【過去レコ】比良山／武奈ヶ岳で雨氷に出会う

1992年03月22日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.8km
• 登り: 1,207m
• 下り: 1,196m

天候

晴れ時々くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

三の滝です。雪解けで水量豊富でした

三の滝を見下ろす高所に大きな杉の木がある

滝壺付近まで下りましたがこれ以上は近づけませんでした

12/17 15:04

三の滝上の林道沿いには清らかな水がとうとうと流れ落ちる湧水があります

12/17 15:05

小川新道上部まで登ると残雪が見られました。木に付着した氷がちょうど溶けるときで、キラキラ輝いていました

まるでクリスマスツリーのようです

12/17 15:06

シャクシコバの頭（1121m）周辺は美しいブナ林です

雪は木の根元からとけ出します

12/17 15:06

コヤマノ岳近くになり樹氷が現れ始めました

12/17 15:07

あれっ、樹氷だと思っていたのですがよく見ると透明部分があります

12/17 15:08

雨氷です

12/17 15:08

雨氷の上に樹氷が付着しています

12/17 15:09

アップで見ると

武奈ヶ岳山頂から見た釈迦岳です

12/17 15:10

雨氷や樹氷が見られたのは山頂付近のみ。となりの細川尾根には見られません

12/17 15:11

12/17 15:11

感想

エイチび〜

山頂付近では雨氷が見られた。雨氷は着氷現象の一種で、氷点下でも凍らない雨が、木などの物体に付着して瞬時に凍る硬く透明な氷。水は普通氷点下では氷となるが、構成分子が安定しているときには氷点下であっても液体状態を保つことがある。この過冷却状態の水が物体に衝突することで構成分子の安定が崩れて氷になる。今回はこの雨氷にさらに樹氷が付いた珍しい風景に出会えた。霧が物体に衝突して凍結付着した白色の氷が樹氷で、気泡を多く含むために白い色をしている。透明と白の2層の氷で覆われた木々はそれは美しいものだった。それも山の西側だけに見られ、反対の東側は西風の影響を受けず早春の山の姿という、不思議な光景。いいものを見せてもらいました。