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Yamareco

記録ID: 2764437
全員に公開
ハイキング
蔵王・面白山・船形山

晩秋の船形連峰・寒風山

2020年11月27日(金) [日帰り]
 - 拍手
りがとみ〜ぬ その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:10
距離
11.9km
登り
1,223m
下り
1,238m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:56
休憩
1:10
合計
6:06
10:18
56
11:14
11:16
27
11:43
11:44
15
11:59
12:05
20
12:25
12:25
19
12:44
12:45
25
13:10
14:07
21
14:28
14:29
20
14:49
14:49
19
15:08
15:08
15
15:23
15:24
18
15:42
15:43
41
16:24
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
寒風山から先のアップダウン区間で、北を向いた斜面の落ち葉が湿っていて、滑りやすかった。
関山トンネルそばの登山口から登山開始。今回は同行者(女性)がいます。
2020年11月27日 10:17撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
11/27 10:17
関山トンネルそばの登山口から登山開始。今回は同行者(女性)がいます。
斜面をジグザグに登ったあと、このような尾根を辿った。樹木はひたすらブナの森だった。
2020年11月27日 10:54撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 10:54
斜面をジグザグに登ったあと、このような尾根を辿った。樹木はひたすらブナの森だった。
梢の間から真っ白な山が見え始めた。船形山方面だとすぐに分かった。県内を移動中、ここまで白い山は全く見えなかったので驚いた。
2020年11月27日 11:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 11:11
梢の間から真っ白な山が見え始めた。船形山方面だとすぐに分かった。県内を移動中、ここまで白い山は全く見えなかったので驚いた。
コブの背(995m)に到着。
2020年11月27日 11:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 11:15
コブの背(995m)に到着。
船形山(1500m)部分にズーム。奥深い山で、こんな距離で見たことが無かったので、形をよく覚えておく。
2020年11月27日 11:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
11/27 11:20
船形山(1500m)部分にズーム。奥深い山で、こんな距離で見たことが無かったので、形をよく覚えておく。
船形山〜後白髪山(うしろしらひげやま:1422m)の全体像。この山域で最も高い部分がちょうど冠雪していたのだった。
2020年11月27日 11:40撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 11:40
船形山〜後白髪山(うしろしらひげやま:1422m)の全体像。この山域で最も高い部分がちょうど冠雪していたのだった。
その左側(西側)に、特徴的な形の山が空に突き出ていた。仙台カゴ(1270m)だとすぐに分かった。
2020年11月27日 11:41撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 11:41
その左側(西側)に、特徴的な形の山が空に突き出ていた。仙台カゴ(1270m)だとすぐに分かった。
アオの背(1065m)に到着。
2020年11月27日 11:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 11:45
アオの背(1065m)に到着。
緑の季節に見てみたい大きな山塊が目の前にあった。戸立山(1114m)というらしい。
2020年11月27日 11:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 11:56
緑の季節に見てみたい大きな山塊が目の前にあった。戸立山(1114m)というらしい。
当面の目標の寒風山(1117m)に到着した。1時間45分かかった。
2020年11月27日 12:01撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 12:01
当面の目標の寒風山(1117m)に到着した。1時間45分かかった。
寒風山から先は二口山塊を思わせるアップダウンの道のりだった。左手にも仙台カゴっぽい形の山が見え始めた。
2020年11月27日 12:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 12:10
寒風山から先は二口山塊を思わせるアップダウンの道のりだった。左手にも仙台カゴっぽい形の山が見え始めた。
このアップダウン区間は北斜面を下る。常に日陰で、濡れた落ち葉のため非常に滑りやすかった。2回ほど尻もちをついた。
2020年11月27日 12:32撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 12:32
このアップダウン区間は北斜面を下る。常に日陰で、濡れた落ち葉のため非常に滑りやすかった。2回ほど尻もちをついた。
しばらく進むと開けたところに出た。黒伏山方面の連なりを把握した。
2020年11月27日 12:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
11/27 12:51
しばらく進むと開けたところに出た。黒伏山方面の連なりを把握した。
笹竹の野原の向こうに第2目標の白髪山(しらひげやま:1294m)が見える。
2020年11月27日 12:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 12:51
笹竹の野原の向こうに第2目標の白髪山(しらひげやま:1294m)が見える。
この奇怪な形の山は最初、最上カゴだと思った。同じような形の山を「○○カゴ」で揃えているのだろうと…。
2020年11月27日 12:53撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 12:53
この奇怪な形の山は最初、最上カゴだと思った。同じような形の山を「○○カゴ」で揃えているのだろうと…。
黒伏山の左奥に真っ白になった月山も見えた。
2020年11月27日 12:53撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 12:53
黒伏山の左奥に真っ白になった月山も見えた。
谷底も入れて撮った。この笹竹はブナを伐採し尽くした跡らしい(下山後に調べた)。
2020年11月27日 12:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
11/27 12:56
谷底も入れて撮った。この笹竹はブナを伐採し尽くした跡らしい(下山後に調べた)。
来た道を振り返ったもの。透けている灰色の木と陰で黒い斜面の平行線が印象的だった。アップでも撮っておきたい光景。
2020年11月27日 13:04撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 13:04
来た道を振り返ったもの。透けている灰色の木と陰で黒い斜面の平行線が印象的だった。アップでも撮っておきたい光景。
私たちは今回、白髪山まで届かなかった。13時を過ぎたので、前白髪山(1142m)のところで休憩してUターンした。
2020年11月27日 13:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 13:15
私たちは今回、白髪山まで届かなかった。13時を過ぎたので、前白髪山(1142m)のところで休憩してUターンした。
天然のエノキタケかな〜と思って撮ったもの。
2020年11月27日 14:06撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 14:06
天然のエノキタケかな〜と思って撮ったもの。
休憩中に晴れ渡ってきて、面白山、大東岳、蔵王連峰まで一直線に見えるようになった。
2020年11月27日 14:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 14:10
休憩中に晴れ渡ってきて、面白山、大東岳、蔵王連峰まで一直線に見えるようになった。
笹竹とブナの二次林に日が当たって、快適な道のりだった。
2020年11月27日 14:17撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 14:17
笹竹とブナの二次林に日が当たって、快適な道のりだった。
黒伏山方面の光景もこのように変わった。右端の尖がった山は柴倉山(1276m)だった。最上カゴは白髪山の背後にあって見えない。
2020年11月27日 14:21撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 14:21
黒伏山方面の光景もこのように変わった。右端の尖がった山は柴倉山(1276m)だった。最上カゴは白髪山の背後にあって見えない。
左から黒伏山の岩壁部分、黒伏山(1227m)、沢渡黒伏(1235m)、白森(1263m)という順番になる。手前で視界を遮っているのは水無山(1031m)という。
2020年11月27日 14:19撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 14:19
左から黒伏山の岩壁部分、黒伏山(1227m)、沢渡黒伏(1235m)、白森(1263m)という順番になる。手前で視界を遮っているのは水無山(1031m)という。
柴倉山と白髪山の図。
2020年11月27日 14:21撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 14:21
柴倉山と白髪山の図。
その右に白髪山と仙台カゴと船形山。今後のために名称・地理的構成・距離感などをよく覚えておく。船形山の真下に楠峰(くすのきみね:1210m)という山もある。
2020年11月27日 14:28撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 14:28
その右に白髪山と仙台カゴと船形山。今後のために名称・地理的構成・距離感などをよく覚えておく。船形山の真下に楠峰(くすのきみね:1210m)という山もある。
寒風山までのアップダウン区間は、往きとは逆に、乾いた落ち葉の斜面を下りて、濡れた落ち葉の急斜面を登るのだった。気をつけて無事にこなした。
2020年11月27日 14:32撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 14:32
寒風山までのアップダウン区間は、往きとは逆に、乾いた落ち葉の斜面を下りて、濡れた落ち葉の急斜面を登るのだった。気をつけて無事にこなした。
寒風山を通過。そういえば「寒風」といい「白髪」といい、名前通りの季節だった。
2020年11月27日 15:09撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 15:09
寒風山を通過。そういえば「寒風」といい「白髪」といい、名前通りの季節だった。
仙台平野方面。画像真ん中の泉ヶ岳(1175m)に唯一注目した場面だった。
2020年11月27日 15:12撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 15:12
仙台平野方面。画像真ん中の泉ヶ岳(1175m)に唯一注目した場面だった。
陽が落ちてきて、面白山〜大東岳方面が幻想的な雰囲気になった。
2020年11月27日 15:26撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 15:26
陽が落ちてきて、面白山〜大東岳方面が幻想的な雰囲気になった。
「ムンクの叫び」と名づけたブナの裂け目。
2020年11月27日 15:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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11/27 15:55
「ムンクの叫び」と名づけたブナの裂け目。
ちょうど日没の時間ピッタリに帰りつくことができた。
2020年11月27日 16:25撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
11/27 16:25
ちょうど日没の時間ピッタリに帰りつくことができた。
撮影機器:

