遠州修験道春峯踏査（牧之原市細江〜駒形神社）＆高根山

2021年01月11日(月) [日帰り]

• GPS: 07:06
• 距離: 29.9km
• 登り: 223m
• 下り: 210m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:55
• 休憩: 0:11
• 合計: 7:06

8:43 三栗口バス停
9:33 9:39 高根山一等三角点
11:03 11:03 牧之原市細江
15:30 15:35 駒形神社
15:49 御前崎海洋センターバス停

天候

晴ときどき曇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路
8:15〜8:38 金谷駅前→三栗口（自主運行バス勝間田線 静波海岸行）530円

復路
16:15〜16:41 御前崎海洋センター→浜岡営業所（自主運行バス御前崎市内線 桜ヶ池経由浜岡方面行）510円
16:57〜17:34 浜岡営業所→菊川駅前（静鉄バス 菊川浜岡線 菊川駅行）670円

※全て土日祝ダイヤ
※どのバスもSUICAなどのICカードが使えました
※ 御前崎海洋センター発のバスは次の18:10が最終です

コース状況／危険箇所等

高根山：スニーカーでも行けそうな整備された尾根道でした。
後は全て舗装路です。

その他周辺情報

飲食店、コンビニ、弁当店など多数。

写真

今回踏査するのはこのあたり（「遠州の霊山と山岳信仰〜その源流と系譜」より）。国道150号線＆御前崎ヤシの木通りを歩くだけの幹線道路ウォーキング。鎌倉時代の道がここにあったのかは不明ですが、とにかく今回は赤線になるべく近いルートを歩きます。

1/11 8:42

自主運行バス勝間田線 静波海岸行で金谷駅から三栗口バス停へ。今日はここから出発です。

1/11 8:54

ここは春峯ルートとは関係ないんですが、今回もヤマレコやYAMAPにレポートをあげるので一応山には登っておきたい…という個人的なこだわりから、まず一等三角点がある牧之原市の高根山へ。

1/11 9:17

ネット情報によると、南側からショートカットすると藪漕ぎで大変らしい…ので素直に東側の登山口へ。

1/11 9:21

案内看板に従って茶畑の脇の未舗装路へ進みます。

1/11 9:22

ここが一応登山口らしい。

1/11 9:33

尾根を約500m、ほぼ水平移動しただけで山頂に到着です。1166年に勧請された白山神社の御祭神は大己貴命（おおなむちのみこと）。雨請いの神社で有名だったとか。

1/11 9:34

一等三角点 坂部村。これで静岡県の一等三角点18ヶ所のうち16ヶ所に訪問できました。残りは黒法師岳と赤石岳。

1/11 9:37

静岡県にはここにしかない天測点。天測点とは、三角測量で発生する誤差を補正するため、天体観測から絶対位置を求めるポイントです。もうGPS測量の時代なので使ってないんですけどね。

1/11 9:50

下山しました。正面には富士山！本当に雪ないなぁ。

1/11 9:59

さすが牧之原。茶畑だらけ。

1/11 10:17

四等三角点 宮ノ谷原。通り道の脇に偶然ありました。

1/11 10:29

どんどん下ります。

1/11 10:47

国道150号線まで出ました。まずはコンビニで腹ごしらえして、ここから春峯踏査へ出発！

1/11 11:20

静波海岸付近。幹線道路沿いなので車通りも多いしお店もたくさん。でも歩いてる人は我々ぐらい（笑）。

1/11 11:38

今回はルート沿いにコンビニが多いので、トイレや食事には困りません。

1/11 12:38

勝間田川や萩間川など、駿河湾にそそぐ川を越えて行きます。かつての修験者たちは泳いで渡ったのかな？

1/11 12:55

出発して4時間を超えましたが、ようやく計画ルートの半分ちょっと。コンビニが本当にありがたい。

1/11 13:45

周辺は大根畑だらけ。あちこちで直売してました（1本50円ぐらい）。牧之原ってお茶のイメージが強すぎて、大根の産地って知らなかった…。

1/11 13:58

ようやく海が見える歩道になりました。駿河湾と富士山！

1/11 14:02

でも防潮堤が完成したら、海は全く見えなくなりそうですね…。

1/11 14:45

出発して6時間。ようやく御前崎市に入りました！

1/11 15:17

マリンパーク御前崎を通過。どうも16:15のバスに乗るにはギリギリっぽいので、ペースをあげて小走りで。

1/11 15:23

ここを右折します。長かった国道150号線＆御前崎ヤシの木通りウォーキングもようやく終了。

1/11 15:25

突き当たりの階段を登ります。疲れきってる脚に堪える…。

1/11 15:30

駒形神社に到着！春峯の通過ポイントです。きっと昔は宿坊があって修験者はここで泊まったんでしょうね。

1/11 15:33

駒形神社は531年に鎮座。元亀2年(1571)に戦火で焼失した本殿は江戸時代初期に再建されたと思われてます。春峯の次の訪問地、白羽神社の元宮とされています。

1/11 15:34

本殿前には六角石燈籠。凝った造形です。

1/11 15:39

無事、16:15のバスに間に合いそうです！次のバスは2時間後なので…。ペース調整するのにヤマレコアプリの新機能Apple Watchコンプリケーションがとても役立ちました。

1/11 15:42

あとちょっとでゴール…。もうヘトヘトです。

1/11 15:50

今回のゴール、御前崎海洋センターバス停に到着！バス2本を乗り継いで菊川駅へ向かい、東海道本線で帰ります。お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 11 Pro 256GB au Apple

装備

個人装備

フリース 長袖シャツ ドライレイヤー（ミレー） ロングパンツ タイツ 靴下 グローブ レインウェア 帽子 ランニングシューズ ザック 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 タオル

感想

きたになおき

山本義孝著「遠州の霊山と山岳信仰〜その源流と系譜」に掲載されている峯中路（春峯・秋峯）を極力忠実に辿ってみる遠州修験回峰行の春峯ルート踏査へ行ってきました。今回は5分割したロード区間の3番目区間「牧之原市細江→御前崎市の駒形神社」です。
山岳とロードを交互に踏査していこうと思っていたので、本当なら今回は山へ行く番なんですが「新型コロナウイルスの感染が増加傾向なので、医療機関に負担をかけるかもしれない遭難等のリスクを減らしたい」「昨年末に山梨県で登山者への猟銃誤射事件が発生したので、登山道ではない薮山歩きがちょっと怖い」「妻のApple Watch『1月チャレンジ』が『ウォーキングまたはランニングで228.9km移動する』だったので、山よりも距離が稼げるロードを優先したい（笑）」などの理由から、前回に続いて今回もロード区間の踏査となりました。山歩きは日が長くなってからの方が安心ですしね。
今回のルートは本に掲載されていた地図の線をできるだけ忠実に辿ったため、車通りの多い幹線道路をひたすら歩くだけのあまり面白みのない踏査になってしまいましたが「鎌倉時代の修験者たちが、途中川を泳いだりしながら、ほとんど何もない海沿いの道を駒形神社まで駆け抜けていくのは、平地といえども大変だったんだろうな…」などと想像しながら、コンビニでスイーツを買い食いするのは楽しい体験でした（笑）。