御破裂山 名残紅葉の談山神社から発掘調査中の真の文武天皇陵へ

2020年11月29日(日) [日帰り]

• GPS: 05:29
• 距離: 13.0km
• 登り: 307m
• 下り: 590m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:45
• 休憩: 2:25
• 合計: 6:10

8:42 多武峯バス停
9:04 9:20 談山神社
9:30 9:37 談山
9:46 9:46 御破裂山神社
9:49 9:50 御破裂山展望台
9:54 9:57 御破裂山三角点
10:05 10:05 西口分岐
10:36 10:41 万葉展望台分岐
10:56 11:34 万葉展望台(昼食)
11:58 11:58 上居・岡寺分岐
12:20 12:25 石舞台古墳展望台
12:27 12:27 石舞台古墳
12:50 12:50 橘寺
12:59 13:00 亀石
13:17 14:08 中尾山古墳発掘調査現地見学会場
14:23 14:41 飛鳥歴史公園館
14:52 飛鳥駅

天候

曇のち晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

JR桜井駅前のリパークに駐車。一日上限500円と廉価。
と思ったら、背中合わせの別のリパークはさらに安い400円(゜Д゜;)
100円の差とはいえ、朝からなんだかなあ。。な思い(^^;
桜井駅から奈良交通バスで多武峯BSまで440円。帰路は近鉄飛鳥駅から桜井駅まで320円。

コース状況／危険箇所等

御破裂山から万葉展望台に続く尾根の一部は荒れていますが、
そのほかはよく踏まれた山道と林道で、特段の危険はありません。
談山神社周辺と石舞台古墳から先は観光地です。
出逢った人：御破裂山〜上居集落間は稜線の薮漕ぎ中にすれ違った男性一人。
　　　　　　談山神社や石舞台古墳以降は観光地のため数えきれず。

