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Yamareco

記録ID: 28208
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念岳

2008年08月09日(土) 〜 2008年08月10日(日)
 - 拍手
siromoko buryuu その他6人
GPS
04:15
距離
3.7km
登り
1,063m
下り
0m

コースタイム

1日目 一の沢7:30―胸突八丁10:15―常念小屋11:45?
2日目 常念小屋9:30?―一の沢13:10
天候 1日目朝/昼晴れ 20時頃雷・夕立
2日目朝晴れ 昼前曇り
過去天気図(気象庁) 2008年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
駐車場はいっぱいで 路肩に停めました
登山ポストあり・登山口に立派なトイレ/休憩所あり
登山道途中すこし水のしみ出しあり

下山後、常念坊という温泉に行ったが、シャワー/蛇口ともお湯が出なくなる
トラブルあり、その対応があまりよくなかった。
(トラブル報告を受けたにもかかわらず入浴者への説明なし
 新しいお客さんも知らずに続々入浴)
食事もそこで摂るつもりだったが、豊科IC近くの「かつ時」に変更。
カツはおいしかったし、ごはん・キャベツおかわり可でみんな満足。
着きました〜
2008年08月09日 11:55撮影 by  DSC-W30, SONY
8/9 11:55
着きました〜
安曇野側はきれいな青空
2008年08月09日 12:33撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/9 12:33
安曇野側はきれいな青空
まーしは買いたてほやほやテントを初おろし〜。
かなたんもお手伝いします。
2008年08月09日 12:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/9 12:05
まーしは買いたてほやほやテントを初おろし〜。
かなたんもお手伝いします。
となりの中高年団体と仲良くなって
おにぎりやら お漬物やら レーズンとかいろいろもらいました。
2008年08月09日 18:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/9 18:15
となりの中高年団体と仲良くなって
おにぎりやら お漬物やら レーズンとかいろいろもらいました。
頂上手前で日の出待ち
2008年08月10日 04:41撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/10 4:41
頂上手前で日の出待ち
出ました〜
2008年08月10日 05:00撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/10 5:00
出ました〜
ご来光はいつみても心が洗われますね
2008年08月10日 04:59撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/10 4:59
ご来光はいつみても心が洗われますね
明るくなってきました とってもいい景色!
2008年08月10日 04:46撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/10 4:46
明るくなってきました とってもいい景色!
頂上は大渋滞
2008年08月10日 05:28撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/10 5:28
頂上は大渋滞
こんなに近くで槍を見たのは初めて!
2008年08月10日 05:35撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/10 5:35
こんなに近くで槍を見たのは初めて!
屏風岩。かっこいい。
2008年08月10日 05:53撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/10 5:53
屏風岩。かっこいい。
2008年08月10日 07:21撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/10 7:21

感想

フリークライミングの古い友人3人とその息子+まーし,しろもこおっと,幼児の
8名で登りました。
常念は子供の頃からほぼ毎日見ているけど、登ったことがなく憧れの山。
安曇野に住んでいるなら登らなくちゃと思ったのが今回の動機です。

みえちゃんの予想どおり駐車場はいっぱい、補導所にはたくさん人がいました。
王滝ベンチまであっという間だったのですぐ着いちゃうんだなぁーと思っていたら
胸突八丁からが地図に書いてあるとおり急登で、時間もかかりました。
常念小屋につくと やや曇りで展望はいまいち。
テン場が混んでいたのと、おなかがすいていたので頂上へは行かずにテントはり。
まーしは初テントデビュー。
テントからストーブ・クッカーまで買いたてほやほや。
うれしそうでした^^
小屋は超満員で1畳2名使用の張り紙が。テント泊でよかったー。

M夫妻とまーしは頂上へ。
このMさん(おっと)は子供をしょった状態で
も の す ご いスピードで登っていった、ついて行けなかった とまーし談。
この人はまあすごい人なんです。数々の伝説があります。
須佐渡入り口交差点からMTBで一の沢までのぼって
かついで常念〜蝶ヶ岳 ダウンヒルしながら三股〜車回収を
7時間でやっちゃったとか。(途中休憩1時間)
M夫妻は日帰りで下山。

