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Yamareco

記録ID: 2854546
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

荒沢山(土樽駅からの周回)

2021年01月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:47
距離
6.6km
登り
825m
下り
842m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:41
休憩
0:05
合計
7:46
7:56
239
11:55
12:00
222
15:42
天候
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
土樽駅の駐車場(無料/6〜7台)
コース状況/
危険箇所等
終始ワカンを使用して膝〜腰のラッセル

●土樽駅〜荒沢山(カドナミ尾根)
高低差はおよそ710m。
土樽駅から蓬橋を渡った先の除雪車の折り返し地点を左に進み、
300mほど林道を進んだところからテキトーに取り付きます。
序盤はブナの樹林の中を登っていきます。
標高を上げるにつれて次第に尾根筋は明瞭となり斜度も上げ始め、
東側に張り出した雪庇に注意しながら登っていきます。
山頂直下からは岩の上に多量の雪が積もった痩せ尾根となり、
西側が切れ落ちているため、東側に逃げて少し進むと足拍子岳と続く稜線の
踊り場的なところに出ます。
ここから複雑な形状をした雪庇が張り出す
(どこまで足元があるのか全く分からなかったりキノコ雪のようなところもあり)
雪稜をわずかに進むと荒沢山山頂へと至ります。
多雪のため頂上標は埋まっていました。

●荒沢山〜土樽駅(荒沢尾根)
山頂から1200m付近まではきわどい雪稜が続きます。
その後も1000m付近までは東側に張り出した雪庇に注意しながら下ります。
一方、樹林の中を進むと踏み抜きが激しく胸くらいまで落ちることもあり、
ルート取りが悩ましかったです。
雪で視界が悪く1000m付近の尾根の分岐で道間違い。
950mくらいまで下ると樹林帯の中に入ります。
尾根末端は崖になっていて西側に逃げました。
 
毎度の土樽駅からスタート
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毎度の土樽駅からスタート
年末よりもさらに雪が増えたなぁ
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年末よりもさらに雪が増えたなぁ
蓬橋を渡ります
除雪車の折り返し地点から林道に入ります
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除雪車の折り返し地点から林道に入ります
林道を300mほど進みます
1
林道を300mほど進みます
天気はこんな感じ
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天気はこんな感じ
取り付きからワカンを装着
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取り付きからワカンを装着
5人組のPTが先に入っていたためちょっとルートを変えてラッセル開始
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5人組のPTが先に入っていたためちょっとルートを変えてラッセル開始
序盤は樹林帯の中を進みます
序盤は樹林帯の中を進みます
(photo komemame)
標高を上げるにつれて尾根筋が明瞭になってきました
標高を上げるにつれて尾根筋が明瞭になってきました
雪がちらつきます(photo komemame)
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雪がちらつきます(photo komemame)
途中からは先頭を行かせてもらうように
途中からは先頭を行かせてもらうように
ありがとうございます
2
ありがとうございます
お向かいの足拍子岳の山腹は墨絵
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お向かいの足拍子岳の山腹は墨絵
(photo komemame)
標高を上げるにつれて斜度も増してきました
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標高を上げるにつれて斜度も増してきました
年末よりも若干雪が締まってくれていました
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年末よりも若干雪が締まってくれていました
雪壁を乗り越えていきます
2
雪壁を乗り越えていきます
無心でラッセル
まっさらは良い!
2
まっさらは良い!
撮るものがない!
撮るものがない!
手足使ってラッセル
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手足使ってラッセル
山頂直下は岩の上に多量の雪が積もった痩せ尾根へ
山頂直下は岩の上に多量の雪が積もった痩せ尾根へ
西側が切れ落ちているため東側に逃げます
西側が切れ落ちているため東側に逃げます
四つん這いで這い上がります
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四つん這いで這い上がります
山頂まであと少し!と思ってたら…
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山頂まであと少し!と思ってたら…
ここから複雑な雪庇が張り出す雪稜をわずかに進みます。どこまで足元があるのか全く分からなかったりキノコ雪のようなところもありました
ここから複雑な雪庇が張り出す雪稜をわずかに進みます。どこまで足元があるのか全く分からなかったりキノコ雪のようなところもありました
周りよりも一段高い開けたところが…
周りよりも一段高い開けたところが…
荒沢山山頂です
頂上標は雪の下(photo komemame)
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頂上標は雪の下(photo komemame)
下山は荒沢尾根から
下山は荒沢尾根から
上部はきわどい感じが続きます(photo komemame)
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上部はきわどい感じが続きます(photo komemame)
雪が多くて下りは予想以上にタイヘン
雪が多くて下りは予想以上にタイヘン
キワを進みます
もこもこ
波打つ雪を壊しながら下っていきます
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波打つ雪を壊しながら下っていきます
雪まみれ
(photo komemame)
ボリュームたっぷりの雪庇
ボリュームたっぷりの雪庇
青空が見えました。今頃ですか〜
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青空が見えました。今頃ですか〜
雪庇と反対の樹林側は空洞化しているところが多く踏み抜いてタイヘン。何度か身動き取れなくなりました
雪庇と反対の樹林側は空洞化しているところが多く踏み抜いてタイヘン。何度か身動き取れなくなりました
眼下に毛渡沢橋梁が見えました!
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眼下に毛渡沢橋梁が見えました!
950mくらいまで下ると樹林帯の中に入りひと安心
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950mくらいまで下ると樹林帯の中に入りひと安心
ブナ林の中を下ります
ブナ林の中を下ります
(photo komemame)
午後遅くに天気が少し回復して自分たちがどんなところを歩いてるのかわかる程度に視界が開けました
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午後遅くに天気が少し回復して自分たちがどんなところを歩いてるのかわかる程度に視界が開けました
関越道が見えました。除雪車の音は終始聞こえてました
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関越道が見えました。除雪車の音は終始聞こえてました
こちらは土樽駅
雪持ちしたブナ林
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雪持ちしたブナ林
荒沢尾根はカドナミ尾根以上に雪たっぷり
荒沢尾根はカドナミ尾根以上に雪たっぷり
尾根末端は崖になっていて西側に逃げて…
尾根末端は崖になっていて西側に逃げて…
林道に着地。ここからは林道のラッセル(photo komemame)
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林道に着地。ここからは林道のラッセル(photo komemame)
スギの雪
ふかふか
この先でカドナミ尾根への取り付き地点に合流してラッセルから開放されます
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この先でカドナミ尾根への取り付き地点に合流してラッセルから開放されます
荒沢山山頂が見えました
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荒沢山山頂が見えました
蓬橋より。もふもふ魚野川
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蓬橋より。もふもふ魚野川
いちおね
土樽駅に戻りました。お疲れ様でした!
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土樽駅に戻りました。お疲れ様でした!

