北アルプス縦走:栂海新道〜上高地(海抜0mから槍ヶ岳に)

コースタイム
2日目:〜雪倉(12'45")
3日目:〜五竜岳山荘(13'00")
4日目:〜種池山荘(10'30")
5日目:〜船窪小屋(小屋泊)(12'30")
6日目:〜水晶小屋(小屋泊)(13'30")
7日目:〜槍平ロッジ(13'30")
8日目:〜上高地(3'40")
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
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コース状況/ 危険箇所等 |
道中怖いな、と思ったのは不帰の嶮と栂海新道で蛇を踏みそうになった事くらいです。 ただ、8日という長い日程ですと最初の勢いだけではのりきれず、6日からはパワーがでていかなくなり失速してきました。心も「まだ着かないのか?まだなのか?」と後ろ向きでした。 それは、内臓の疲れで摂取したものがエネルギーにならなくなったからか、乳酸がたまったせいなのか、そもそも食事の量や質が足りなかったからなのか、行動時間の長さによるものなのかは勉強不足なのでこれから考えていきたいです。 ただ筋肉痛とか、痛みによるものではないと思います。 (千丈沢乗り越しからの最後の登りで、90L近くを背負った入山2週間くらいの女性に徐々に追いつかれてく様を上からみて、このパワーのでなさ加減は一体なんなんだ!?と自分でも不思議に思いました。) |
写真
上左から、長袖、お菓子、水
ダウンjacket、シュラフカバー、着替えの半袖・靴下、レインウエアー、エイドキット、食料、傘、コンロ、地図、テント、エアーマット、折畳み座布団
15時過ぎて、行動をやめないのはどうかと、凄く悩んだポイントです。しかも、不帰の嶮で相当疲労を蓄えてるし…。
今おもうとここでがんばれたのが今回の成功のポイントでした。
五竜〜鹿島槍は唯一登山客とぬきつぬかれつをしてペースが乱れたと感じたコース。ちょっと疲れました。後半はそんなことが懐かしくなるくらい人に会う機会が減りましたけど。
感想
styにでて楽しかったが、腑におちないこともいくつかありました。
・地図を一度も開かなくてもゴールができること。
・前進、停滞、撤退の決断は必要なく、ひたすら前進してればそのうちゴールにつくこと。
・ザックの容量が10〜15Lな人がほとんどだったこと。(きっと防寒着を削ってる
と思う。)
レースと云うものはそういうものなのだろうけど、全国規模の大会に初めて出たのでとても衝撃をうけました。
トレランというスマートなスタイルをとても魅力的に思っていたのですが、もう少し登山の雰囲気を残した自分なりのスタイルを考えてみたくて長期縦走を計画して見ました。
栂海新道を選んだのは、ふつうの人が登山道をつくったことに感銘をうけ、いつかは登って見たかったのですがアクセスが遠く、ずっといけずじまいだったのでこの機会にと思いまして…。
一日目:幸先いいことに登山口でさわがに山岳会の小野健さんに出会いました。栂海山荘からの帰りとのことでした。登りのひとは電車であった青年ひとりであとは下山する人ばかりでした。でも思いのほか多くの人と挨拶をかわしました。10人くらいでしょうか。途中、雨が降り、蛇を踏みそうになったことも一度ありましたがぶじ、白鳥小屋につきました。入ると、自分の家のようにゴロゴロしてるおじさんがいました。あまりにも居心地がよさそうなので、雨も降ってることだしここで服を干したりして泊まりたくなりましたが、ここは気持ちをしっかり保ち栂海山荘を目指しました。傘をさして憧れの栂海山荘を目指します。
小屋に着くと白鳥小屋よりは3倍くらい広く、これまた、また一人先着者がいました。釜トンネル、焼岳からきた人で話がとても盛りあがる。とても栂海新道ならではの出会いだ。そのひとにとっては最後の夜は感慨深げでありつつも、糸魚川の街の灯りがとても恋しいということもいっていた。そして、9月の夜はとても寒いからと「これを下にひくといいよ」と今まで使っていたエマージェンシーシートとスタバのインスタントコーヒーをくれた。同じ山をいく仲間より深く、同じ縦走路をいくものにつながりをかんじた。
(また後日続きをかきます)
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