明るいうちに夕ご飯♪
みんなアルファ米の高級夕食でしたが
しろもこ家は懐にやさしく、肩に重い食料ばっかり。
この日のメニューはマカロニパスタ(早ゆでマカロニ+レトルトミートソース)
チーズリゾット(お湯にパック入り白米を投入 粉末チーズリゾットの元で調味)
みんなにふるまったら「里の味だぁ〜」と言われました。
アルファ米のおこわもいただいたけど、すごくおいしくてびっくり。
ここでしろもこ家は アルファ米って自分で作れるのか!?
という話題でもちきりに。つくづく 根がビンボーです。

暗くなる前に寝る準備をしてテントでごろごろしていると・・・
雷さんも遠くでゴロゴロ。
しろもこさっそくぶるぶるしてしまって ちょっと音が大きくなったときに
ヒィッッッ!!と奇声を発してしまいましたよ。雷こわいよ。
ゴロゴロはすぐにおさまったけど、今度はぽつぽつ雨が。
するとMさんから借りたテント、雨漏りするぅぅぅ。
ああMさんらしいよ。
この人はいつもヒンソな道具で(失礼)超人的なパワーを発揮するのだ。
フルリジットバイクでダウンヒルのレースに勝っちゃったりするのだ。
Mさん雨漏りするって言ってなかったなー。これがデフォルトなんだなきっと。

雨粒はしろもこおっとの頭にぽたぽたぽたー。
テントの四隅にはあっという間に水がつつー。
どうしよどうしよ。どこから漏れてるの!?
まーしの新品テント(1〜2人用)に入れてもらおうか・・・
そしたら 足・頭・足 だろうなぁ。やーん。
と考えていたら雨はやんでくれました。よかたーーー!!
外は泥になってしまったのでテントから出られず早寝。

22時頃しろもこおっとがトイレから帰ってくると
「星すごいよ、雲一つない、月も出てないから天の川が見える」と!
わぁぁぁ なんてステキなんでしょー。
でもしろもこコンタクトはずしちゃったから見えない。
ご来光見に行くときに期待しよう♪

しろもこおっとのライトはトイレからの帰りに電池切れ。
それじゃあ、ということで しろもこライトで予備電池を探していたら・・・
しろもこのも電池が切れたんです。トラブルってこういうものですよね。
特にライトってヤツはなぜか2つ同時に切れるんだ。
テントの中だからどうということはないけど
暗闇の中ご来光を見にガレ場を二人きりで歩いていたらどうなっちゃうの??
こわいよー!!

あ・日の出を待てばいいのか。

ライトを使用するときには予備電池も必ず一緒に持ち歩かなければ
致命的なことになる場合もあると思いました。メモメモ。

一度おきたら眠れなくなってしまってぼんやりいろんなことを考えました。
往路はたくさん思い出話をしたな。
あんな岩場に行ったね、こんなことがあったね と。
みんなとはクライミングジムで知り合い、10年来の知人なのです。
Fさんは、時には父親のように私を心配してくれ
時には友人のように一緒に遊んだ人。
M夫妻とはクライミングはもちろん、飲み会したりMTBで遊んだり
思い出がいっぱいだなぁ。結婚して子供がいるなんて、なんだか感慨深い。
月日は流れたんだな。。。
それぞれの生活環境の変化でここ5・6年会っていなかった。
その間にわたしもずいぶん変わったし。
しろもこは 過去を思い出すことはやめていたけど
こうやってまたみんなに会えてうれしい。
テントの中で昔のことをいろいろ思い出していました。
止まっていた時間が、少しずつだけどまた流れはじめたみたい。

ながーーい夜でした。

しろもこは 小学生が野外学習でつかうような20年前のシュラフで寝たので
寒さで何度も目が覚めながらも、頂上でのご来光を拝むべく3時に起きました。
めんどうだけどコンタクトレンズをつけて、しっかり星を見ました。
天の川見えました!流れ星もほんとにいっぱい流れてました!!

