今日は逆回りでパウダー満喫!赤坂山から寒風
- GPS
- 05:02
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 859m
- 下り
- 844m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 4:53
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
さて昨日は登りはともかく下りもラッセルという修行に終始した山行で、これではいかんと今日は逆回りでしっかり滑ってやろうと思い、またマキノスキー場にやって来ました。
昨日は駐車場オープン7時より15分前に着いて早過ぎたので、今朝は20分遅い出発にしましたが途中の白髭神社初詣渋滞がなかったので結局また15分早く着いてしまいました。今朝は私一台ではなくて前に一台、やがて後ろにも一台といました。
駐車場に入って準備していると山やってそうな人はどうも私だけ。この「登山します」オーラは見ればよく分かるのですが、ウェアーが登山系のブランドだったりするのは分かりやすいとしていかにも「山屋の顔」ってありますよね(笑)。基本的に日焼けしていて、肌の手入れには関心なさそうな感じとか、髪の毛も太陽光線でゴワついた感じとか。マニア系になると薮によく突っ込むのでウェアーが綻びてるとかいうのもあります。
ま、それはともかく先頭の親子連れが早速ソリ遊びに興じているのを横目に軽く挨拶してスキーハイクでゲレンデを歩きます。昨日の間に圧雪してないもんですからゲレンデはゴワゴワでまるで山屋の髪の毛のよう。いくら緩斜面でもこれでは初心者のスキーやボードの練習には厳しそうです。その代わり登山者が踏み荒らしても文句は言われません。もともと踏み荒らし放題ですから。
さてそんなことを考えながらゲレンデを通過すれば昨日のトレースに沿って歩きます。昨日の下りもラッセルで苦労したので今日は少しはその恩恵に預かりましょう。あれからまた少し積もりましたがトレースがないよりはマシです。
このルート、堰堤の部分が核心部ですが、十分な積雪でかつ安定していたためトラバースでの通過は問題ありませんでした。状況によってはここを避けて薮の尾根を直登することもありますが、その場合は薮を掴みながら登る修練になります。
この辺りから昨日はショートカットして滑ったので登山道のトレースは少なくなります。まぁ今日はポンですし底無しのラッセルでもないのでそれほど影響ありません。ポンというのはK2のpon2oon(ポントゥーン)というパウダー専用極太板なのですが、私のは159cmと一番短いポンです。略して短ポン・・・発音が難しい。
たださすがに昨日の疲れが若干残っているので、何となく赤坂山まで行ってピストンにしようかなんてことを考えながら一歩ずつ足を進めました。
鉄塔に近づくと強風が吹いているのが分かります。ここで汗吸い用のタオルを交換し、もう一枚着込んで地獄ゴーグルも装着して準備完了。おっと念のため防寒テムレスの下にもう一枚手袋をしましょう。これで暖か、暴風でも吹雪でも来てください〜いややっぱり来ない方がいいです(笑)
ガスと吹雪で視界が悪いのですが昨日来たところなので赤坂山へは問題なく届きました。昨日自撮り動画で頭が切れていたので、今日はもっと姿勢を低くして撮ったのですが帰ってから確認するとやたらズームになっていてスキーブーツしか映っていない(笑)。ダメだこりゃ。
ここから寒風までは若干登り基調のアップダウンの続く稜線歩きです。とはいえとても迷いやすい地形なのでこまめにGPSをチェックします。特に風下側には弱い大きな雪庇が張り出しているのでそっちに迷い込むと大変ですからなるべく風上側を意識して歩きます。
今日は雪庇を踏むこともなく無事に寒風に到着です。先ほどまでは強風でしたが寒風に来ると風下側に入るので微風になります。これなら安心してシールを剥がせます。
さて昨日不発に終わった滑走と行きましょう。パウダーは軽くポンで良く浮くので最高です。樹林帯も割と疎林なのでガンガン行けます。いやぁこれは最高ですね。ここに新雪が積もればこんなに楽しいとは気付きませんでした。昨日赤坂山なんか行ってる場合ではなかったです(笑)
途中で歩行の二人パーティと遭遇。黙々とラッセルされて来ました。ここから寒風さらに赤坂山を目指しているとのこと。時刻はすでに11:30なので、寒風で12時過ぎ。赤坂山には14時でしょうか。そして下山すれば16時過ぎといったところ。なかなかのハード山行になりそうです。雪庇踏んで落ちてないように。
そこから先は少し調子に乗ると間違って滑り降りてしまうので、まめにGPSで確認しますがスキー滑降はあっという間。特にパウダーで調子づいていると気がつけば違うところを滑っていることはよくあります。間違っていればトラバースして戻ろうとしてもついつい下降してなかなか戻れないものなので、登り返してでも元のルートに戻るようにしましょう。このまま谷筋を行けばつながっている、なんてことは考えないのが無難です。
標高を下げるとどんどん雪が重くなって滑りが悪くなります。ゲレンデが見えて来ればもはやただの重い雪でストップスノー。ターンする必要まるでなしです。ゲレンデに入ってもそれは変わらず、ストックで漕ぎながら駐車場まで戻りました。
やっぱりパウダー滑走の魅力はすごいですね。これを味わうとハマってしまうものです。私も以前ゲレンデスキーヤーだった時代は極太板履いてパウダー求めてたものですが、それは雪崩のリスクにどんどん近づくことでもあります。山スキーで第一に求めるのは安全に下山すること。たまたまそこにパウダーがありそれが安全であればその御馳走を頂きますが、そうでなければ指を咥えて眺めるしかないでしょう。
山スキーにはそれ以外にも、ラッセルの楽しみや野生動物との遭遇、普段見れないような雪景色、シールのままアップダウンする、といった色々な要素がありますから、その場その場の状況に合わせて楽しむことが肝要です。
それは人生にも似ていると思います。今生きている環境に合わせて小さな楽しみを見つけ、それで満足する。それができればとても幸せではないでしょうか。
寒風過ぎて、次のピーク手前で腰までのサラサラ雪でラッセルできず、撤退しました。4時過ぎに下山しました。ご心配ありがとうございました。
norokoさんコメントありがとうございます!
そうでしたか、ラッセル深かったですのでね。
今度は天気良くて雪が締まってるといいですね
はい!次こそはてっぺんからの景色を堪能させていただきます。 その時は投稿しますね!
投稿楽しみにしています!
ちなみに今日の稜線はとても良い天気でした
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