地図読み講習会 地図にない丹沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 921m
- 下り
- 890m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
25000図や山と高原地図に記載されていないルートです。登山道は整備されていますが、足場の狭い巻き道、丸木橋などが多く出てきます。栗ノ木洞からの下りは、地図読みの能力のない人は不可。登山道がない場所も多く、迷いやすい。 |
写真
感想
アルパインツアーの「地図読み講座・中級編」に参加しました。魅力は、地図読みも学べることですが、地図にない丹沢を歩けること、日本山岳ガイド協会の重鎮・武川さんの指導を受けられることです。
武川さんは「冬山を除いて、日本の山ではコンパスを使うことはまずない」と冒頭言われていました。実は、私も前々からそう思っていました。コンパスの技術を独学や講習会で身に着けましたが、日本の山はどこに行っても登山道が整備されています。地形図を持って整備された登山道を歩いていれば、まず迷うことはありません(もちろん藪漕ぎや地図にない道を歩く場合は話は別です)。また、多くの登山者がスマホやGPSを持って歩いています。自分のいる場所の把握は容易です。
より大切なのは、地図読み、つまり地形を読み、行く先を決めるルートファインディングの能力だと思います。コンパスはあくまで補助的に使う、ということに思い至りました。コンパスを使えるに越したことはありませんが、今自分がどこにいるのかを周囲の地形から読み取り、25000図に落とすことができる力を身に着けたいと思います。
そういう意味で、今回の講習会は、実践的であり、武川さんの話もよく理解できました。歩いている最中に、武川さんから「今どこにいるか、地図を指してみて。わかった人から休憩」としばしば言われました。さすがだなと思ったのは、私を含めて7人の参加者は、ほぼ間違わずに答えられたことです。みんな鍛えられています。
谷や尾根の形状、周囲に見える山々、遠くの構造物などから判断して、25000図に自分のいるであろう場所を落とし込んでゆく。そして、進む先を決める。この作業はなかなか愉快でしたし、刺激的でした。
また、今回の登りのルートは、武川さんをはじめとした山岳関係者が切り開いたルートだそうです。少々危険なところがありますが、よく整備されていて登りやすい。後沢乗越〜鍋割山に向かう新たなルートとして、また登ってみたいと思いました。
うらやましい。栗ノ木洞から後沢乗越までは数年前、一緒に歩いたよね。「屁ノ玉洞」とか「イネゴ岳」とか、地名が面白い。私も体が回復したら行ってみたいです。
さて、植物の名前ですが、黄色い5花弁の花はヤマブキです。たまに八重咲きのもありますが、山中に咲いているのはたいてい一重咲き。この時期、とても目立つ花です。
あと、偉そうに指摘させてもらえば「ニホンタンポポ」という種名はありません。総苞片(花の付け根を包むようになっている部分)が下向きに垂れていれば外来種のセイヨウタンポポ、そうでなければ在来種ですが、在来種は更にカントウタンポポ、カンサイタンポポなど数種に分かれます。写真では判断できませんが、丹沢なら恐らくカントウタンポポでしょう。
もう一つ。「オドリコソウ」と書かれたのは、正確に言えば「ヒメオドリコソウ」だと思います。オドリコソウは葉がピンクっぽくならないので。
木に咲いている花は残念ながら分かりません。もう少しアップなら調べられたかも。金網越しの方はドウダンツツジかな? 葉の付き方が違う気もするけど……。
毎度、偉そうにごめんなさい。今日は座間の谷戸山公園を散歩しました。花などの写真を20枚ほどFacebookにアップしたので、興味があったらご覧下さい。
いつも、花の名前を教えてくれてありがとう。
体調が回復したら、今回のコースを歩きましょう。
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