爺ヶ岳北峰下 大冷沢、西俣沢の大雪原
- GPS
- 05:50
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,050m
- 下り
- 1,045m
コースタイム
天候 | 快晴〜無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 6時間 合計登行 1000m 気温 早朝の−5度 昼は9度 山で会った人 出合に10人 山で0人 森林限界 1400mで疎林 積雪の状態 新雪50センチ 山の快適さ 静かで条件が良かった お勧め度 かなり |
写真
感想
グレートサミッツ国内編NO59
爺ヶ岳北峰 西俣沢の大雪原
今年は雪が少ない。鹿島槍に行こうと、大谷原に朝5時に着いたが、たまたま前日の降雪で3センチくらい新雪が奇麗に被っていただけで、残雪がない。こんな少ない年は興ざめすると、不貞腐れて出掛けないで帰ろうと思ってそのまま、また寝た。
7時に目が覚めたのは、快晴の直射日光でブナの枝に積もった雪が解けて、クルマにベチャ、ベチャと降ってくる音がうるさくて。
朝よりクルマが増えた。用意しているパーティもいる。それよりなにより、快晴の朝日が斜めに差してきて、青空が奇麗だ。これで帰ったら不味いと思って、予定変更でどうしようか、ああ、西俣沢は7年ほど前に行ったきり。ダメもとでもいくか。
7時半過ぎという途方もない遅刻で出発。スキー靴のまま小一時間歩いて、ようやく雪。
先行が二人いるようで、後を追う。さらに30分以上で、ようやく北股谷出合い。
ふ〜、ここまで来ると、様相は違ってちゃんと普段通りの積雪。先行は本谷方面か、あるいは赤岩尾根か。私直進で少しデブっている西俣本谷に入る。誰もいない。
さて、少し登って、緩斜面行くが、なんか雪渓きれいだぞ。前に来たとき、泥だらけのズタズタのデブリが谷全体占めて、それが後ろ髪引いて、今まで来なかった。でも、よく考える。
昨日の積雪は大谷原で3センチ、この辺りで15センチくらいに思える。上に行けばどんどん増える。前は泥の汚い残雪が、一月のパウダーのように、見ただけでは奇麗だ。
山に重要なのは晴れと、積雪。不必要なのは悪天候。よくいったもんだ。
途中からいよいよ本格的に登り。傾斜は増してきたが、こんな谷のど真ん中登っていいのか。デブリは少し。しかも誰も来ない。よりも、直射日光が真夏の湘南海岸寄りも強くて、ジリジリ、日焼け止め二度塗りしたが、そんなの無視されてジリジリ顔焼ける。上からも下の照り返しからも。ビーチパラソルでも貸してくれ。サニーサイドで昼寝したいよの気分。
前は、無理して谷直進して行き詰ったが、正解は最後に右に登って、赤岩への枝尾根の平坦に出るのがルートの終了点らしいが、その辺り目指して、ジグで上がる。
静かで物音なにもしない。南極大陸のど真ん中なのかと、少し不安(大げさなこと言うな)。
昨日の降雪いい感じ。50センチくらい降ったか。それが未明にマイナス10度近くまで下がって、今日は直射で、それがいきなりシャーベットで、粘土状態。晴れた日には表層はないよね自信で、どんどん。そうそう、大谷原で寝ていた朝に、阪神で地震あったようだ。
最後ようやく登り切って、赤岩尾根に出たかと思ったが、その枝尾根で、さらに上には、ザイルがないと行く気にならない急斜面で終わった。しかし、この満足感はそうそうない。終了点は、尾根上2080mくらいのところだ。
ゆっくり下降の準備する。スタートは急斜面の斜滑降からだけど、行くしかないね。自分で登ったところだし。
スタートすれば、やはりシャーベット粘土。来週くらいになれば、これがザラメになるはずだけどね。
そのままずっと谷の中央に出て、じゃいくかとターンしてみて、まあボーゲンしかできないね。でもまだ誰もいないよ。疲れるから休みながら、しかし、大満足だった。
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