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Yamareco

記録ID: 2848226
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念岳〜蝶ヶ岳周回

2011年07月17日(日) 〜 2011年07月18日(月)
 - 拍手
じゅん その他1人
GPS
32:00
距離
18.6km
登り
2,440m
下り
2,436m
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
7:30、三股登山口に続く駐車場は既に満杯
2011年07月17日 07:39撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/17 7:39
7:30、三股登山口に続く駐車場は既に満杯
駐車場から登山口まで1キロ弱あった
2011年07月17日 07:49撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/17 7:49
駐車場から登山口まで1キロ弱あった
さあ行くわよ!でももう若干疲れている。
2011年07月17日 07:50撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/17 7:50
さあ行くわよ!でももう若干疲れている。
三股登山道はいきなり急登
2011年07月17日 08:01撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/17 8:01
三股登山道はいきなり急登
ようやく樹林帯を抜けて岩稜地帯へ
2011年07月17日 11:28撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/17 11:28
ようやく樹林帯を抜けて岩稜地帯へ
雲が多いこの日、たまに青空が覗く。でも上を見る余裕なし
2011年07月17日 12:09撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/17 12:09
雲が多いこの日、たまに青空が覗く。でも上を見る余裕なし
よいしょよいしょとよじ登る
2011年07月17日 12:27撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/17 12:27
よいしょよいしょとよじ登る
なんとか難所を乗り越え常念へと伸びる稜線は、雲の中に消えていく
2011年07月17日 13:06撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/17 13:06
なんとか難所を乗り越え常念へと伸びる稜線は、雲の中に消えていく
ぷち雪渓
2011年07月17日 13:53撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/17 13:53
ぷち雪渓
常念小屋に下りていく
2011年07月17日 13:59撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/17 13:59
常念小屋に下りていく
あっ
2011年07月17日 14:04撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/17 14:04
あっ
ああ〜!出た槍穂連峰。これが……。初めて肉眼で見た。
2011年07月17日 14:04撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/17 14:04
ああ〜!出た槍穂連峰。これが……。初めて肉眼で見た。
ものすごい混雑の常念小屋
2011年07月17日 18:02撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/17 18:02
ものすごい混雑の常念小屋
テン場も隙間なく埋め尽くされている
2011年07月17日 18:03撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/17 18:03
テン場も隙間なく埋め尽くされている
デラックスですねえ
2011年07月17日 19:23撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/17 19:23
デラックスですねえ
4:50日の出
2011年07月18日 04:49撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/18 4:49
4:50日の出
朝日に赤く染まる北アルプス。ああ綺麗。
2011年07月18日 04:54撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/18 4:54
朝日に赤く染まる北アルプス。ああ綺麗。
常念山頂。
2011年07月18日 05:49撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 5:49
常念山頂。
山頂から見下ろす安曇野の町
2011年07月18日 05:51撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 5:51
山頂から見下ろす安曇野の町
蝶ヶ岳への縦走路
2011年07月18日 05:59撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
7/18 5:59
蝶ヶ岳への縦走路
そろりそろり
2011年07月18日 06:12撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 6:12
そろりそろり
そろりそろり
2011年07月18日 07:35撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 7:35
そろりそろり
樹林帯へ
2011年07月18日 07:43撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 7:43
樹林帯へ
草原の道を再び登り返す。今更ながら、縦走って登ったり下りたりするんだなあ……と気付いて泣きたくなる。
2011年07月18日 07:52撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 7:52
草原の道を再び登り返す。今更ながら、縦走って登ったり下りたりするんだなあ……と気付いて泣きたくなる。
ゼエハアしながら進む。眼前に広がるこのそうそうたる雄大な光景もそれがどうしたの、て感じ。
2011年07月18日 09:49撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 9:49
ゼエハアしながら進む。眼前に広がるこのそうそうたる雄大な光景もそれがどうしたの、て感じ。
蝶ヶ岳ヒュッテ到着。無言
2011年07月18日 10:24撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 10:24
蝶ヶ岳ヒュッテ到着。無言
ここまで散々歩いてきたけど、ここからがようやく下山。
2011年07月18日 11:28撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 11:28
ここまで散々歩いてきたけど、ここからがようやく下山。
下りる(無言)
2011年07月18日 11:34撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 11:34
下りる(無言)
下りる(無言)
2011年07月18日 11:42撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 11:42
下りる(無言)
着いた……。
2011年07月18日 14:20撮影 by  C6 , SANYO Electric Co.,Ltd.
7/18 14:20
着いた……。

