら？」
u君 「イヤイヤ〜、私 sukaさんほど暑くなってないし汗もかいてないんで、
sukaさんの方が汗びっしょりやし、身体冷やすんと汗流すため泳いだら
どうですか〜！？」
suka「そやな〜、ほんなら俺はあっちまで泳いでいくわ！」
もう初っ端から泳ぎになってしまい、その後も大岩が積み重なるゴーロ帯の通過
や高巻きで暑くなるため、積極的に水の中を歩いたり水をかぶったり泳いだり
して楽しんだ。
ただ、途中スライダーに最適なナメ滝もあったが、下山が難点？ということを
考えるとあまり遊んでいては日の短いこの時期、日没までに下山できなくなる
恐れもあり、そうなると大変なことになるのでスライダーを楽しめなかったのは
残念だった。
また、ウエットスーツの効果については、夏の沢の服装では「水をかぶろう！」
とか「泳ごう！」とか思わなかったであろう。と思うのと、ずぶ濡れ状態で休憩
していても寒さを感じなかったのは、気温、水温とも高めだったとはいえ十分に
効果はあると思った。
12月になれば、多くの方々が霧氷見物や雪中ハイクを楽しまれると思うのですが
私たちはもう一回くらいどっかの沢で試しをやりに行くと思います。
まあ、積極的に水をかぶるとか泳ぐとかはさすがにできないでしょうけど…
滝本北谷は、滝、釜、廊下、パズルのような巨岩のゴーロ、ナメ、スライダーに
最適のナメ滝、迫力の�瑤防當未硫聾凝�、いろんな要素が詰め込まれたいい沢
ですが、次々に出現する巨岩のゴーロ帯と滝の巻きで案外時間を取られるので、
スライダー等でもっと遊ぶのであれば、日が長く気温、水温も適度？な5月下旬
くらいがいいのではないかと思います。
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