感想

ある方のお誘いを受けて、船形連峰に登ってきました。

今回の登山のポイントは3つありました。
・初めての同行者がいる登山であること
・11月末という経験したことのない時期の登山であること
・船形連峰という初めての山域であること

関山街道ルートだと、幹線道路脇からすぐ登れるので計画を立てやすかったです。
いろいろ会話しながら登ったので、写真がいつもよりテキトーです。


● 感想:寒さについて
登山中は動いているため寒さは問題にならないと、何となく分かっていました。

実際は大汗をかくほどに激しい運動になりました。気温が0℃くらいの状況でこんなに汗をかいて大丈夫なのかと不安でした。

休憩中に寒さで身体が強張ってしまうのが問題でした。そのまま休憩を終えて下山することになります。
そして急斜面を下りるような場面で、思うように身体が動かずに滑落とか、筋肉が伸び切って傷むとかが心配でした。

対策として、湯煎で何でも温かくする方法をとりました。食事は温かい汁物がいいですね。
食事後に缶コーヒーを素手で触れないくらいに温めて、身体のいろんな部分に当てました。血行をよくするためです。手足、首筋、頬、鼻の下、脇の下などなど。最後に程よく温まったコーヒーを飲み干しました。
持参したバーナーが生命線でした。幸いにも天気が好転する状況だったので、危険なことは何も起きませんでした。


● 船形連峰について
今回初めて船形連峰を訪れて、「独立したミステリアスな山域」という印象を強く持ちました。

他所では見られない形に他所では聞かない「〇〇カゴ」という名前。「髪」なのに「ひげ」と読む山。遠く離れた尾根なのに「後白髪山」。他にも「定義」と書いて「じょうげ」などなど、船形連峰は独特の山名ルールに溢れています。

そもそも船形山(宮城県)と御所山(山形県)というふうに、主峰に名前が2つ…。たぶん山岳信仰などの歴史が、共に長く深いのだと思います。

二口山塊を彷彿とさせるアップダウンの道のり、平地からは最奥部分がよく見えない山深さも相まって、何とも言えないミステリアスさをいっぱい感じました。

これまでずっとノーマークの山域だったけど、来年以降たびたび訪れたい候補に変わりました。特徴的な形の山々を、様々な方向から眺めてみたいです。季節も変えることで、もっと様々な表情を感じられるに違いありません。

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