感想

初めての北アルプス。初めての縦走。夏の三連休を利用して運動不足で臨む無謀な山行、一日目。

7:30、三股登山口に続く駐車場は既に満杯。道路にはここから延々、数キロにわたって路駐の列が伸びていた。私ら一行もなんとか500mほど下ったあたりの断崖に無理矢理突っ込む。帰ってきたときには車が谷底に落ちてるなんてね〜あはは〜……とか普通にあり得そうで笑えなかったが、考えないことにして進む。

三股登山道はいきなり急登から始まり、なだらかなところはほぼない。まずは樹林帯の急勾配をひたすら登る。これといった目印もなく、かなり辛い。

11:30、ようやく樹林帯を抜けて岩稜地帯へ。適当な岩へ腰かけて昼食を摂る頃、続々と下山組とすれ違う。ヒーハーの私を見る下山者は「登るの?ここ?」と声を掛けていく。それ私が言いたい。なんでまた登りで三股を選択した私……
よいしょよいしょとよじ登る。ここでも随分後続に迷惑をかけてしまった。やっぱこういう道を通る人は足が速い。人並み以下の私がなぜここにいるのだろう……とか手遅れなことをぐるぐる考える。

しかし常念に近付くにつれて雲が切れることが多くなる。展望が開けはじめ、疲れもピークだった身体も少し楽になる。やっぱり景色は大事。

この日は常念に登らず、一ノ沢から伸びてくる登山道の分岐で常念小屋に下りていく。メジャールートと交わるここにきて非常に人が増えてくる。相変わらず雲は多い。でも風が強くて雲の動きが早い。ガスが晴れた瞬間目を上げると槍ヶ岳。初めて見た!

それはそうと予約の際、すごいと聞いてたけど予想を遥かに上回るものすごい混雑の常念小屋。6畳の部屋に12人。1畳に2人で寝る。予約制とるんだったら入らない客は断れよって思うんだが。廊下も階段もザックと人間で足の踏み場もない。外も行き場のない人がボンヤリ座り込む。こんなところで寝るのか今夜……。晩ご飯は21時過ぎまで続いていた。そして飲むと翌日辛くなるのは分かってるんだけど、飲んでしまった。更に寝返りも打てない足も延ばせない、すし詰め状態の部屋。夜中に35回ほど起きる。10分以上継続して眠れない夜を過ごす。

三股からの登りで疲労困憊の身体に酒を注ぎこみ、身動きすらできず、眠れず明けた二日目。

午前3時にはご来光を見ようと登山準備を開始する客のゴソゴソで騒然とし始める。元より眠れなかった私はやむなく起きる。二日酔いというよりもまだ酔いそのものが残っている状態でとにかく最悪な気分。朝食は5時から先着順ということだけど、この客の数では何時にありつけるか分からない。出発が遅れればあとの行程に響くので、朝食は諦めて4:00に出発。
設備の整った綺麗で良い山小屋なんだけど、こんだけ詰め込んで客商売としてよく良心が痛まないよな。何目線の達観なのか、山小屋はそれが普通だとかぬけぬけと言う人もいるが、こんなもん普通じゃないよ。

4:50日の出。とっくに山頂についてても良い時間だけど、体調最悪だし寒いし暗いし、もたもた歩きまだ道半ば。暗いうちから常念山頂に続く登山道はヘッドランプが連なり、遠く槍ヶ岳山頂にもライトが瞬いていた。

5:50常念山頂。人が10人も立てばいっぱいになってしまうこの尖った山頂に、先ほどまで随分多くのご来光登山者が陣取っていた。やっぱ私にはそういうのが、運動会の場所取りをする保護者みたいにあさましく感じる。狭い場所で我先に所有権を主張して腰に根を生やし座り込む人は邪魔だし嫌い。とかいつも牛歩で渋滞を引き起こす糞邪魔な私が言ってみる。
まあ私も常念小屋から常念山頂まで2時間もかけてなにやってんだよって話だが、そんな混雑を避けることができたので結果オーライなのである。

蝶ヶ岳への縦走路には、小屋はあれほどの大混雑だったけど、こっちに進んでくる人はほとんどいない。そろりそろりの下山が、ほぼ徹夜(しかも二日酔い)の身体に酷くこたえて、黙り込んで歩き続ける。

10:30、蝶ヶ岳ヒュッテ到着。無言。あったかいものを食べたかったけど、食事の提供は11時からということだったので諦め、持ってきたパンを食う。冷たい。でも文句も言わない。無言。

14:20三股登山口に到着。しかしここから車まで1キロ以上ある。この、登山口からの歩きってあらゆる面において苦行。この辛さ、登山道の比じゃない。
槍穂を見られたのは良かった。でもあとは苦いことが多かった。次来るなら蝶ヶ岳ヒュッテに来たい。ていうか根本的に体力が必要。

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