湯坂路
- GPS
- 04:38
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 836m
- 下り
- 394m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆危険箇所等 特になし。 ◆登山ポスト 無し。 ◆トイレ 途中にはトイレは無いので箱根登山鉄道の駅を利用するのが良い。 |
写真
感想
19年前の晩秋に一度妻と小涌谷から歩いたコースだが、今回偶然にも逆コースで湯坂路を歩くと言うお誘いを受けた。ここ2週間ばかりで急に春になってすっかり雪山気分は失せてしまったし、土曜日はハイキング日和と言うこともあって二つ返事で参加表明した。
湯本までの車中からも満開の桜やレンギョウが目を楽しませてくれたが、湯本から早川に沿って歩いて行くと早川を渡る橋の袂、ちょうどはつ花そばの正面にある桜が実に見事だった。ここから正面に湯坂路の尾根が望まれるので登り口はどちらかなと歩いて行くが熊野神社からは登山道の気配は無い。一旦国道に出て歩くと足洗いの湯和泉の向こうに突然のように尾根への取り付きが現れた。
下から見てコブのような形だから当然出だしから急登で、これは湯坂城趾まで続く。湯坂城趾を超えるとやや勾配は落ちて楽になる。鎌倉古道と呼ばれるだけあり、石畳が敷かれた道が伸びている。湯坂城趾の辺りは尾根の幅も10数m程度だったが登るに連れて広くなって行く。ウグイスが鳴いているが余りに春が来るのが突然なのか、それともまだ若いのか、まだ鳴き方がたどたどしい感じがする
500m位まで登ると更に緩やかな勾配になってのんびりとした散歩道の雰囲気になるが、所々に桜の木が見られる。まだまだ蕾も固くあと2週間は開花に掛かりそうだが美しそうだ。そう言う季節にもまた歩きたくなる。
湯坂山は何の標識もなく、また緩やかな尾根が続いているのでどこが山頂と呼べるのかも判然としない。尾根はそのまま緩やかに城山を超えて浅間山まで登りが続くのだが、城山も同じように標識が無い。城山の手前では大平台側の斜面に間伐作業の様子が点々と見られたが所々に脇道が作られていた。エスケープルートになるのかは疑問。浅間山に着くと2-3パーティがすでにランチタイムの休憩を摂っていた。我々ものんびりと神山を見ながら長いランチタイム休憩とした。
浅間山からの下りは緩やかで両側にアジサイが植えられているようなのでアジサイの季節にはまたひときわ映えるのだろう。小涌谷への分岐を超えて鷹巣山への登りに掛かると一転して急登になる。段々の歩道が設えてあるがその脇には石畳の道も見られる。頂上域ではまたなだらかになるが一番高い所と思われる所には鷹巣城趾の標識と大日如来の石碑があった。石畳は城に至る道だったのかもしれないが、よくもこのような所に山城を作ろうと考えたものだ。鷹巣山からは駒ヶ岳、神山、金時山、明神ヶ岳の箱根の山々と丹沢大山も望むことができた。少し櫓を建てれば樹々に邪魔されず好展望を得られるので砦を築く好適地と考えたのかも。
鷹巣山では写真だけ撮って折り返し、先ほどの分岐を小涌谷方面へ下って行く。分岐から千条滝まで20分程度。沢音が近くなりだしたらやがて千条滝だ。千条滝から先は観光道になりすぐに小涌谷の住宅街に至る。帰路は箱根登山鉄道に乗って湯本に戻り、さらに登り口まで戻って和泉でお風呂とした。
すっかり春になった陽気の中、のんびりとした1日を過ごせたハイキングだった。19年前は紅葉の時期に歩いたが、湯坂路は花の時期も快い散歩道になりそうだ。
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