その他周辺情報

談山神社前に飲食店や宿泊施設、石舞台古墳にも飲食店があります。
近鉄飛鳥駅前には道の駅があります。

写真

11/29 7:32

桜井駅前のリパークに駐車。
一日最大500円。

11/29 7:30

背中合わせのリパークは
さらに安い400円💦

11/29 8:14

バスに乗って多武峯BSへ。

11/29 8:36

会報掲載の山行記録は
恒例のじゃんけんで。

11/29 8:42

屋形橋を渡って入山。

11/29 8:45

古そうな東門。

11/29 8:46

鋲も年季が入っている。

11/29 8:55

門前の土産物店街。

11/29 8:56

早くも買い食いするK口さん

11/29 8:58

20ン年ぶりの談山神社。

11/29 8:59

600円。

11/29 9:02

黄葉を横目に

11/29 9:03

長い石段を登り、

11/29 9:05

舞台を見上げ、

11/29 9:06

談山神社へ参詣。

11/29 9:09

回廊を彩る燈籠。

11/29 9:10

先日の三仏寺と違って(^^;
欄干もあって安心の回廊。

11/29 9:14

本殿も拝観。

11/29 9:16

談山神社といえば十三重塔。

11/29 9:16

裳階が紅葉に映える。

11/29 9:21

紅葉を見送りながら、

11/29 9:21

談山への登りに。

11/29 9:22

振り返ると、

11/29 9:23

紅葉を纏う十三重塔。

11/29 9:27

枯葉の積もる木段を踏んで、

11/29 9:31

談(かたらい)山。中大兄皇子(天智天皇)と藤原鎌足がこんな山奥で大化の改新を謀議。

11/29 9:46

御破裂山。頂は鎌足の墓所。
国の危難に鳴動するというが大戦にもコロナにも動じず。

11/29 9:49

裏手の展望台から、
梢越しに飛鳥の展望。

11/29 9:54

尾根続きの林に三角点。

11/29 9:58

しばらく林道を歩き、

11/29 10:05

西口へは下りず、
稜線をそのまま西進。

11/29 10:10

荒れ荒れ。

11/29 10:15

荒れ荒れ💦
倒木でバッテン×や。

11/29 10:29

再び林道に出て、

11/29 10:42

穏やかな石仏に癒される。

11/29 10:57

万葉展望台から飛鳥を展望。
遠くに大阪平野。ハルカスも

11/29 11:05

左に金剛山葛城山。

11/29 11:05

右に遠く生駒山矢田丘陵。

11/29 11:06

なんとなく3密避けて昼食。

11/29 11:11

濃厚とんこつと、

11/29 11:11

高菜炒飯。ローソンで
奈良の名店無鉄砲セット。

11/29 11:32

飛鳥を背景に集合📷

11/29 11:39

飛鳥を目指して山道を降下。

11/29 11:53

防獣ゲートを抜けると、

11/29 12:06

飛鳥の展望。

11/29 12:10

たわわに実った柿と、
稲渕へ続く棚田。

11/29 12:13

柿の紅葉も輝く。

11/29 12:21

展望台から石舞台古墳。

11/29 12:21

石舞台古墳の石室。

11/29 12:26

紅葉を横目に、

11/29 12:49

聖徳太子生誕の橘寺を遠望。

11/29 12:57

ここでも何か発掘中。

11/29 12:59

亀石。西を向くと、
奈良は泥の海に沈むとか。。

11/29 13:08

天智帝の弟と娘にあたる
天武帝持統帝ご夫妻の陵。

11/29 13:17

その孫の文武天皇陵だと
一昨日報道された中尾山古墳

11/29 13:19

昨日の見学者は1,300人。
今日も午前中は溢れたみたい

11/29 13:23

20名ずつ順番を待って見学。

11/29 13:55

紅葉の尾根上の古墳。

11/29 13:55

三重の外周石敷を間近に、

11/29 13:56

仮設櫓の上から、

11/29 13:59

石室の一部を垣間見る。

11/29 14:01

というよりじっくり注視。

11/29 14:03

三段墳丘を見上げる。

11/29 14:17

何個目？
世界遺産県になりそう。

11/29 14:25

写真説明(撮影禁止)の後、
ノリで集合📷

一昨日報道されたばかり。

企画した昨秋なのに、
嘘のようなタイミング(^^

11/30 10:39

点滴(^^;

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート コンパス 笛 ココヘリ 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

ikomaniyon

飛鳥や大和三山の展望を楽しみながら古代史の旧跡を巡ると銘打ち、
奈良労山の企画山行を主催しました。
相方とは違って熱心とは言えないので、年1回程度の企画でお茶を濁しています(^^;
期待した22年ぶりの談山神社の紅葉はすでに終盤でしたが、残り紅葉を楽しめました。
紅葉まつりは12/6まで。今夜までライトアップもするようです。
談山は正しくは「かたらいやま」と読むのだそうです。
1,400年もの昔、中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌子(後の藤原鎌足)が、
権勢を揮う蘇我氏の目を盗んで、この多武峰の山中で大化の改新を諮ったのが謂れだとか。
さらに分け入った御破裂山の山頂には、その藤原鎌足の墓所が祀られています。
古来より天下に異変が生じる際には鳴動し神像に亀裂が入ると伝えられる御破裂山ですが、
この新コロ禍にも全く動じません。
新コロ禍など天下の危難というほどのこともなく治まる、というのであればいいのですが。
展望のない森の中の稜線を抜けて、万葉展望台から飛鳥の展望を楽しみ、
明日香村に下ると、蘇我馬子の墓と伝わる巨大な石舞台古墳に出会います。
しばらく歩いて、天智帝の弟である天武天皇と娘である持統天皇の合葬陵を見上げると、
あらためてこの小さな里が古代日本の中心であり、大化の改新の地であったことを感じます。
少し下ると、高松塚古墳の手前で中尾山古墳に出合いますが、
発掘調査の結果、天武帝と持統帝の直孫の文武天皇陵であることが確定したと、
一昨日、報道されたばかりで、現地見学会が催されているというすごいタイミング。
こんなに歴史マニアでしたっけと笑いながら行列して、
発掘調査の進む文武天皇陵を見学してきたという、ちょっと変わった山行になりました。

標高差　：521m
累積標高：上り484m/下り788m
※今日は里山歩きなので、なかなか合わない新靴の足慣らしは休止。足が楽でほっと(^^
※CustomBalanceのインソールは最終テストしましたが、どうしても馴染まないので、
　あきらめて、翌日返品しました。ちょっと残念。
※持病に近い頸椎の神経根症からくる左腕の痺れが半月ばかり前から酷くなり、
　ついに我慢できなくて久しぶりに受診。しばらく点滴受ける破目に(^^;
　あっちにもこっちにも勤続疲労がきてるなあ。。。