蝶ヶ岳方面へ縦走する中高年の団体などで頂上への登山道は大渋滞。
ヘッドライトの明かりが途切れることなく 上へも下へも続いていました。
暗いし足元はガレていたので落石が怖かったです。
(いっこも落ちてこなかった。みんな気をつけてくれたんですね。)
小屋から頂上まではけっこう距離がありなかなか上に行けず
だんだん東の空が明るくなってきているのに
見通しのいい所に出られずハラハラしましたが
頂上前の稜線に出たところでゆっくりご来光を見ることができました。

そういえば中高年団体のリーダーは後ろから叱咤激励してたな。
真っ暗なガレ場を歩くおばちゃんたちがちょっとかわいそうでした。
その点、かわうそはいいな。ってほんとに思いました。
登頂を目的としないってHPに書いてあったな。
だから余裕があってみんなが楽しい登山ができるのかな。
頂上じゃなくてもご来光は見られますからね。

日が昇って槍が赤くなりました。
この日は快晴ですばらしい眺め。槍をこんなに近くで見たの初めてだぁー。
頂上手前はさらに大渋滞でまったく先に進みません。
今日はほんとに登山者が多いんだなぁと思っていると
一人の男の人が頂上へ偵察に行き
「混雑していますから途中で止まらないでください」と声をかけてくれました。
山岳ガイドさん(お仕事中)だったようです。
すると行列はスムーズに動き出しました。
あ?あれー?混んでたんじゃないんだ・・・・。
てかあれだけ渋滞させるほど止まってるって・・・どんだけ〜〜。
マナーの悪さは若い人よりも中高年の方が多いように思う。
山に限らず不快な思いをさせられるのはほとんど中高年のような気がする。
挨拶ができない、人ごみでタバコを吸う。。。
今回まーしは「写真を撮るのにじゃまっじゃまっ!シッシッ」と
やられたそうだ。
そんな失礼なこと言われて喧嘩にならない若者のほうがよっぽど立派だ。
しろもこはいいおばさん・いいばーちゃんになりたいものだ。

頂上は穂高連峰から槍ヶ岳まですべて見え本当にいい眺めでした。
でもそれよりも私の胸をあつくしたのは 
前穂高岳 屏風岩 東稜のフリー化をした時の話。
父のようでもあり、古い友人のようでもあるこのFさんは
このプロジェクトにかかわりオープンロードというルート名を命名した人。
クライミングジムオーナーのM山さんが若い頃からフリー化構想を持っていて
核心部を突破するために雨漏りテントの超人Mさんを投入。
そして1996年にフリー化成功。
Mさんはフリークライミングを始めて1・2年の頃だったというのだから
やっぱりMさんは超人なのである。
核心部以外をリードした人の名前には懐かしい人がたくさん出てきました。
みんなどうしてるかな。会いたいなー。

この屏風岩が朝日を浴びて眼下に見えました。
Fさんは昔のあつい思いをたくさん語ってくれました。
みんなで岩をずっと眺めていました。
望遠カメラを双眼鏡代わりにしてのぞいて見ると
カ・カコイー!ヨセミテみたいだ!

オープンロード、かっこいい!と思い
帰宅後ネットで調べてみました。
アブミで登っていた従来型アルパインクライマーは見ないふりをしたとか!?
ははは。
核心部は12aらしいのだけど、フリーで登ったという記述は
ほとんどありませんでした。
いまどきのフリークライマーはサーティーンはあたりまえで
14を目指してるみたいだけど10数年たった今でも登れる人は少ないのかな。
フリーと違ってアルパインは危険要素がたくさんあるから怖いんだろうなぁ。
しろもこなんてリングボルトでテンションかけるだけで生きた心地がしないよ。

いろんな人の武勇伝を聞きながらテン場まで降りて朝ごはん。
ちょうど食べ終った頃に会長に遭遇!
なんだか気疲れしたような顔でした。
その理由は・・・会長の下山報告BBSを見てください。

下りはだらだらと長かった。
ゆっくり下って13:10頃ヒエ平に到着。
また思い出話をしながらみんなで登りたいです。




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