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記録ID: 284247
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ハイキング
赤城・榛名・荒船

大山〜天丸山〜帳付山 上武国境秘峰めぐり

2013年04月13日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 埼玉県
 - 拍手
GPS
07:56
距離
15.7km
登り
1,506m
下り
1,496m

コースタイム

7:36野栗沢-8:27天丸橋8:33出発-9:24大山天丸分岐のコル9:30出発-(道迷い)9:53大山10:00出発-10:35天丸山10:45出発-11:00天丸山分岐-12:20帳付山12:45出発-13:33馬道のコル-13:43天丸山分岐-13:53倉門山-(道迷い)14:49天丸橋-15:32野栗沢
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上信越自動車道下仁田IC下車、野栗沢の道路脇空きスペースに駐車
コース状況/
危険箇所等
野栗沢-天丸橋: 現在通行止め(のはず)の林道です。まったく危険はありません。

天丸橋-大山天丸分岐: 最初は沢沿いに進みます。道が不明瞭な箇所もありますが、テープ、リボンを目印にすれば必ず正規のルートを見つけることができます(本当は地図を確認すべきなんでしょうが)。

大山天丸分岐-大山:私はここで道を間違え、大山に行くつもりで天丸山方面へ向かってしまいました。途中で気付いて引き返しましたが、普通に地図と標識を見れば間違えようのない箇所です。
大山の山頂直下は岩場ですが特に危険はありません。三点支持を忠実に守れば難なく通過できるでしょう。

大山-天丸山分岐-天丸山: 天丸山山頂直下の岩場までは特に問題ありません。天丸山の岩場は垂直に近い崖となっており補助ロープがわたされています。結構高度差もありますが、途中一息つける場所が何箇所かありそれほど大変ではありません。ここも忠実に三点支持を守れば登り下りとも安全に通過できるはずです。

天丸山分岐-帳付山: 特に難度が高いルートでもなく、それほど危険なわけでもないのですが、ここの往復は精神的、肉体的に結構こたえました。理由を考えると次のような感じでしょうか。

・やせ尾根、急傾斜のトラバース、山頂付近の雪と露出した木の根等により気の抜けない区間が続く。
・基本はやせ尾根を通るルートで途中何度もトラバースして行くが、トラバースルートの取りつきが分かりにくい場合が多い。またトラバースルート自体が滑落の危険を伴う歩きにくいルートとなっている場合もある。尾根上にも踏み跡のようなものがあり、そちらを歩いてみると切り立った崖で行きどまりというケースもあり、実際の距離以上に時間がかかる。
・アップダウンが多く足にこたえる。

帳付山の山頂は樹林帯であり、大山、天丸山のようなスリリングな岩場はありません。傾斜が急なので登りは少々きついでしょうが、我慢して登ればじきに山頂に着いてしまいます。下りは露出した木の根と新雪のため滑りやすく、かなり足場に神経を使わされました。
野栗沢-天丸橋間の林道が通行禁止となっていたため、やむをえず道路脇の空きスペースに駐車しました。この場所が駐車場なのかも、登山客が駐車してかまわない場所なのかも不明です。
2013年04月13日 07:35撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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野栗沢-天丸橋間の林道が通行禁止となっていたため、やむをえず道路脇の空きスペースに駐車しました。この場所が駐車場なのかも、登山客が駐車してかまわない場所なのかも不明です。
1時間近く舗装路を歩いて天丸橋に到着。ここからようやく登山開始です。
2013年04月13日 08:30撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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1時間近く舗装路を歩いて天丸橋に到着。ここからようやく登山開始です。
平成7年というとずいぶん前ですね。どんな様子なのか見てくることにします。
2013年04月13日 08:30撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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4/13 8:30
平成7年というとずいぶん前ですね。どんな様子なのか見てくることにします。
最初は沢沿いに進むルートです。
2013年04月13日 08:40撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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最初は沢沿いに進むルートです。
アルミの梯子を渡って沢から離れます。
2013年04月13日 09:01撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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アルミの梯子を渡って沢から離れます。
結構急な登りが続きます。
2013年04月13日 09:15撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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結構急な登りが続きます。
大山、天丸山分岐のコルに着きました。まずは大山からスタート(のはずでした)。間違えて天丸山に向かいタイムロス。
2013年04月13日 09:25撮影 by  DSC-HX200V, SONY
4/13 9:25
大山、天丸山分岐のコルに着きました。まずは大山からスタート(のはずでした)。間違えて天丸山に向かいタイムロス。
ここまで歩いてきた道を振り返って。
2013年04月13日 09:28撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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ここまで歩いてきた道を振り返って。
今日のルートはロープ箇所が多かったです。
2013年04月13日 09:45撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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今日のルートはロープ箇所が多かったです。
大山最後の登りは岩場です。
2013年04月13日 09:51撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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大山最後の登りは岩場です。
大山山頂に到着。360度とは言えないまでもなかなかの展望が開けていました。
2013年04月13日 09:53撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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大山山頂に到着。360度とは言えないまでもなかなかの展望が開けていました。
2013年04月13日 09:53撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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浅間山でしょうね。
2013年04月13日 09:54撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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浅間山でしょうね。
これから登る天丸山を見下ろしています。
2013年04月13日 09:58撮影 by  DSC-HX200V, SONY
4/13 9:58
これから登る天丸山を見下ろしています。
天丸山へ向かいます。
2013年04月13日 10:11撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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天丸山へ向かいます。
この辺りは気持ちの良い稜線です。
2013年04月13日 10:23撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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この辺りは気持ちの良い稜線です。
まずは天丸山を目指します。
2013年04月13日 10:24撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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まずは天丸山を目指します。
眼前に聳え立つ天丸山。
2013年04月13日 21:04撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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眼前に聳え立つ天丸山。
ここから登ります。
2013年04月13日 21:04撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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ここから登ります。
登りに集中していたため途中の写真は無し。天丸山山頂です。
2013年04月13日 10:38撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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登りに集中していたため途中の写真は無し。天丸山山頂です。
2013年04月13日 10:38撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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下りは登り以上に神経を使います。
2013年04月13日 10:46撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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下りは登り以上に神経を使います。
途中まで下って上を見上げたところです。
2013年04月13日 10:50撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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途中まで下って上を見上げたところです。
まだ下りが続きます。
2013年04月13日 10:51撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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まだ下りが続きます。
帳付山へのルート上には岩場が多数。
2013年04月13日 11:34撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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帳付山へのルート上には岩場が多数。
山頂付近にはうっすらと雪も。
2013年04月13日 12:04撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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山頂付近にはうっすらと雪も。
途中の小ピークから見た景色。
2013年04月13日 12:14撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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途中の小ピークから見た景色。
帳付山山頂。樹林におおわれているため展望はありません。
2013年04月13日 12:21撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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帳付山山頂。樹林におおわれているため展望はありません。
山頂で栄養補給。
2013年04月13日 12:24撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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山頂で栄養補給。
帰りは来た道を慎重に戻っていきます。
2013年04月13日 12:51撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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帰りは来た道を慎重に戻っていきます。
倉門山。行きは気付きませんでした。
2013年04月13日 13:54撮影 by  DSC-HX200V, SONY
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倉門山。行きは気付きませんでした。
撮影機器:

