各務原アルプス、関南アルプス、ふどうの森
- GPS
- 08:07
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 1,712m
- 下り
- 1,706m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 8:07
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ちょっと病み上がりで、久しぶりの山。
2週後に控えているITJを完走できるのだろうか?と言う不安を抱えながらも、とりあえず必携品の装備チェックをした。
揃えてみるとまあまあ良い感じのまとまり具合だ。手持ちのザックからラッシュ12を選択して全部詰め込んでみた。
詰め込んだら走ってみたくなるよねーって事でスタートは遅くなったけど昼から山に入ることに。
テーマは二つ。
一つは、とりあえず8時間程度外にいて行動し続けてみる事。もう一つは、夜間行動に慣れておく事。
ITJの制限時間は13時間だと思うので練習として8時間動いても余力があるかどうか確かめておきたいのと、先日購入したmilestoneのms-g2の使い勝手を試しておきたかったから。
スタートはランナーフレンドリーなお風呂恵みの湯さんからスタートする事にした。
伊吹の滝までは約7km。
ジョグで向かう。約1時間。
ここでトイレを済ませて、入山。
各務原権現、北山、芥見権現と進む。北山からの下りは結構急で難儀する。ズルっ!どてっ!と何度も尻もちしながら降る。
芥見権現でおにぎりを一つ食べ、先を進む。この時期の午後は日の傾きも早い。そろそろ夕方の雰囲気だ。
ここから細かくアップダウンしながら進み県道まで下ると、第一セクション終了な感じ。仕切り直して山に入り直し、ここから坂祝まで山を繋いでいく。
須衛のピークを過ぎ途中関側や各務原側の眺めが開ける尾根を楽しみながら行くと、大岩見晴台にたどり着く。
御嶽も乗鞍も名古屋の高層ビル群もぐるりと見渡せるので、日本一眺めがいいところ!って謳われている。
ベンチもあるのでここでひと休み。日もだいぶ傾いて来た。夕日を眺めながらおにぎり二つ食べて装備を整え直す。
少し風も出て来た、汗が冷え始める。森に入るともう暗い。ジャケットをちゃんと着て、ヘッデンを装着。頭と胸に一つずつ付けて見える方向と足元をそれぞれ照らしながらいく。頭のはペツル、少し重いけど照度は良くバッテリーのもちも良い。胸のはマイルストン、極小軽量なのに機能は充分だった。
日が暮れていくときの装備の切り替えなんかも試しながら先を進む。この頃には1リッター持ってきた水もなくなってきた。
一旦迫間不動まで降りて自販機でジュース買おう。
いつもは賑わっている直売所も極楽茶屋もひっそりとしている。当たり前か、、、こんな暗闇に人がいる方が怖いよ。
トイレには電気がついていた。トイレを借りた後自販機でスポドリ買った。そしたらトイレで物音がした!怖いよー💦平然を装いスポドリを持ってたボトルに移し替えてザックに収める。
そしたら、トイレから人が出てきた!!そのシルエットは女性っぽくてしかも傘をさしている!雨も降ってないし、ましてや日も暮れたこの山の中に日傘もないだろう、、、、
こっちに歩いてくる、、、こわい!怖すぎる!どうしよう、、、、僕はみてはいけないものを見てしまっているのだろうか、、、
ドキドキ高鳴る胸の鼓動💓を、自分で押さえ込みながらそのシルエットの人の方には目を向けないようにしてやり過ごす。
何事もなかったが、この先の暗闇トレイルに向かう気持ちが恐怖心で満たされてしまった。
でも先を急ごう。いや今日は急ぐような行程ではないが、でも急ぎたくなる気持ちだ。
しかもここからしばらくはお不動さんの境内を進まなきゃいけない。真っ暗の境内は肝試しだ。小心者の僕には、心臓潰れそうな恐怖だ。境内に入る前に深々とお辞儀して通らせていただきますと挨拶してから足を踏み入れる。
突き当たりの階段を上がる。ココで何かしらの物音でもあろうものなら腰を抜かすレベルの緊張感の中、恐る恐る階段を登る。
登り切る手前にトレイルの入り口が出来ていた。この先に開催されるふどうの森トレイルランニング大会のコースなので目印となるテープが張ってあった。
境内を通り抜けトレイルに入るともう当たりは真っ暗だ。いつもいく道だからなんとなくわかるけど、知らないトレイルだったらロストしそうだ。
しばらく進むと迫間城跡のピークに出る。月が明るく輝いていた。空気も澄んでいるからか夜景が綺麗だ。暗闇にも慣れて、恐怖感も無くなってきた。夜間行動への順応テストもできたかな?
明王山の手前で坂祝方面へ下ると尾根に入り、普段の昼間でもあまり人が居ない道を進む。先日ここの下りで転倒して眼鏡のレンズを傷つけてダメにしてしまったので、より慎重に進まなきゃ。尾根道を軽く小走りに進んでいると、並走するように山の中を動く足音が、、、、、また怖いやつヤーーン😢
四つ脚の獣がそこにいるみたいだ。そんな大きそうではないけど、小動物でもないようだ。猪かな?なにわともあれこっちに来ないでくれー!そう思って手袋を外して手をパンパンと数回鳴らしてみた。ザックのストラップについている笛をピーピー鳴らす。
音でこちらの存在をアピールしながら、その足音が遠ざかるのを待つ。どうやらこちらには来ないみたい。少し安心しながら、ちょっとペースを上げて走る。
少し進むと下りになった、その先でさっきの足音の主と合流するようなルートになる。また音がする。ピーピー笛を鳴らす。足音は止まる。その隙に駆け抜ける。
あーー怖かった。
でもこれも良い経験かもしれない。
次からはもう少し冷静になれるかな?
坂祝の道路を車が行き交う音が近付いてきた。ココで6時間くらい行動していることになった。こっから猿啄城跡に登り明王山を抜けて各務原側に降れば良い時間かな?もう帰りたい(涙)
猿啄城への登り返しは延々と続く階段道。たいていココで足が攣りそうになる。ごまかし方を色々試しながら、息が弾むのを抑えるようにして黙々と登る。ジャケットの前を少し解放しないと熱がこもる。この辺では風も凪いでいて寒さは感じなかった。でも吐く息は白くなっているので、じっとしていたら寒いだろう。頂上の櫓は照明があった。坂祝町って結構お金があるのかな?櫓から眺める名古屋方面の夜景はキラキラと輝き、空の星も綺麗に見えた。
この頃には夜を楽しむ余裕も出てきた。
猿啄城から明王山を経て各務原に向かうルートはそこまでのルートよりもなんとなく安心できるから、緊張感も和らぐ。
ここまでで、心配していた体力面もなんとかなりそうな目処がついた。後は明王山のピークまで標高を上げ、おがせ池まで降るだけだ。ピークを越せば下りのロードで安心して走っていける。
今回はペースもゆっくりで登りはほぼ歩きだったけれど、動き続けられたので目的は達成だ。夜間行動もいい感じでこなせたと思う。
ヘッデン、胸ライト、背中チカチカライトで下りのロードを走り切り。無事に恵みの湯に戻ると予定の8時間となっていた。
今回は目新しいルートではないけれど、時間帯としては未知の事だったので、また新たな楽しみ方を見つけられたと思う。
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