早池峰山(岳部落−河原の坊−頂上小屋−小田越−岳部落)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,373m
コースタイム
7時45分 岳部落出発
8時30分 青廉の滝+小休止
9時37分 うすゆき山荘+小休止
10時28分 河原の坊+小休止
12時27分 頭垢離+小休止
15時43分 早池峰山頂上
12月10日
7時12分 下山開始
9時47分 小田越+小休止
10時34分 河原の坊
10時50分 うすゆき山荘+大休止
12時37分 岳部落
過去天気図(気象庁) | 2006年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今回は岩手県山岳協会主催の初冬期講習会に参加し、早池峰山に出かけてきました。
昨年の初冬期講習会もここ早池峰山でしたが、昨年とは異なるコンディションにてこずりながらの登山になりました。
この冬、里にはまだ本格的な降雪がありません。
岳部落はといえば、畑にうっすら雪が見えるくらいでしたが、部落の一番上まで行くと道路は圧雪状態でした。
準備を済ませいざ出発です。
冬期閉鎖になっているゲートの横をすり抜け、車道に沿って歩きます。
最初はくるぶし程度の積雪でしたが、次第に雪が深くなっていきます。
清廉の滝とうすゆき山荘前でそれぞれ小休止を取り、河原の坊を目指します。
先頭グループはツボ足のままかなり速いペースで進んでいきますが、自分はなかなかペースが上がりません。
後方からワカンを履けとの指示があり、先頭グループを追いかけるのは止めにして、ワカンを履きました。
歩きやすくなったことを実感しながら、河原の坊でワカンを履いていた先頭グループに追いつきました。
ここからいよいよ車道を離れ、登山道に入ります。
かなりさらさらの雪は踏んでも締まることがなく、とても歩きにくいものです。
車道の上は斜度もなくなんとか歩いてきましたが、登山道はなかなかうまく歩けません。
ラッセルを交代しながら前に進みますが、斜度がきついところではペースがあっという間に落ちてしまいます。
自分のペースが今回のメンバーよりも少し遅いこともあり、そのときに何とか追いつくもののまたすぐに離されてしまいます。
途中エネルギー補修をしながら、なんとか頭垢離にたどり着きました。
河原の坊を出るときには早池峰山の頂上付近が顔を出しかけていたのですが、いつのまにかガスが降りてきて、山頂を覗くことはできません。
小休止のあと、頂上に向け出発です。
最初はワカンのまま進み、岩場に出てからアイゼンに履き替えます。
さすがにここまでくると風が出てきましたが、比較的温かい風で進路を妨げるほどではありません。
途中、自分のアイゼンが外れるトラブルがありましたが、慌てず再度履きなおして後方から追いかけます。
上の雪もしまりがなく、体重の重い自分がみんなが歩いたあとを崩しながら進み、やっと登頂となりました。
早速頂上小屋に入ると、嘘みたいに小屋の中が暖かく快適でした。
予定ではこのあと山頂付近を少し歩く予定でしたが、それは中止となり、そのままそれぞれのグループごとに宴会となりました。
夜は、暖かい小屋に暑すぎてなかなか寝れず、何度かシュラフを這い出て薄着になってやっと眠りました。
翌朝の起床時間をすでに回っていたことに一人が気づいて、一斉に起床となりました。
朝食を取り、小屋を出て、出発準備を整えます。
下りは2班に別れ、それぞれ小田越に降りるルートをとります。
昨日よりも強い風の中、自分たち2班は、コンパスワークの練習をしながら、分岐を目指します。
分岐から夏道沿いに下山開始です。
ハシゴ場を降りたところで、一度リュックを下ろし、ピッケルを使った登りの練習を行ってから、再び夏道沿いに下山します。
ところところ吹きだまった雪があるものの、岩場上は夏道を忠実に降りることができました。
樹林帯に入るところで夏道を見失いましたが、程なく夏道を発見し、アイゼンからワカンに履き替え小田越まで降ります。
頂上付近は風に吹かれ、雲が流れ、時折頂上が顔を見せますが長続きしません。
小休止のあと、車道を河原の坊を目指します。
思いのほか長い歩きにうんざりしてきましたが、そのままうすゆき山荘まで降りて、うすゆき山荘の中でストーブに当たりながら大休止をとりました。
あとは、車道を岳部落まで歩くだけです。
ここからはツボ足でかなりのはや歩きで岳部落まで降りました。
自分ひとりペースがあわず少し遅れましたが、無事下山し、みんなで岐路に着きました。
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