感想

今回の山行の最大の誤算は野栗沢-天丸橋間の林道が通行止めであったこと。他に選択肢が無かったのでやむを得ず道路脇のスペースに車を止めましたが、駐車してもよい場所なのか定かでなく、山を歩いている間ずっと気になっていました。
野栗沢から天丸橋までは1時間近くかかるので、往復だと2時間近くのタイムロスに相当します。この時点で余裕があれば帳付山まで足を伸ばそうというプランもかなり厳しくなりました。

天丸橋からまずは沢沿いにしばらく歩き、アルミ梯子を渡ると沢から離れほどなく大山、天丸山分岐のコルに着きました。ここからまず大山へ向かうはずが何を血迷ったのか天丸山方面へ向かってしまい、途中で引き返したもののタイムロス(後から思えば天丸山、帳付山と登って帰りに大山へ寄ればよかったのですが)。大山の山頂直下はちょっとした岩場になっており岩稜歩きが楽しめます。頂上からの展望はなかなかのものでした。

天丸山の最後の登りは大山よりも傾斜が急になっており、補助ロープがかかっています。慎重に進めば登り・下りともそれほど危険ではありませんが、慣れていない人は怖いと感じるかもしれません。

天丸山を下山し、天丸山と帳付山の分岐点に着いたのがちょうど11時でした。標準コースタイムではここから帳付山へ往復すると4時間かかることになっています。今回のようなルートで標準コースタイムよりもどの程度速く歩けるのか見当がつかないため判断に迷いましたが、時間も早いのでとりあえず帳付山方面へ向かい途中で時間が厳しくなったら引き返すことにしました。
結果的には標準タイムよりもかなり速く往復できましたが、予想していた以上にハードなルートで疲れました。西上州を甘く見てはいけないというのが本日の感想です。

ところで奥名郷林道は本当に通行止めなのでしょうか?帰りに野栗沢へ向かいこの林道を歩いていると、数台の車とすれ違いました。通行止めなら車が通るのはおかしいので実際のところどうなんだろうという疑問が残りました。ご存知の方がいましたらご教示いただければ幸いです。

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コメント

お疲れ様でした。
camp747さん

今回はご一緒できずとても残念でした。

なかなかハードなアドベンチャーコースでしたね。
緊張感がよく伝わってきます。
私だったら大山ピストンぐらいでやめていたと思います。

でも天気は最高で頂上に着いた時の達成感はさぞ高かったでしょう。

とにかく無事に帰ってこられて何よりです。
レコを見て安心しました。

またの機会を楽しみにしています。
2013/4/14 9:00
意外に疲れました。
ELK66さん

今回歩いたコースは、補助ロープ付きの岩場ややせ尾根の連続で気の抜けないルートが続くだろうとは思っていましたが、体力的にも意外に疲れました。野栗沢から天丸橋までの3キロ以上を往復したことも影響しているかも知れませんが。

機会があればどこかの山でご一緒したいですね。
2013/4/14 21:17
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