感想

三連休はテント泊の予定でしたが諸事情で日帰りに切り替え。
雪がたっぷりあるところで新雪ラッセルしたいね、
ということで年末に訪れた上越国境エリアへ再訪。

荒沢山はフツーの積雪量だとちょっと物足りないかもなー、
とこれまで登る機会がなかなかありませんでした。
この日の天気があまり良くないのはわかってたけど、
年末年始&この三連休の寒波でドカ雪が積もっただろう今が
ラッセル目的なら良いタイミングかなと。

湯沢に着くと予想通り、ってか予想以上に雪が増えてました。
土樽駅で同じく荒沢山へ行くという5人組のPTがにひと足先に出発して行き、
ちょっとアセりますが、カドナミ尾根の取り付きから先で追いつき、
そこから先はラッセルさせていただきました。

下りは荒沢尾根から。
カドナミ尾根に比べると直下は左右切れ落ちているし、
急峻で雪壁になっているところがたくさんあり、転げ落ちるように下りました。
視界が悪く違う支尾根に引き込まれたり、
尾根末端での着地で少し苦労しましたが、無事下山。

8時間近くラッセルし続けたのに6.5kmほどしか進んでいないとは…。
おそるべし本気の上越。
でも、このエリアは1000〜1500・1600mクラスの山々が、
冬の山登りを豊かにしてくれているんだなぁと改めて実感。
 

せっかくの連休、泊まりで行きたいところでしたが……。
いろいろあって直前で断念となりました。
でも!雪たっぷりの上越を歩けたから、大満足。
最初から最後までラッセルしまくりでしたが、
年末に強烈なのを経験していたし、荷物も日帰り装備で、
しかも雪自体が軽くて、意外にもスタコラと進むことができました。
あと、danyamaに加え、道中ご一緒した5人組のパーティーにもときどきラッセルをお休みさせてもらったのも、だいぶラクでした。
天気は思った以上に回復が遅く、寒空は寒かった〜。
何も食べずだったのもあって、下りはガクガクするほど寒くなってしまい、
途中でフリースと分厚い手袋をしてちょうどいいくらい。
でもほんの少しでも青空が見えると、気のせいでも暖かくなる気がします。
次は晴れた雪山を歩きたいなぁ。

おしまい。

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コメント

お疲れ様でした
せっかくのお楽しみのラッセルを一部邪魔したようですみません。こちらは頂上まで行けないかもと思いながらスタートしましたが御二人の勢いに圧倒されつつも励まされておかげさまでピークまでたどり着くことができました。ありがとうございました。
2021/1/18 21:14
Re: お疲れ様でした
rock_ice_00 さん
こんばんは。
とんでもないです!みなさんのおかげでラクをさせていただきました。
それに、いつも人のいない山を黙々と登っている2人なので、
みなさんに混じることができて、お話もさせていただいて、なんだかとても楽しかったです。
全員で山頂に立てて嬉しく思っています。
こちらこそ、本当にありがとうございました!
2021/1/18 22:03
プロフィール画像
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